劇場公開日 2023年4月7日

  • 予告編を見る

「地球との遊び方」イントゥ・ザ・ネイチャー 自然が教えてくれること shironさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0地球との遊び方

2023年4月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

グランドシネマサンシャイン池袋のIMAX初体験!
映画仲間が口を揃えて「良い」という劇場は、エスカレーターのポスターがそのまま映画の歴史になっています。
素敵なラウンジに、各階それぞれコンセプトのある展示物を見るだけでも楽しい。

真四角に見えるスクリーンは、座席からの遠近感覚がおかしくなります。
今までT・ジョイPRINCE品川のIMAXがお気に入りでしたが、傾斜角も似ていて…
目の位置にスクリーンがあるというか、
目の前にスクリーンを感じるというか、
とにかく没入できます。
3Dじゃないのに奥行きを感じるので、ダイナミックな景色の探訪にはうってつけでした!

コロナを経て私たちは、映画を体感する魅力を再確認できた気がしています。
お家や移動時間に映画を手軽に“見る”楽しさと、劇場に足を運んで特別な空間のなかで映画を“体感”する楽しさ、両方選べるなんて、とっても幸せ。

前置きが長くなりすぎで申し訳ない。

人が辿り着けないような絶景を楽しむ映画だと思っていましたが、子供たちに自然と触れ合うきっかけを作っているジョン・ヘリントンさん達の活動のドキュメンタリーでもあります。
自然を体感できる様々なアクティビティも紹介されます。

日本語版のナレーションが宇宙飛行士の野口聡一さんで、何故?と思いましたが
実はジョン・ヘリントンさんとは宇宙飛行士仲間!しかも同期でずっと一緒に訓練を受けていて、宇宙に行ったのも、ほぼ同じ時期。子供も一緒の小学校に通う関係だったそう。
英語版のナレーションはモーガン・フリーマンさんらしいので、それも聞いてみたいですが、
野口さんの暖かい声がとっても心地よく、大自然に抱かれる感じがしました。

日本語版のナレーションのなかでは、野口さんの実体験も語られます…
ジョン・ヘリントンさんにも野口さんにも共通するところですが、地球を“生きている生命体”だと感じてらっしゃるところが非常に印象的でした。
トークショーで「何故そう感じるのか?」と聞かれて野口さんは
=「宇宙から生きている地球を見たから」としか言いようがない。
新人の頃に毛利さんが「地球は回っている」とおっしゃっているのを聞いて「当たり前の事を言うなぁ。」と思っていたけど、実際に船外活動をしている時、自分と地球の間に隔てるのもが何も無い状態で目の前にある本物を見ると、地球が回っているのがわかる。空の雲や海がいろんな表情を見せてくれる。地球は生きていると感じる。=
と答えてらっしゃいました。

そうか。この映画は地球という生命体と触れ合って仲良くなる方法。
28ヶ所それぞれのヒントをもらえる映画だったのか。

shiron