AIR エアのレビュー・感想・評価
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もの創りの情熱
もの創りの情熱と企業事情はよく衝突する。仕事は金を稼げないと意味がないが、金のためだけにやっているだけで本当にいいのかと、多くの人が自問自答する。しかし、時には採算度外視したやり方が一番金を生むことがある。エアジョーダンの誕生秘話はまさにその好例のようだ。パッとしないメーカーだったナイキがいかに一大スポーツメーカーとなれたのか、そのきっかけとなったエアジョーダン開発の裏には、まだ学生だったマイケル・ジョーダンの才能を見抜き、それに人生をかけた男の情熱が会ったと本作は描く。そして企業を預かる経営者もなんだかんだといいながらそれに賭ける。メーカーとプレイヤーの契約にあり方まで変えたこの出来事は、世界のスポーツ界を一変させる事態だったわけだが、その根底は才能のほれ込んだ人の熱意というシンプルなメッセージが良い。 マット・デイモンとベン・アフレックのコンビを1つの映画で久々に楽しめるのも嬉しい。
Dreams of a Shoe Salesman
A sports drama for the start-up age: the entrepreneurial us mostly not destined to be athletes, rather having dreams set in winning big at the office. Damon's portrayal of Sonny is likeable not just because he is a corner-crossing and cunning businessman, but also he demonstrates what we all want to feel: that we actually enjoy doing our jobs. Also a fantastic account of commercial propaganda.
実話物を盛り上げるベンアフの演出力。
『アルゴ』でも顕著だったことだが、ベン・アフレックは史実を描く場合でも「映画は面白くてナンボだろ!」と言わんばかりにガンガンガンガン盛り上げてくる。しかも盛り上げが上手い。この映画で描かれているできごとがどこまで史実に沿っているのかは把握できてないのだが、例えば『アルゴ』の終盤の手に汗握るチェイスは、完全に映画オリジナルの展開で、実際の事件よりも盛りに盛っている。 本作では、ダイアー・ストレイツのメガヒット曲「マネー・フォー・ナッシング」に乗せたモンタージュで始まり、1980年代のヒット曲を散りばめながら、音楽と編集の力で押しまくる。112分の映画なのに、体感で70分くらいかと思ったほどあっという間だったのは、間違いなくアフレックの技にノセられたのだろう。 ただ、監督の手練手管が主の映画ではあるとも思う。それくらいこのフォーマットには汎用性があって、おそらくベンアフはぜんぜん違うモチーフを扱っても同じくらい盛り上がる映画に仕上げてしまえるのではないだろうか。とはいえ全体的な演出の打率でいえば『アルゴ』の方が勝っていて、正直、今回は音楽押しのシーンでも、上手くいってるところと、穴音楽の勢いででごまかす穴埋め感が混在している。エピローグも、もっとテキパキ処理できたのではないか。こちらとしても、興味を惹かれたキャラクターたちの後日談はもちろん知りたいのだが、盛り上げるだけ盛り上げた後の去り際は潔い方がいい。まあその辺はあくまでも観る側の好みの話ですけども。
猛進するマット・デイモンと突進するベン・アフレックが挑んだ奇跡のコラボ。
