「映画館へ行く価値はあった。」碁盤斬り まーツンさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館へ行く価値はあった。
キャスト、演技、美術、脚本、演出、どれもハイレベル。そして、主人公・草彅剛氏は流石の貫禄で圧巻だった。満足してエンドロールを全て見て退席した。
何か突き抜けるものがあれば、語り継がれる名作となったであろうが、そう言う意味では、あともう一押し欲しかった。山場はやはり、囲碁の対局やその心理戦となろうが、ここに鬼気迫る臨場感を出すことの難しさはあったと思う。しかし、ここの描写に凝るとテーマがブレるし・・とか色々考えながら帰路を楽しんだ。
まぁ、そもそもは、天才・草彅剛氏の演技を堪能しに行った訳であって、その目的は達成できた。
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