「いい映画だったが不自然な場面も目立つ」碁盤斬り ジュンヤさんの映画レビュー(感想・評価)
いい映画だったが不自然な場面も目立つ
クリックして本文を読む
タイトルの「碁盤斬り」がそのままオチになっていて、ラスト付近までそれに気づかせないのは見事だった。
「碁の続きをしましょう」と言われて、主人公が黙って立ち去る意味を考えさせられたが、全ての元凶になってしまった囲碁と決別したということか、人の代わりに碁盤を切ってしまった事で自分には碁を打つ資格がないと思ったのか、どちらかだと思う。
不自然な点は、敵役の柴田兵庫があまり悪者に見えなかったところ。妻に乱暴をしたひどい奴という事になっているが、真面目な人に見えるので真相は違うのでは?とか思ってしまう。
もう一つは碁打ち仲間の権兵衛。親友が50両を盗んだかどうか確かめにいくなら、自分で行くのでは?仮に弟子の弥吉が勝手に行ったとしても、もし勘違いであったなら自分の首と主人の首が飛ぶという大事な約束を、確信もない状態で主人に黙ってするか?と思う。
敵討ち、50両の借金の形に遊郭に売られる娘を助け出す、碁盤斬りのストーリーの流れは良かったけど、原因が気になってなんかスッキリしなかった。
そして入場特典で50両の紙もらったけど、これどうするの?トイレの入り口に隠しとけばいいの?
コメントする