碁盤斬りのレビュー・感想・評価
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草彅剛の静謐ながらも迫力ある演技に脱帽!
落語の人情噺が原作ということですが、
存じ上げないため前情報なく鑑賞しました。
ストーリーはよくある復讐劇といいましょうか
仇討ちものという感じで、そこに驚きはないです。
冒頭、碁を打つシーンが割と丁寧に描かれていて
これがラストにも効いてくるのでなるほどなと
思いました。
それのみならず、
主人公格之進と國村隼演じる源兵衛との友情的な
関係性が築かれていくところが味わい深かったです。
斎藤工演じる柴田兵庫との因縁が描かれてからの
草彅剛の演技、表情や発声、佇まいや所作が
激変し、実にシリアスでヒリヒリする感覚が
鑑賞者にも伝わってきて、目が離せませんでした。
殺陣〜刀を振るって斬るシーンなど、
痛さも感じるくらい迫力があるしリアルなんですね。
白石監督の真骨頂だなと感じました。
また、独特の画面の暗さが当時の時代の照度を
リアルに再現していると思われ、
画面から伝わる質感も良かったです。
音楽は和楽器がエンドロール以外つかわれず、
時代劇っぽくないのが、本作にマッチしていました。
特にピアノ曲なんかは、主人公の静謐さとマッチして
いましたね。
脇を固める役者陣も素晴らしいです。
主人公の娘役の清原果耶を始め、
小泉今日子、奥野瑛太、中川大志、音尾琢磨、
市村正親など、実に味わい深い演技で
本作のクオリティがグッと上がったように思います。
今後、草彅剛の代表作として扱われる映画に
なりそうな気がします。
水清ければ魚棲まず
浅草の貧乏長屋で娘お絹と暮らす柳田格之進。かつて彦根藩に仕える侍でございましたが、訳あって今は浪々の身。浪人ゆえに特に食い扶持もなく娘は針仕事、本人はたまにはいる篆刻の仕事で何とか食いつないでおります。
娘お絹は江戸一、二を争うほどの麗しくうら若き乙女でありますが、独り身の父を放ってはおけぬと嫁にもいかず父の世話を焼いております。今日も今日とて大家からの家賃の矢の催促。
そんな格之進の唯一の楽しみといえば碁を打つこと。碁会所で知り合った商人の満谷源兵衛はその格之進の実直で噓をつけないまっすぐな性格にほれ込みまして、お互い日々碁をたしなむ関係になるのであります。
そんな折、藩からの使いである左門がやってきまして、かつて格之進が藩を追われた件が濡れ衣だと判明いたしました。つきましてはぜひとも藩にお戻りいただきたいとのこと。格之進を陥れたのは柴田兵庫であり、妻を手籠めにして死に至らしめたのもやつであると聞いた格之進は激怒いたします。
彼は妻の敵を討ちに兵庫を探しに旅に出ることにしますが、そこへ源兵衛のところの弥吉がやってきて、うちから五十両が消えたとのこと。その嫌疑を向けられた格之進はまたも激怒いたします。
自分とて武士の端くれ、このような嫌疑をかけられて生き恥をさらすわけにはいかぬ、こうなれば切腹するほかはないとえらい剣幕でございます。
さっきまでの敵討ちの話はどこへやら、それを知った娘のお絹は自分を𠮷原に売り飛ばして五十両を工面いたします。どうか大晦日までにお支払いください、それを過ぎればお絹は店に出しますとキョンキョンは言います。
格之進は五十両を工面するかと思いきや、うっかり忘れていた敵討ちに出かけるのでありました。おいおい娘のお絹はどうする。このままでは清原果耶ちゃんの貞操の危機ではないのか、あのいたいけな果耶ちゃんの貞操がどうなってもよいのか。
