コカイン・ベアのレビュー・感想・評価
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本当は人を襲わないクマさん
エリザベス・バンクス監督はすごい!残酷でヤバい内容ではあっても実話をブラックコメディに仕立て上げるなんて笑いのツボを知ってる感じ。ちょっと新鮮。麻薬の中でも最悪のコカインなのだから・・・
売人、レンジャー、チンピラ、カップル、子どもたちとママ、救急隊、警察、そしてクマ。すべてはコカインが悪の根源であることは明白だし、振り回された人たちの善と悪を描いたのも見事。ボスの息子は恋人を失い更生しようとしていたし、指を失ったダヴィードもなんだか憎めない。ただし、チンピラの一人が生き残ったのは、新たな悪が生まれたといったところか。
この作品が遺作となったレイ・リオッタの悪党ぶりは凄い。まだまだ現役を続けてもらいたかったなぁ。また、子を思う親という構図はディーディーママとクマ親子とをシド親子に対比させているところなんてニクい脚本。とにかくドラッグは身を滅ぼす!そんなメッセージも少なからず感じ取れた。
ラリっているクマさんには気をつけて✌️
さすがアメリカですね
日本じゃなくてよかった
アメリカでの話、運び屋がコカインを飛行機で運んでいるとき、捨ててしまい、自分も飛び降り死んでしまう。
そのコカインをクマが食べてしまい、中毒になり凶暴さが尋常ではなくなる。
ボスから回収を命じられた男や、近くに住む子どもたちが巻き込まれる。
レイ・リオッタはまたもや食べられてしまう役だった。
意外としっかりした作り
ちょいと出血量の多いコメディ
実際にコカイン食って死んだ熊の話を広げて作ったらしい今作品。
作中ではこぞってバカなキャラクターがドンドン死んでいくので、こう言うおバカ映画好きは楽しめる。
ただ「あ、こうなるな」と予測の付く展開が続くので自分は途中でちょっと飽きてしまった
笑わせに来てるのも分かるが自分には合わない笑いだったので残念だった。
コカインの欲に駆られた人間と麻薬中毒になった熊の戦いもお馬鹿映画らしい展開に終止するので小芝居風味が強く緊張感はほとんどない。
麻薬中毒者の感覚に合わせているんだろうか?と思うほどだ。
この作品でもっとも感心したのはこの内容で熊のCGが思ったよりはるかに上等な出来だった事である。
ヒドイB級サメ映画を作り続けてるアサイラムとかの製作費がなんぼ掛かってるか知らないけど、それらは比べ物にならないくらい良い出来である。これは余裕を持って作られたおバカ映画であるとはっきり言えるが、もっとハッキリ言えるのはおバカ映画ファン以外の人は話題の為にムリに観てまで…と思う内容。
私自身は「コカインベアー観た~(笑)」と言いたくて観た気もする(笑)
子熊が可愛い
サイコーのコンセプトを超えてくる
Amazonレンタルで鑑賞。
ギャングが飛行機から落としたコカインを食べたクマがラリって、次々に人間を襲うというコンセプトだけでももう面白いのに、ゴア表現も割としっかりあるし恐ろしくも可愛いクマちゃんの映像や物語のテンポもよくてただでさえサイコーなコンセプトを超えてくる。
しかもこれ、実話ベースだというから驚き。といっても実際にコカインを食べたクマは過剰摂取で死んじゃったのだとか。
つまり、この作品は、タランティーノの「イングロリアス・バスターズ」や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」と同じく、人間のせいで不遇な最後を遂げたクマが映画の中で復讐する映画なんだよね(違?)
クマに殺られるのは、大体殺られても心が痛まないキャラなので、中盤以降は「いいぞクマちゃんもっとやれ!」ってなる。
ラリックマ
森林公園上空を飛行中のセスナから麻薬の運び屋が大量のコカインをばらまく。そうやって逃げるつもりが、ラリっていた運び屋はパラシュートが開かずお陀仏。
森にばらまかれたコカイン。
それを食べてしまったのは…、クマ!?
♪︎ある日 森の中 クマさんが ラリった
…なんてつい口ずさんじゃうようなよくもまあおかしな話を思い付いたもんだと思うが、何と1985年にアメリカで実際にあった事件が基。
まさに事実は小説よりキテレツ!
それが受けて昨年アメリカでSNSを中心に大バズり。本作もスマッシュヒット。
昨年のアカデミー賞授賞式にこの“コカイン・ベア”が登場したのを覚えている方も多い筈。
実際にはクマは薬物の多量摂取により死亡。
本作はこれに着想を得て、話は面白おかしく大胆創作。
麻薬の運び屋がコカインをばらまいたニュースが地元を賑わす。最初にそのクマと遭遇したハイキング中のカップルを皮切りに、麻薬王とコカインの回収を命じられたその息子と売人、追う刑事、レンジャー、滝の絵を画きに森に入った少女と友人、その看護師の母親…。群像劇スタイル。
そんな彼らに、ラリったクマが襲い掛かる…!
はっきり言ってしまおう。THE B級!
話も単純で、台詞ややり取りも脚本家がラリって書いたんじゃないかと思うくらい。
アニマル・パニック×ブラック・コメディ。結構グロさもあり。だけど、メッセージ性はほぼ皆無。
おバカと笑いとグロのエンタメに徹し、これを監督作に選んだエリザベス・バンクスのユーモア・センスに天晴れ!
キャスト陣も振り切った笑演、快演、怪演。
本作が遺作となったレイ・リオッタに合掌。最後まで十八番のマフィア役を演じてくれました。
登場するアメリカクロクマは本来は人を襲わないという。
そんなクマを錯乱させたのは…。
エゴや欲だらけの人間を滑稽に描き、メッセージ皆無と書いたが、実はそれとなく織り込んでいる。
娘を探す母親。クマも母グマで、子供を守りたいだけ。
ラリったクマには確かに遭遇したくないが、つぶらな瞳が可愛らしい。
狂暴さと可愛らしさとコミカルさ。クマ自体はCGで描かれるが、芸達者!
意外や爽快なラストまで、95分。
ラリった気分で気軽に楽しめる。
あ、本当にラリったらダメですよ。
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