「キョンキョンは熟女感が増しすぎ」碁盤斬り ジョンスペさんの映画レビュー(感想・評価)
キョンキョンは熟女感が増しすぎ
時代劇は積極的には観ないのだが(例外は昨年の藤枝トヨエツ梅安)、白石和彌監督とあって鑑賞。てっきり暴力系時代劇(?)かと思いきや正統派という感じ。清原伽耶が相変わらず美人すぎちゃって、この時代にこんな顔貌の日本人いたのか?と思う一方、時代劇にマッチする侍顔の草彅君の落ち着きからのブチギレぶりや、國村隼のおいしい役どころ、斎藤工の巨神兵感など楽しめた。前後のピントを多用したり、グーッと顔に寄っていくなど安定したカメラもよかった。ちなみに囲碁は全然知らなくてもオッケー。
柳田の彦根藩での過去バナは言葉で語られるだけなのでそこはぼんやり感はあるものの、話は手堅く予定通りの大団円という感じ。ただし、直近話題となった芸大の吉原炎上案件を出すまでもなく、キョンキョンところの遊女たちだけはラストの展開を素直に喜べねえだろと思ってしまった。
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トミーさんのコメント
2024年6月4日
コメントありがとうございます。
確かに碁盤を両断して怒りを鎮めたんですが・・気まずい娘夫婦から逃げ出し、とばっちり補償終了後は切腹しそうな気もします。左門にも累が及びそうだし、一人でエクソダス! とは。お庚さんと一緒になり武士を捨て、女郎屋の主人に収まる位の“転向”が必要です。