「アン・ハサウェイの夫というフラットな役」ブルックリンでオペラを La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
アン・ハサウェイの夫というフラットな役
スランプで曲が書けなくなっていたオペラ作曲家が、恋愛体質のストーカー的女性に魅入られる事で転機を迎えるという軽やかなラブコメ。
う~む。「ねばならない」と言う道徳や法の軛から解き放たれて好きな人を好きになり、好きな事をやろうというテーマなのだろうが、話を広げた末のバタバタしたまとめ方が気になり、これで「めでたしめでたし」にしてしまっていいのかなのモヤモヤが残りました。でも、アン・ハサウェイはやっぱり魅力的だなぁ。
そして、これは言わずもがなの事なのでしょうが。これまで悪の頭目やシラノ・ド・ベルジュラックと言った、身長132cmの彼の身体性と無関係とは思えぬ癖の強い役ばかりだった(それこそが僕の偏見なのかも知れませんが)ピーター・ディンクレイジが、アン・ハサウェイの夫というフラットな役だったことに何だかホッとしました。もっともっと役幅を広げて欲しい。
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