がむしゃらさを演じさせたらマット・デイモンの右に出る者はいない。無骨だがガッツだけは人一倍、仲間の大切さもよく理解しているが、時に一匹狼となってでも目標に向かって一心に突き進む。その猛進力は威嚇対象を定めたときの野性の猪のようだ。 『AIR/エア』で特筆に値するのは、マット・デイモンが持つ牽引力を誰よりも信じ、主役に据えて演出に向き合ったベン・アフレックの慧眼と結末に向けての突進力である。 1984年というスポーツ業界史を変える出来事が起こったエピックイヤーを、音楽、ファッション、トレンドなど多彩なフッテージを小刻みにつなぎ合わせて時代の気分(エア)を醸し出す。観客を一気に当時へと誘い込むと粗い映像でマット・デイモン演じるソニーを登場させる。彼のルーティンに追った先では、所属する組織と人間関係、彼に託された使命を一気に開いてみせる。Nikeの社是を巧みに引用しながら、“ただやるだけ”=“JUST DO IT”の精神で、マイケル・ジョーダンという不世出の天才とのコラボとなった“エア・ジョーダン”誕生までの軌跡を一気に見せる。 優れた脚本を手にして描くべきことが定まっている監督のジャッジは適切だ。例えば、セブンイレブンで不健康な青色のスムージーがカップに注がれる絵を一コマ撮ることで、この店を訪れている男=ソニーの不摂生な生活を瞬時に伝える。迷いは一切なし。何故なら、語るべきエピソードは山積していて、余計なことに目を向けている暇はないからだ。だからテンポを損なわない省略の技術が生きてくる。この演出は、ほんの少しの描写でも理解してもらえるという観客への信頼に裏打ちされている。 描かれるべきことに対して猛進する演技で挑んだマット・デイモンをがむしゃらに走るフォードの大衆車とするなら、尻軽感が満載のNikeのトップを演じ、描くべきことに対して的確な演出センスで臨んだベン・アフレックの監督としての突進力は、劇中にも登場する17回も塗装を重ねてパープルトーンとなったポルシェ。ふたりが両輪となって物語をグイグイと牽引する様は、まさに痛快そのもの! この映画にはサプライズが満ちている。これ以上のことは語るべきではないだろう。是非、劇場で!
これこそがスポーツマンシップ
まず、1980年代のバスケシューズ業界に於いて、ナイキはコンバース、アディダスに次ぐ第3位の売り上げに止まっていたという事実に驚く。それまではバスケと言えばコンバースという時代が長く続いていたのだ。そんな悲しい状況を打開するために動いたのが、ベン・アフレック(監督と製作も兼任)演じるCEOのフィル・ナイトであり、フィルから再生のためのミッションを託されたマット・デイモン(製作も兼任)演じるナイキのセールスマン、ソニー・ヴァッカロだ。『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』(98)コンビの復活である。 映画は冒頭から凄まじい台詞の応酬で始まる。そこで若干引き気味になる観客を、ソニーが当時売り出し中の新人プレイヤーだったマイケル・ジョーダンと交渉して、ジョーダンのためのカスタムメイドである"エア・ジョーダン"を発売してバスケシューズ業界はおろか、スニーカー業界に革命を起こすまでを一気呵成に見せて、有無を言わせず高揚させていく。 ポイントは、ソニーがセールスマンとして類まれな嗅覚の持ち主だったこと以上に、スポーツを愛する心とアスリートに対するリスペクトの気持ちがあったことと、ジョーダン側を代表して交渉の席に着く母親、デロリスが、息子の才能に値する条件を堂々と突きつけてくるところ。そんなウィンウィンの関係こそがスポーツマンシップであり、スポーツ大国アメリカの繁栄の基盤になっていることが分かるのだ。 何かと白黒付け辛い時代にフェアネスの尊さを訴えかけてくる映画だ。早くもオスカーが噂されるのも無理はない。
「NIKEはダサい」と選手から敬遠されていた過去から決別 素晴らしい出来栄え
NBAファン、マイケル・ジョーダン(以下MJ)ファン、NIKEファンがハマることは愚問ですが、きちんと企業を描いた作品、情熱をもって業務に取り組むお仕事映画としても秀逸です。 私はNBAファンです。とはいえ、MJはそんなに…、NIKEよりもニューバランス派ですが、マット・デイモンとベン・アフレックが嫌いなはずもなく、作品を観る前は「意外と地味な話だけど大丈夫?」と心配もしましたが、鑑賞後は「あの2人が負け戦をするはずがないよな」と妙に納得したものです。 時代性をとらえたネタが満載だし、音楽もとても肌に合う。そして何よりも、そうそう、仕事ってこれくらい熱情をもってガンガン対峙していたよなと懐かしさも感じさせてくれます。現代の若者たちにはピンとこないかもしれませんが、そこに最も心を鷲づかみにされ、ちょいと武者震いしました。