聞く耳を持たない格之進。そもそも曲がったことが大嫌いな彼はまっすぐ前へ進んでいきます。役者としてもドラマ「いいひと」でブレイク。スマップメンバーの中で一人くすぶっていた中で花開いた瞬間でございました。それからは来る役来る役いい人の役ばかり、世間からはいい人イメージがつきすぎて、いい人を演じ続けることにストレスがたまりまくって、しまいには酒に酔っておいたをしてしまいます。それからお家騒動がありジャニーズ藩からの脱藩を経て今に至ります。
ああ、お絹さんの貞操の運命やいかに、そして草薙君は見事斎藤工にかたき討ちできるのでありましょうか。
そもそも妻が手籠めにされたというのも疑わしいことであります。醬油顔の草薙君に飽き飽きして甘いマスクの斎藤工によろめいたのが本当のところではございませんか。しかし妻とて不貞を働いた後悔から身を投げたのが真実であったのではありますまいか。
ともあれ敵を見つけた格之進。やはり囲碁侍だけに碁で決着をつけようと言います。相手は強敵、果たして勝つことができるのでありましょうか。
格之進の執念が実を結び勝負あったと思われましたが兵庫はご乱心。ええい、であえ、であえ、周りの人間を仕込み刀でバッタバッタと切っていきます。刀を手にした格之進。まさに映画タイトル通り斎藤工を碁盤の目のように切り刻みます。違うか。
本懐を遂げた格之進、しかし大みそかには間に合いませんでした。もはや果耶ちゃんの貞操は風前の灯火にてございます。そこへ例の弥吉がやってきます。
やはり五十両が出てきたと知った格之進は弥吉と源兵衛に対してその首もらい受けると申します。一度こうと決めたことはけして曲げない実直な男。しかし彼は二人に情けをかけるのでありました。
自分がまじめすぎる故、藩で不正を働いた者たちに気の毒な事をしてしまった。真面目ばかりが能じゃないことを彼は学んだのでありました。水清ければ魚棲まずであります。
そして格之進は兵庫が盗んだ掛け軸を金に換えて、藩を追われた者たちに配るため再び旅に出るのでした。おしまいおしまいと。
柳田格之進
白石和彌監督作と聞き、イソイソト新宿へ💨
タイトルの「碁盤(ごばん)斬り」
声に出したい題名デスヨ
私アラフィフ世代としては、将棋は大体の男子は嗜むものだが、囲碁はあまりと言うか殆どやらない遊戯
子供の頃、父親に仕込まれそうになったが拒否、囲碁はなんか敷居が高い(ルールも今だによくわからず)
囲碁と落語の「柳田格之進」の組み合わせだが、映画自体はすこぶる面白さ
小泉今日子KYON²も出ているが、昔のKYON²より現在のKYON²のほうが個人的には好き
アイドル全盛時のトップリーダーKYON²は当時大人気だったが、アラカンKYON²の現在、適度に熟女感がありながらの相変わらずの可愛さも健在で、個人的にはそそるのです←キイテネーヨ、オワリ!
時代劇映画は不滅
白石監督と音尾琢真コンビの時代劇映画。
時代劇映画は良いですね。
江戸時代の暗闇や蝋燭、吉原の妖艶さなど、街並みやお祭り、桜、富士山などちょっと過剰ですが、それもまた時代劇っぽくて良い。
日本人はもちろんですが外国へ輸出しても良い映画でした。
草彅剛はもちろんですが、清原果耶と良かった。
いまの日本人から見ると、なぜそこで切腹?とか、よく分からない所もありますが、そこもまた良いところですね。
時代劇の華、殺陣のシーンがいまいち。
なんで刀を拾わないのか理解に苦しむ。
白石監督のヤクザ映画でもそうですが、ぎこちないのがリアリティなのかも知れませんね。
あと、タイトルでネタバレしてるのもちょっと残念。原作のタイトルだからこれもしょうがないのかな。
囲碁と落語、もう少し判っていると、良かったかも。。
草彅剛さん演技が光る
怒りの顔が凄すぎる
舞台挨拶の生中継後に鑑賞。
草彅剛という俳優の真骨頂は怒りの表現だと、本当に思います。
