コカイン・ベアのレビュー・感想・評価
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意外としっかりした作り
ちょいと出血量の多いコメディ
実際にコカイン食って死んだ熊の話を広げて作ったらしい今作品。
作中ではこぞってバカなキャラクターがドンドン死んでいくので、こう言うおバカ映画好きは楽しめる。
ただ「あ、こうなるな」と予測の付く展開が続くので自分は途中でちょっと飽きてしまった
笑わせに来てるのも分かるが自分には合わない笑いだったので残念だった。
コカインの欲に駆られた人間と麻薬中毒になった熊の戦いもお馬鹿映画らしい展開に終止するので小芝居風味が強く緊張感はほとんどない。
麻薬中毒者の感覚に合わせているんだろうか?と思うほどだ。
この作品でもっとも感心したのはこの内容で熊のCGが思ったよりはるかに上等な出来だった事である。
ヒドイB級サメ映画を作り続けてるアサイラムとかの製作費がなんぼ掛かってるか知らないけど、それらは比べ物にならないくらい良い出来である。これは余裕を持って作られたおバカ映画であるとはっきり言えるが、もっとハッキリ言えるのはおバカ映画ファン以外の人は話題の為にムリに観てまで…と思う内容。
私自身は「コカインベアー観た~(笑)」と言いたくて観た気もする(笑)
子熊が可愛い
サイコーのコンセプトを超えてくる
Amazonレンタルで鑑賞。
ギャングが飛行機から落としたコカインを食べたクマがラリって、次々に人間を襲うというコンセプトだけでももう面白いのに、ゴア表現も割としっかりあるし恐ろしくも可愛いクマちゃんの映像や物語のテンポもよくてただでさえサイコーなコンセプトを超えてくる。
しかもこれ、実話ベースだというから驚き。といっても実際にコカインを食べたクマは過剰摂取で死んじゃったのだとか。
つまり、この作品は、タランティーノの「イングロリアス・バスターズ」や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」と同じく、人間のせいで不遇な最後を遂げたクマが映画の中で復讐する映画なんだよね(違?)
クマに殺られるのは、大体殺られても心が痛まないキャラなので、中盤以降は「いいぞクマちゃんもっとやれ!」ってなる。
ラリックマ
森林公園上空を飛行中のセスナから麻薬の運び屋が大量のコカインをばらまく。そうやって逃げるつもりが、ラリっていた運び屋はパラシュートが開かずお陀仏。
森にばらまかれたコカイン。
それを食べてしまったのは…、クマ!?
♪︎ある日 森の中 クマさんが ラリった
…なんてつい口ずさんじゃうようなよくもまあおかしな話を思い付いたもんだと思うが、何と1985年にアメリカで実際にあった事件が基。
まさに事実は小説よりキテレツ!
それが受けて昨年アメリカでSNSを中心に大バズり。本作もスマッシュヒット。
昨年のアカデミー賞授賞式にこの“コカイン・ベア”が登場したのを覚えている方も多い筈。
実際にはクマは薬物の多量摂取により死亡。
本作はこれに着想を得て、話は面白おかしく大胆創作。
麻薬の運び屋がコカインをばらまいたニュースが地元を賑わす。最初にそのクマと遭遇したハイキング中のカップルを皮切りに、麻薬王とコカインの回収を命じられたその息子と売人、追う刑事、レンジャー、滝の絵を画きに森に入った少女と友人、その看護師の母親…。群像劇スタイル。
そんな彼らに、ラリったクマが襲い掛かる…!
はっきり言ってしまおう。THE B級!
話も単純で、台詞ややり取りも脚本家がラリって書いたんじゃないかと思うくらい。
アニマル・パニック×ブラック・コメディ。結構グロさもあり。だけど、メッセージ性はほぼ皆無。
おバカと笑いとグロのエンタメに徹し、これを監督作に選んだエリザベス・バンクスのユーモア・センスに天晴れ!