この二人が共演していることが無性に嬉しい
『グッド・ウィル・ハンティング』を知る世代としては、ベン・アフレックとマット・デイモンが共演するだけで胸躍らずにいられない。本人たちもなんだか無性に嬉しそうで、セリフの掛け合いや呼吸の合わせ方もさすがにバッチリ。その上、今回の題材はAIRジョーダンの商品開発秘話という、まさに80年代のエキスがたっぷり詰まった内容であり、登場人物たちが個性をぶつけ合うドラマとして見応えがある。マットの演じる主人公は低迷するバスケットボールシューズ部門のテコ入れに情熱を燃やし、一方のベンはNIKEのCEO役として、時に意見を戦わせながら、ここぞというところではトップの英断力を見せつける。何が組織の常識を覆すのか。どんな言葉とビジョンが相手を本気にさせるのか。特にジョーダン獲得に向けての母親との交渉劇はチェスのゲームを見ているみたいに釘付けになる。ベンの監督作としても過去の秀作群に見劣りしない文句なしの快作だ。
情熱と革命の情報戦
今はどうか知らないが、バッシュと言えばエアジョーダンである。バスケと言えばマイケル・ジョーダン、ジョーダンと言えばエアジョーダン。 バスケ部だった私も、そりゃできる事ならエアジョーダンを履きたかった。だが、私にはちょっと手が届かないシロモノだったので、せめてメーカーだけでも同じものを、と思ってナイキを履き続けた。 そんな思い出も蘇る憧れのバッシュ、エアジョーダン誕生の物語が「AIR/エア」である。 勝手な思い込みなのだが、てっきりエアジョーダンはマイケル・ジョーダンとナイキが協力して生み出したバッシュなんだと思っていた。NBA選手として活躍しだしてから、「じゃあ貴方モデルのバッシュを作りましょうか」みたいな。 ところが実際は、まだ新人で未知数の選手を「こいつは活躍する!」という見込みのもとに口説き落として契約を結び、実際活躍したら宣伝になるよね、みたいなギャンブリングな話なのである。 考えてみれば、スター選手になったらそりゃあ宣伝効果は抜群だが、スターであるがゆえに契約するのも難しくなのだから当たり前なのかもしれない。 という感じで、全然開発の話じゃなかったのだ。開発はするんだけど、それはあくまでも契約の為だし、むしろ契約が取れるか否かを賭けた情報戦の映画だ。結果がわかっているとは言え、なかなかにスリリング、且つ侠気溢れる情熱の話でもある。 マット・デイモン演じる主人公・ソニーの情熱然り、ベン・アフレック演じるCEO・フィルの覚悟然り。 また、一方でジョーダンの母・デロリスがその才覚からスポーツビジネスシーンに新秩序をもたらす革命の話でもあった。 当時の黒人、それも女性の地位を考えると、どんなにビジネスに長けていても、それを発揮する機会なんてなかなか無かっただろうと推測される。そんな中、ヴィオラ・デイヴィス演じるデロリスは一家の安泰の為、息子の人生の為、経済に「消費される才能」という構図そのものを変革する提案に至る。 今となってはハリウッド映画のギャランティなどにも適用され、当たり前となった契約形態だが、その端緒を切り拓いたのは間違いなく「エアジョーダン」だろう。 マイケル・ジョーダンが特別な存在であることに間違いはない。バスケ少女だった私にとっても彼は別格で、まさに「バスケの神様」としか表現できない存在だった。彼の姿に感動し、彼のプレーに興奮し、「空を“跳ぶ”ってどんな気持ちだろう」と想像しながら、ボールを追いかけていた。 だが、「AIR/エア」を観て最も偉大だと感じたのは、彼の母デロリスの方だ。彼女の存在は息子マイケル・ジョーダンだけでなく、その後に続く若者たちの将来をも変えていったからだ。 たった一足のバッシュに様々な人物の「これがベストの選択なんだ」という気概が乗る物語。ところどころコミカルなテイストなのも面白い、満足のいく作品だった。
エア・ジョーダンの誕生秘話。世の中の常識をぶち壊しながらナイキがマ...
