「スニーカファンで映画ファンな俺の丁度いいレビュー」AIR エア たけ(c)さんの映画レビュー(感想・評価)
スニーカファンで映画ファンな俺の丁度いいレビュー
ヘッズ。
スニーカーヘッズ。
スニーカーファンの事をそう呼びます。
ジャニーズファンはジャニオタ、鉄道ファンを鉄ちゃん、マヨネーズだとマヨラーみたいなもんです。
で僕、ヘッズなんすよ、して、エアジョーダン1履いて劇場ですよ。
で、良かった、本当良かった、イチ映画として最高だった。
能天気だったけど輝いてたあの頃、80年代世界の作り込み、コードの有る電話機、燃費無視のデカい車、カーナビ無いから右手に地図、IBMみたいなパソコン、MTVで聴いたポップミュージック。
映画館でシンンディーローパーとか、グーニーズ以来?
キラーワードに、クツ自体に意味は無い!と言い切った決意が最高だった。
ても結局何が良かったって、クツじゃ無く人間が描かれた事ですよ!
いやー、人気スニーカーのアイドル映画だったらどうしようかと。
例えば、麻雀知らなくてもアカギが面白いのは、人生を描いているからですよ、AIRも同じです。
スニーカーじゃ無く人間を描いてるんです。
賭けとして比喩されてたけど、前に進むってリスク失敗を恐れず、信じるって事だと。
一見、病的親バカにも見えるジョーダンママもだけど、ナイキ、まだ大学生アマチュアのマイケルジョーダンにあそこまで社運賭けるって異常ですよ。
でもそこを貫き通す、失敗したら人生終わるけど信念に従おうと、信じべき事を信じ生きる事が大事だと。
良かったなナイキ、全部上手く行って。
お陰で僕もナイキにお金落としてるエアジョーダンいっぱい買ってる、もう履ききれないくらい。
ても、この映画は良かった結末だけど、ナイキになれなかった会社だっていっぱい有るんですよ、社運賭けてトライしたけど失敗した企業。
せがた三四郎が、湯川専務がジョーダンになって、ドリームキャストが100億売れてればセガだってジャストドゥーイットだったろう。
ガンダムが本放送でジョーダンくらい評価を得られていれば、クローバーもバンダイの上をGOT’EMしたろう。
ガッシャの山越えハンマーがガンダリウム合金装甲のアムロのコックピットを貫通していたのだろう。
切ない・・エアジョーダン1シカゴがプレミア価格で全く買えないくらいに切ない。
あ、ガンダムファンはガノタと言います。
@おまけ
この映画の後談なんですけど、
エアジョーダンめっちゃ売れる→
調子乗ってナイキ大量生産→
作り過ぎてワゴン行き→
クソ安だ!って理由でスケートボーダーが好んでスニーカーを酷使→
40年経った現在ではスケーターシューズとしても売ったりするナイキ
アホっぽくて可愛くない?ナイキ。
わかる!
自分もマニアというほどではなありませんが、スニーカーは常に10足ほど持っています。
ジョーダンは履き潰して捨ててしまいましたが、今でも復刻されるたびにとりあえず店頭に足を運んでます。