キャスト陣も振り切った笑演、快演、怪演。
本作が遺作となったレイ・リオッタに合掌。最後まで十八番のマフィア役を演じてくれました。
登場するアメリカクロクマは本来は人を襲わないという。
そんなクマを錯乱させたのは…。
エゴや欲だらけの人間を滑稽に描き、メッセージ皆無と書いたが、実はそれとなく織り込んでいる。
娘を探す母親。クマも母グマで、子供を守りたいだけ。
ラリったクマには確かに遭遇したくないが、つぶらな瞳が可愛らしい。
狂暴さと可愛らしさとコミカルさ。クマ自体はCGで描かれるが、芸達者!
意外や爽快なラストまで、95分。
ラリった気分で気軽に楽しめる。
あ、本当にラリったらダメですよ。
レイ・リオッタよ永遠に…
実話だって。
覚醒剤やめますか、それともクマやめますか。
熊好き大満足
めちゃくちゃ公開を楽しみにしてたので、面白くってニッコニコで映画館出てこれて幸せでした〜。
好きなところは
熊=山の神の怒りと堪えられるような、人間の身勝手さに対する怒りとして熊が描かれてる。
熊がCGなので、登場した瞬間に動物に危害が加えられてない映画として安心して観れる。
熊がメスで子グマも出てくるとこ(エンドロールの最後めちゃかわいい)
きっちりバイオレンス。
ダークな笑いで、私的にはかなり好み。(セリフの翻訳も良さそう。)
ちょっと面白い感じでテンポ良くどんどん人が死んでいくのも良い。
色んな立場の人が熊がいる山にどんどん集まっていく群像劇スタイルで面白い。
物語の主軸が親子の絆もの
だけどベタベタしたハートフルさがないし、そうゆうハートフル映画へのメタな台詞があったのも笑った。
特に良かったと思ったのは母と娘の健全な絆を演出するのに、変な説明セリフなしで
夜勤明けにもかかわらず、いなくなった娘をやれやれって感じで迷わず探しに行く母親の行動だけで(ボーイフレンドにうつつをぬかしているが)信頼できる母親像を示しているのも好感度MAX。
そしてとにかく熊かわいい。熊好きとして大満足。
エンドロールが80年代エンタメ映画のちょこちょこ色んな後日談のシーンを挟みならがのエンディング最高。
娘役はフロリダ・プロジェクトのムーニー役の子で大っきくなったねぇってなっちゃった。
レイ・リオッタも出てたしキャスト面も面白かった。
最後までこんな映画出てくれるレイ・リオッタいいな。
この感じのクオリティで楽しめるB級エンタメ映画
定期的に観たい〜!あーーー楽しかった!!!!で映画館から出れる幸せ!!!!
弾丸のように突っ走る快作
嬉しい上映時間95分。
ハリウッドメジャースタジオが、気軽に見れるB級映画をまだまだ作ってくれるのがまた嬉しい。でもメジャーだけに手抜き無いと言うか、クオリティは高い。演出はコメディタッチだけどR指定動物パニックものなので、グロいの苦手な人はご用心。フザけた内容と言えばそれまでだけど、実話であり、実際の熊はコカイン中毒で死んじゃったとか。
製作のクリス・ロード&フィル・ミラーは大好きな「レゴ・ムービー」や「スパイダーマン/スパイダーバース」を撮っていて、実写でもコメディが得意な人たち。でも「スターウォーズ ハン・ソロ」をクビになってしまったが、そこでの繋がりかハン・ソロを演じたオールデン・エアエンライクがメインキャストにクレジット。親しみやすいイケメンで演技も悪く無いので、良作に巡り合えば大スターに化けそう。
でも一番の注目は女優のエリザベス・バンクスが監督。美人だけどちょっと変わった雰囲気で、役もそんなのが多いけど、何かこの映画の性質にピッタリな感じ(笑)。
日本人にはタイムリーなラリックマなあくまのくまさん
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