エア・ジョーダンの誕生秘話。世の中の常識をぶち壊しながらナイキがマイケル・ジョーダンと契約するまでの実話で、仕事のモチベーション爆上がりです。本気の姿勢が周りを巻き込み、そして伝説を生んでいくんだな。
信念を貫く大切さ
植田仁です。 映画「AIR」がめちゃくちゃいい映画だったのでぜひシェアしたいと思います。 伝説のシューズ「Air Jordan」誕生のストーリー バスケットをやらない人でも知らない人はいないと思われる「Air Jordan」。 マイケルジョーダンとナイキは切っても切れ離せない関係性だと思います。 今にいたる隆盛があるのも、その結果の原因を作った最初の人がいるからで、マイケルジョーダンとの契約に至るには今までにないチャレンジの連続だったんだということが、映画を通じて知りました。 NIKEのお荷物部署!?バスケットボール部門 かつてナイキがバスケットボールシューズのシェアでは、圧倒的に弱者だったことってイメージがつきますか? 映画の時代は1980年代。 当時バッシュのシェアはコンバース、アディダスの2強。 NIKEのバスケットボール部門は赤字部署で、創業者フィルナイトも部署の存続をどうするか頭を悩ませていたくらいだった。 主人公のソニー(役マット・デーモン)はナイキバスケット部門の創設から関わり、フィルと共に走ってきた盟友のような人物。 ただ、コンバース、アディダス2強の牙城を覆すくらいの働きは出来ておらず、ナイキは苦境に立たされていた。 ・他社に比べプロモーションにかけれる予算は低額。 ・失敗続き、部署として撤退する可能性もあり、部署全体のモチベーションは低い。雰囲気もよくない。 ・マイケルジョーダンはアディダスのファンで、NIKEは名指しで契約はしないと当時言っていた。 ・マイケルジョーダンはまだNBAドラフトされた段階であり実際活躍するか保証はない。 この絶体絶命のような状況からどうやって契約を勝ち取れたのでしょうか? ナイキの社訓 「世界は馬鹿げたアイデアでできている。歴史は馬鹿げたアイデアの連続なのだ」 「馬鹿げたアイデアだと言いたいヤツにはそう言わせておけ――走り続けろ。立ち止まるな」 フィルナイト ナイキ社訓 1. Our business is change. 2. We're on offense. All the time. 3. Perfect results count - not a perfect process. Break the rules: fight the law. 4This is as much about battle as about business. 5. Assume nothing. Make sure people keep their promises. Push yourselves push others. Stretch the possible. 6. Live off the land. 7.Your job isn't done until the job is done. 8. Dangers Bureaucracy Personal ambition Energy takers vs. energy givers Knowing our weaknesses Don't get too many things on the platter 9. It won't be pretty. 10. If we do the right things we'll make money damn near automatic 映画はまさに社訓を表しているかのような大逆転劇でした。 特に下記にまつわるストーリー展開でした。 1. Our business is change.我々のビジネスは変化している。 3. Perfect results count - not a perfect process. Break the rules: fight the law.プロセスより結果が全て。ルールに逆らえ 7.Your job isn't done until the job is done.仕事は完結するまで終わらない 9. It won't be pretty.ラクな仕事なんてない 10. If we do the right things we'll make money damn near automatic.正しい行いは必ず利益を生む 契約を勝ち取れたポイント ・圧倒的なハードワーク ・ライバルの戦略戦術を分析する ・リスクを冒す ・徹底的な準備 ・相手の立場にたって考える ・キーパーソンは誰かをおさえる ・一点集中 ・コミットメント ネタバレしてしまいそうなので、詳しくはご覧になってみられたらいいと思います。(まわしものではありません笑) そもそもプレゼンを勝ち取るまでのハラハラドキドキのチャレンジも手に汗握るものがありました。とにかくソニーに行動力がありすぎて、常識とかルールとか今までこうだったからを気にすると足が止まるようなシチュエーション。 社訓3を見事に貫いていました笑 プレゼンにあたっての周到な準備と根回し。情熱もってやり抜くからこそ、その熱量が仲間や部署に伝播していくのが本当に感動しました。 人生賭けて打ち込んでいくと、人の心に火がつくんだなと確信しました。
銘品の裏にドラマあり。
アメリカの企業についても、ましてやバスケット界についても知らぬまま鑑賞。 一応、エアジョーダンが何であり、どれほど流行ったか、今も人気の商品であるかくらいなら知っているが。 だぶらせるものがあるとすれば、高校球児のプロ入団にまつわるあれこれか。 個人と企業と、収益と将来と。 何ら確証がないままと言えばないまま、まさにお見合いさながら双方の合意で巨額が動く舞台裏は、静かな戦いの連続だ。 そしてそこに夢がなければさもしいだけと、本編、今に続く胸のすく結末となっている。 他社に比べどこか頼りないナイキが、震えながらも大一番に挑む。 ごく普通の、ヒーローなんていやしない人々の奮闘がじん、ときた。 たぶん落ち目のナイキだったから思い切った方向転換や、改革に踏み切れたんだろうなと思わずにはおれず、ピンチはチャンス、乗り越えた面々に言葉を噛みしめるのである。 マットデイモン出演作にはずれなし! 全編、特に冒頭の80年代描写がエモい!
