AIR エアのレビュー・感想・評価
全259件中、81~100件目を表示
ジョーダンに対する母親の愛情の深さ
お母さんとしては、正しく評価してもらいたかったのでしょう。契約をするなら、ナイキ社に。息子であるジョーダンの真価を。
通常のロイヤリティの他に、販売高に応じたマージンを要求したのは、そういうことだと理解しました。評論子は。
(同社から受け取った金員は、社会奉仕活動の原資としたようなので、これらの要求が「強欲」だとか、「この機に私腹を肥やす」とか言うような批判は当たらないように思われます。)
ナイキ社としては、むしろ株主に対する説明・同意の取り付けに苦労したのではないかと推察します。評論子は。本作では、描かれていないのですけれども。
(本作は「実話モノ」ということですから、そのへんの交渉経過にも脚色はないと思つています。)
それは、「売上が立たなければもらえないだけで、すなわち投資を割り込むリスクを負わずに益金部分だけを受け取る」ということを意味するジョーダン母の申し入れは、「株価割れ」というリスクを抱えながら同社に投資をしている同社の株主の目には、随分とムシのいい申し出と映ったことは、想像に難くない訳ですから。
(あくまでも、評論子の推測が当たっているのであればの話ですけれども…汗)
いずれにしても、息子の真価を信じて、少しも譲歩の姿勢を示さなかった母の、息子ジョーダンに注ぐ愛情の深さが、胸に沁みわたるような一本でした。
佳作であったと思います。評論子は。
1人の男が会社を動かす程、情熱や信念があるメッチャ熱いお仕事系ムービー。 本年度ベスト!!
バスケットボールやナイキには興味が無いけどマット・デイモンさん目当てで鑑賞。
これ程リアルな熱い映画とは思わずとても良い作品だった!
ナイキのバスケットボール部門が低迷する中、マット・デイモンさん演じるソニーがマイケル・ジョーダン家族を説得。
競合するコンバースやアディダスからスポンサー契約を勝ち取るストーリー。
当日。まだ学生だったマイケル・ジョーダンの才能をソニーが見つけ契約しようとする展開。
最初はナイキ社内でも危険な投資だと取り合わない中、会社を説得し皆を巻き込んで行く感じが熱い!
舞台は80年代。
登場のポケベルやパソコンの懐かしさに加え当日の人気曲が流れる感じも良かった!
ナイキ社の社訓も良かった!
ストーリーに併せて社訓のメッセージがシンクロする感じで進む展開!
マイケル・ジョーダンの母との交渉も熱かった!
母が金の亡者と思いきや、後に解る善良な方だったとは想定外。
実際のマイケル・ジョーダンが母を尊敬する様なメッセージも良かった!
後半、ソニーが陸上トラックを走り出すシーン。
唯一笑える感じも好感触。
たかがバスケットシューズに、こんなに熱いストーリーがあった事が知れて観賞後の満足度は高め!
連休最終日に鑑賞。
明日から自分は熱い仕事が出来るのか?
不安です( ´∀`)
結末はわかっているのに、スクリーンから眼が離せなかった…
どうやって、ジョーダンを見つけたのか、プレゼンもなにも、当初はスタート台にすら立てなかったNIKEが、どんな手立てを使って、ジョーダンの心を動かしたのか、などなどその過程が興味深々だったからだ。物語はストレートに始まる。時制を崩したりせずに描いていてわかりやすかった。また、スカウトのソニーも人間味にあふれて、妙に偉人ぽくないところも好感が持てた。最初は誰も彼もソニーのやることに反対する。それでも諦めず、ジョーダンにそれこそ人生を賭けた彼に、みんながついて行くようになっていく。そこら辺が、観ていてすごくうれしくなったところだ。みんなもソニーに賭けたんだね。それにしても、ジョーダンの母親は交渉上手だなぁと思った。恐れ入ります。バックに流れた曲も懐かしくて、楽しかった。ハワード役の俳優は声が特徴的で、誰だったっけ?と思っていたが、鑑賞後、データを確認したら、「ラッシュアワー」でジャッキー・チェンと共演していたクリス・タッカーだった。恰幅が良くなってわからなかった。
すべてが想定内の展開って描き方に感じてしまう薄さ
走れ、ソニー!!
バッシュ市場にて崖っぷちだったナイキを立て直すべく、マイケル・ジョーダンに的を絞ってビジネスの賭けに出るチームの物語。
ナイキと言えば誰しも知る超有名ブランドですよね。ブランドと言う概念を知らなかった子供の頃のワタクシでも、アディダス、ナイキ、プーマだけは知ってたなぁ。
さておき、バスケにも靴にも特に興味が無いワタクシに楽しめるか不安だったが、ビジネスドラマとしてコレが面白いのなんの!!
序盤こそ、スカした向こうのビジネスノリに置いてけぼりにされるものの、靴技師ピーターが出てきたあたりからチームの結束も一段と…。
そこからは一つ一つのシーンに、ビジネスリスクの緊張感が満載。
ソニーも有能ではあるがかなり無鉄砲。しかしこのリスクテイクをしなければ大成功ってないんですよね。
そんな彼を取り巻く皆も魅力的。ロブと娘の話は沁みたなぁ…。ソニーの冒険は最早一人の賭けじゃないですからね。
難しいビジネスの世界を題材にしながらも、笑えるシーン満載だし、チームそれぞれの個性や能力をふんだんに使い闘う姿にはこちらも手に汗握る。いきなりビデオストップするのも賭けですよね。この成功の裏にはどれだけの賭けとリスクが…からの、こうして起業した、はトリハダモノ。そしてお母さんもタダモノじゃないですね。
月並みな感想にはなりますが、トップアスリートだけではなく、このビジネスに挑む一人ひとりが本当にスターに見えました。
…ぬくぬくと事務仕事をするワタクシには到底ムリな世界だな。。
改めて、成功をおさめる一握りの…ってのは、何もスポットライトを浴びる人達だけでなく、その裏に立つビジネスマン達も一緒ですよね。
命を懸けて働くカッコ良いビジネスマン達の姿を、是非多くの人達に観て欲しいです!!
