「恋愛映画の効能」ブルックリンでオペラを グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
恋愛映画の効能
〝愛を終わらせない方法〟についてスッキリしなかった自分にとっては、ほどよい口直しになりました。これなら恋愛映画として及第点!
少しホッコリ、そして思ったよりじんわりと沁みできます。
自分の気持ちに素直に行動する。
当たり前のようだけれども、世の中そんなに簡単にはいくわけがない。
第一、自分の本当の気持ちだってちゃんと把握できているのかすら、かなり怪しい。
だから、せめて映画の中では上手くいって欲しい。
そして、それを見届けた時、不思議に心だけでなく身体的にも心地よい、ということを再認識しました。
それはさておき。
こんなに愛しているのに分かってくれない。
そこからの発想だけだと単なるストーカーになりかねない。
好きな人の心が自分からは離れていく。
諦めきれないあまり、相手やその好きな人を責めたり、暴力的になったり…挙げ句の果て、すべてが自分に跳ね返ってきて、この上なく惨めな気持ちになる。
そういうドロドロした負の感情ばかりになると、そもそも愛ってなに?早く終わったほうが良くないですか?
と嫌味の一つでもいいたくなる。
この映画、そのドロドロがないのです。
潔いというか、他の生き方、他の居場所がちゃんと用意されているのです。
世の中はこんなに広いのだから、こういうことがきっとどこかの誰かには起こっている!
そう思うだけでとても暖かな気持ちになれるのです。
コメントありがとうございます。
そういう部分ってどの位興収に影響するって考えられてるんですかね? 邦画は副題付けてるケースが多いですが、本編には1字も出て来ませんし。笑い話でマデリーンストウをストローにしろ! と言われたとか・・
お久しぶりです
グレシャムさんからのコメントや共感は『優良』をいただいた位テンション上がります!ありがとうございます😊
…暖かな気持ちになれるラストシーンは一週間頑張ったご褒美になりました