エアジョーダンへのリスペクトを感じる
NBAに特に興味もない私でも知ってるエアジョーダン。ただのスニーカーに付加価値をつけ、世界中の憧れにまで押し上げたのにはこんな物語があったとは。懐かしい曲、車、映像がその雰囲気を作り上げてる。エアジョーダンへのリスペクトで溢れてる。
勇気を出してリスクを取ることの重要さ
バスケットボールのシューズといえばNIKEのイメージが強い。しかし当初の市場シェアはコンバースやアディダスに負けていたのが意外だった。この映画は、NIKEの業績不振のバスケ部門を、マイケル・ジョーダンを具現化した靴であるエアジョーダンを売ることで回復させるという内容だ。 人より大きな利益を得るには、リスクを取って他の人とは違うことを行わなければならない。そして人の心を動かすのは、用意しておいた台本通りの言葉ではなく、心の底にある本音を出すことだということがよく分かる映画だった。
『靴はただの靴だ。 だが誰かが履いた時意味が生まれる』
誰もが結末を知っているにも関わらず、誰もが「オラ、ワクワクすっぞ!」って言いたくなる(はず笑)のすごい映画! 『靴はただの靴だ。だが誰かが履いた時意味が生まれる』 劇中で何度か出てくるこの言葉通り、ジョーダンにフルベットして生まれた伝説が、小気味良いテンポで見事に描かれている。 たった一人の熱量が、次々に周囲に伝播し、ついにはその最初の本人すら乗り越えて大きなうねりになっていく。それが観ているだけで心地良い。 お腹の出たマット・デイモンに自分を重ねつつ、80年代のヒットナンバーに熱くなり、出てくる小物たち(特に、あの角張った電話機!)にもノスタルジーを感じた。 ボーン・イン・ザ・USAの話とか、キング牧師の話とか、ちょっとしたエピソードのチョイスも小粋。 いやぁ、楽しかった!
実話に基づくエアジョーダン誕生物語
ライバル会社との熾烈なプレゼン合戦が繰り広げられるのかと思いきや、社内のネゴシエーションやM・ジョーダンの母親の攻略がメインだった。 軽妙な会話劇とテンポの良い展開、キャラクターの魅力で、結果がわかっていても最後まで楽しめた。 劇中でブルース・スプリングスティーンの『ボーン・イン・ザ・USA』に言及されたのも良かった。 なまじテンションがアガる曲調のため国家称揚ソングと誤解されがちだが、実は真逆の重苦しい歌なんだよな・・・
世界を変えたシューズ誕生!
物心ついたと言うか、バスケを知った時からジョーダンはスーパスターだったし、ナイキも世界のトップだった。 もしこの作品のような事が無かったら?もしジョーダンが怪我などで、あのようなものすごい成績を残していなかったら? 世の中はどうなっていたんだろう? 「スラムダンク」の桜木花道だって、最初のバッシュはエアジョーダンだったし… 内容としては、実話モノなので結果はわかっている分、それほどの驚きは無いけど、掛け合いなとは楽しめるし、この「革命」の裏話を知ることが出来たのは良かった。 時間も短めでサクッと見れるし(^^)b
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