穏やかだった主人公が自分に掛けられた冤罪を知ったとき、親しくなった人から盗みの疑いをかけられたとき、その変貌ぶりが怖いくらいでした。
自分の清廉潔白さを悔いるような時がありましたが、最後はやはり自分が信じる正しさのために旅立ったのではないかと。
その前に見せた穏やかな表情に、観てる側がホッとさせられるような、ギャップでした。
斬るんだろうな、斬るんだろうな、と思っていたら
やっぱり斬ります。
前半いい感じ、と思ってたら五十両のくだりあたりから、?となり脚本と草薙ザムライの芝居に違和感が。
ラストにかけて
なんか説明はされていくけど
なんかモヤモヤ。
舞台挨拶に清原伽耶ちゃんがいなかったのはオトナの事情かな、とかそっちもモヤモヤ。
技術さんが素晴らしい
傲慢と善良‼️❓
意外と本格的な映像と演技よのう。
落語が基なので、いかんせん時代考証には目を瞑らざるを得ないのかもしれない、その点は敢えて触れない、でござる。
いやはや、草なぎの演技は、期待を遥かに超えるとものであつた。
それは小泉今日子についても同様。
内容的にはまあまあな起承転結だが、腑に落ちないことが一つある。
正義と清廉を主とする柳田浪士が、なぜ、自分の名誉を守るために娘を売り飛ばすのだろうか、それが武士道とゆうものだろうか。
それなら盗み容疑だけで無く、賭け碁に負けても売り飛ばすのだろうか、基本は同じ、だろう。
彦根藩、吉原、質屋、それぞれ本道は、基本に従い、善良に運営されているのだろうが、システムとしては傲慢な存在自体であることは否めない、時代考証が無茶苦茶な分、そんなところが意外と気になる、のでござる。
映画の品質とは無関係なので、わしの戯言でござる、ごめん、かたじけない。
久々の本格時代劇でした、清原かや、中川大志も含めてみんないい演技でした、照明も本物みたいでした、ありがとうございます😊😭
それなりに面白かったけど、期待しすぎたのかも。
舞台挨拶中継付きで鑑賞。
ネタバレこそ無かったが、トークの中で國村さんが「碁仇or碁敵(ごがたき)」という言葉を使ったのを草彅くんは理解できなかった。それなのに作中で國村さんが草彅くんに「碁仇」と言うシーンがあったのでビックリした。草彅くんは台詞の意味が分かって演じていたのかな💦
本編について気になったのは、「すべてが予定調和すぎ」…というのが言い過ぎなら「丸く穏便に納めすぎ」なのが気になった。
例えば、あの50両にしても、
・消えた50両の行方がずっと引っ掛かっていた。流石に旦那がすっトボケているとは思わなかったけど、番頭か丁稚頭かどちらが犯人なんだろう?と考えていたらまさかの拍子抜けの顛末😓
・盗んだと疑われた50両を都合するために娘が遊郭に預けられ、大晦日までに返せなければ女郎にさせられる…これって「文七元結」ですよね。流石に結末くらいひとひねりさせるかと思ったら(もうお店に出されてしまったとかw)、キョンキョンの粋な計らいでセーフって何それ、文七元結のまんまですやん(笑)
あと、納得いかないのは、
・遊郭で着付けをしてもらって着飾った娘との対比で、足抜けしようとして折檻された女郎が序盤で映っていたが、アレは娘が借金のカタに遊郭で下働きをしている時に「ざまあみろ」とイビられる伏線としか…。
・あんなに恨んでいた(首を刎ねようとまでした)旦那と丁稚頭と再び仲良くなり、娘との縁談を成立させるのはやはりおかしい。親も親だが娘も娘だな。
・狩野探幽の掛け軸を彦根藩に返さないのは、果たして清廉潔白な行いなのかね。たとえそれを売ったお金で自分の巻き添えで辛い目にあっている元部下たちへの援助にするにしても、だ。それを見逃すかつての同僚もなんだかなぁ。
覚悟と覚悟 極めて真っ当な時代劇 テンポの良いアクセントの効いた快作品!
