劇場公開日 2024年5月17日

「結末に納得できずにモヤモヤ」碁盤斬り バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0結末に納得できずにモヤモヤ

2024年6月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

なかなか面白い切り口の物語でした。
ただ、草彅さんにはまだきつい役柄だった
ような気がします。
おなじく斉藤さんも。侍の持つであろう
葛藤ってのと重みってのが伝わらないんです。
國村さんが素晴らしいので悪目立ちしちゃいました。

それと、本作ってどこに比重を置いているのか
良くわかなくなってしまったんですよね。
一体の作品のテーマは何だったのか?と。
あの命を懸けた決心はなんだったんだ?と。

主人公が己のポリシーを曲げてまでやりたかった
ことって「それなの?」とかなりのポカンとなってしまった
ラストの展開がその原因です。
さらに「相手はその人?」って。

親子そろってどれだけ柔軟になってんだよ!って。
それで一気に冷めちゃったなぁ…。
あの展開はひどいですよ。

それと、草彅さんも斉藤さんも殺陣、
もっと練習してほしいです。時代劇やるなら。
殺陣の説得力って大事だと思うのです。

バリカタ
katowankenobiさんのコメント
2024年6月8日

もはや正しい時代劇を作れる監督は存在しないのでしょう。もし黒澤明の映画に一度でも出ていれば斎藤工も草彅剛ももう少し侍らしい動きができたでしょうね、

katowankenobi