地味だけど良い映画でした。
「エア・ジョーダン」のバスケット・シューズが製品化されるまでの実話だそうです。
NIKEは、スポーツ用品の高級ブランドの一つと思っていましたが、「エア・ジョーダン」のバスケット・シューズが製品化されるまでは、アディダスやコンバースの後塵を拝するメーカーということを、初めて知りました。
スポーツ・ブランドのサクセス・ストーリーに興味が有る人は、楽しめると思います。
単純にして、明快な面白さを持つ物語。
すげー面白かった!
働くことを知る人なら、きっと胸が熱くなる
人を行動させるのは、金や技術よりも、人の情熱なんだと感じさせてくれるお仕事エンターテイメントです。
1984年当時のスポーツメーカー・ナイキでは、業績低迷によりバスケットボール部門は撤退の危機。
ソニー(マット・デイモン)は、起死回生の策として新人選手マイケル・ジョーダンとの契約をねらい、名だたる競合他社に打ち勝つべく奔走します。
マイケル・ジョーダンとの契約に焦点があるので、シューズの機能や技術面に関する描写はありません。
全体を通して、言葉の力強さがすごいです。信念や情熱の力強さを感じます。
役者陣がすばらしく、どの登場人物にも迫力があり、セリフに説得力があります。
どこを切り取っても名言・名シーンになりそうです。
特筆すべきは、マイケル・ジョーダンの母・デロリス(ヴィオラ・デイヴィス)でしょう。
すさまじい存在感です。
マイケル・ジョーダンという稀有な存在が引き起こした物語ともとれる本作ですが、そのマイケルを形作ったであろうデロリスの影響力は無視できません。
人としての器の大きさ、母としての愛の強さを強烈に感じさせてくれます。
お仕事ものですがシリアスにならず、ユーモアたっぷりでもあります。
ソニーと代理人・フォーク(クリス・メッシーナ)の掛け合いは抱腹ものです。
王道的なサクセスストーリーですが、とても気持ちよく盛り上げられ、胸を熱くさせてくれます。
あっというまの濃縮の時間でした。
大概おっさんホイホイ
passionが人を動かし、世界を変えた
80年代後半生まれなので、物心がついた時からMJは神格化され、バッシュと言ったらNIKEでした。そこまでNBAに詳しい訳ではないので、MJデビュー前のバッシュ業界で、NIKEは人気がなく、バッシュ部門は風前の灯だったという、衝撃を受ける所から物語が始まりました。結末は誰もが知っている通り、Air Jordanは全世界で空前絶後の大ブームとなった訳です。そこに至るまでの開発者の情熱、掟破りをしてまでチャンスをもぎ取りに行く気持ちの強さに、涙なしには見られない感動を覚えました。
ストーリーだけでなく、マット・デイモン、ベン・アフレックの素晴らしい演技にどんどん魅せられてしまいます。最初はマット・デイモンがいかにも中年太りして、ちょっと萎えましたが、途中から全く気にならなくなりました。
一人の熱いパッションが、チームを動かし、一人の男とその家族を動かし、歯車が噛み合った時、世界を動かした、その過程を観て感動せずにはいられません。良作です。
セリフの掛け合いが面白い
観る前は、ナイキのサクセスストーリーかぁ、、うーんあんまり惹かれないけどマット・デイモンとベン・アフレックだから観てみるかぁ、程度であまり期待していなかったけど、いや面白かった!
話の筋はナイキがジョーダンと契約してエアジョーダンが生まれるまでのシンプルな話なのだが、それぞれのキャラと台詞がめちゃめちゃ面白い。電話越しでソニーとエージェントが話すシーンが笑い無しでは観られない。深刻になりそうなところでも何故か笑ってしまう雰囲気が映画全体に流れていて、それを自然に演じているマット・デイモン初め役者陣が素晴らしい。マット・デイモンの腹の出た中年オヤジもなかなかハマってた。
80年代の音楽、ファッション、車など、当時のアメリカンカルチャーも楽しめたし、バスケファンでもナイキファンでもなくても楽しめるのでおすすめ。
まさにタイムスリップでした。o(^o^)o"
ベンアフがいいとこもっていく
ひと言で言えば、プロジェクトX・バスケシューズに賭けた男たち(例えが古い)みたいな話なのだが、登場人物たちのキャラとも相まって、落ち込むような場面であっても辛気臭さや悲壮感が全然なく、徹底して明るいのがいい。次々と流れる80年代ポップミュージックも陽気さを後押ししていて、かなり楽しめた。
スピーチで魅せる映画、セリフを楽しむ作品でもある。当て書きかと思われるほどマット・デイモンが役にハマっていて、クライマックスでMJママはじめジョーダン一家を説き伏せる弁舌は感動的。黒人差別への目配せも入れつつ、キング牧師の公民権運動の演説に関するエピソードも話題に出してくる。
しかし、ケネディにしてもジョブズにしても米国人はスピーチがホントうまい。日本の政治家も少し見習った方がいいと思う。
全259件中、81~100件目を表示