映画タイトルは 最後まで鑑賞するとわかる 囲碁は当然カンケーあるが
真田広之さんの『麻雀放浪記』同様 特に その知識は必要なし 勿論囲碁の知識あった方が より良い
五街道の一つが 草むら見たいの
最後が人によっては できすぎ
と言うのに目を瞑れるかどうかが その人の感覚
現実と異なり 悪には悪の大義がある
へなちょこな チンピラとは違う
主人公も 娘も本気だ
名誉は何よりも大事
だが 色々と 変節するかもな スクリーンで確認してな❗️
遊・関係は❓だがな
いずれにせよ 覚悟 潔さ 感じたよ。
俺にしては 珍しく 舞台挨拶付き鑑賞
市村さん元気すぎ 國村さんは素顔も変わらないねぇ
カンケーないが 俺の好きだった 武田祐子アナウンサーの司会 美しいが 自分同様 時の流れ 年輪を感じた
落語がヒントらしいが 原作脚本の勝利かもな
ある程度 推測させない展開は 非常に面白い
復讐・仇討ち【無料リーフ時点で掲載あり❗️】理不尽な指摘に対するものな
俺マジ🥺感動
東映太秦 松竹京都 撮影所のパワーは最高❗️圧巻のラスト
有料🈶パンフは まとまってて 素晴らしい 負担にはならない 部分読み容易だし
有料🈶パンフ中の コラム 草なぎさんを 笠智衆 高倉健の後継みたいに書いてあった。
そもそも 笠智衆 虎さんの御前様の前にお父さんだから チト高倉健とは違うよね
ただ 草なぎさんには頑張ってもらって 笠智衆 三船敏郎 的になってほしい 応援してます
監督 『孤狼の血 LEVEL2』作った人とは思えない 時代劇初作品 俺的には快適カタルシス作品テンポ良し
話の筋も 単純ではないが キチンと整理されてて誰でもOK映画
ツッコミどころはありますよ ただ 中規模器に@30人は不当な評価 もっと3倍くらいお客さん入っても良い好作品
時代劇があんまり趣味でなくても大丈夫 歴史知識は不要です。
意外なストーリー ぜひ劇場で確認して
オレもうやる気ないから いつもの5分の1くらいでテキトーに書いてたが
長文すまない🙇
舞台挨拶付き上映(ライブビューイング)
というものを初めて体験した。草薙ふざけたり真面目な心情を述べたり。
30分ほどのライブ中継の最後は撮影タイム、中継先の方も写真撮ってください!って。
囲碁を少し知ってたから、吉原の主との詰め碁の場面で出てきた『石の下』は、、、と思った。
確かにはじめの國村さんの打ち方は嫌になる。
音尾さんの番頭の考え方もゲスの極み。
草薙の顔の芝居は素晴らしかった。
彦根藩時代の場面が少なくて、草薙の進言でどれだけの不正が暴かれたのか、判りにくかった。
仇討ち道中で何があって心境の変化があったのか?
まあ、どんなことがあれば、吉原の廓の女将と知己になるのかな?
娘の行く末を託すほどの仲とは。
娘をカタに置いて行くっていうのも理解出来ない点の一つ。
親戚の手代?中川は自分の意見なさ過ぎる。番頭の考えで動くか?親戚なら店の主に話をするだろう。
裏長屋までお供を何度もしているのだから。
情、仏、鬼
最初は
碁盤切りみてきました
次の中村主水に草彅剛を推薦します
会社員として40年過ごして来ました。世間では
●清廉潔白は目指すべきものながら清濁併せ呑む度量もあるべき。
●知に働けば角が立つ、情に棹させば流される。
●事実はひとつだが真実は関わった人の数だけある。
●正論と己の価値観、正義は他人を追い詰める。
などを学んで来ました。
世が変わってもそんなことなのかなぁ。
楽しめました。薄野原を行くシーン、祭りの華やかな提灯屋台、江戸の街並、長屋、碁会所、殺陣、和装、髷などほんの少し前の日本は世界的にも稀有な美を愛でて暮らしていましたね。
囲碁の石の下という手筋の伏線もちゃんと回収されて安心しました。
藩に戻る事を良しとせず後輩の邪魔にならないよう、老害とならないよう身を引くのは良いですね。
然しながら弥吉を救う為に50両を工面したのに50両が出てきたら首を貰うって格之進の論理が破綻してませんか?
また武士として二言は無いとか、汚名を着せられたまま生きるより腹を切るとか、人を殺めて本懐を遂げるとか、殺めてもお咎め無しとか物語を無視したら危険な発想ですね。
そしてラスト
斬鉄剣だったのか!
いやさすがに碁盤は一刀両断出来んだろう
次の中村主水に草彅剛を推薦します。
私は床に座るよりイスに腰掛ける生活なので脚腰痛いだろうなと思いましたよ。
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