「話題のさなちゃんママに会いに※」ミンナのウタ 井もさんの映画レビュー(感想・評価)
話題のさなちゃんママに会いに※
行ったらワ〇ピのウタfeat.清水崇だったみたいな感じです。ちゃんとホラーではあるんだけれど、「ミンナノウタだよ…(怨念)」と感じました。歌の世界に魂を取り込みたい系病んだ女の子。
超個人的意見です。
ネタバレが多いので気を付けてください。
つい最近前作を観たばかりでもあるので、そっちのイメージもあります。
・序盤の怪奇現象が、登場人物の足元に重なる霊の足元といい、目をかっ開いて「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙…」とズルズル迫ってくる姿といい、これはジャパニーズホラーのテンプレなのか、それとも監督のテンプレなのか。
・奇怪ゾーンに飛び込んだら過去に飛んで怪奇現象の元凶を救う(救ったのか?)のは異世界ベースの前作と重なる。(「さなちゃんに寄り添えないかな…?」って優しすぎん?!?)
・女性が女性を救う構図なのは監督の傾向?
・ダイナミック自殺に引く。掃除機コード長くね?疑問に思わず頑張って引っ張る両親、殺意あるよね?
・GENERATIONSが本人役として登場なのは良いのですが、メインボーカルの人は俳優業はしないとのことで呪い回避。ライブシーンには居る…ん?
・一人関西弁の人が霊感強くて不思議怪奇世界に取り込まれてしまうのは、そういう流れが好きなオタクホイホイです。敬語なの良い。中務さんって言うんですね注目していきます。
・関口メンディーはウメンディーのイメージが強く、度々脳裏にチラついて落ち着けませんでしたが、演技良かったです。
・廊下のシーンで流れる曲が確かワ〇ピの主題歌なのも余計この映画ワ〇ピのウタfeat.清水崇?を加速させました。
・「オレは協力しないよ」からの「オレがリーダーだから」という姿勢のイケメン、株が上がるぞ〜!
・チャラさ(?)と演技の上手さが両立してるイケメン達。普通の状態から無表情になる所が良い。パフォーマーとしての表情しか見たことが無い人の目が据わった顔は、なかなか見られないから余計に良い。
・なんと言ってもこの作品の主役はマキタスポーツさん。探偵さん、仕事成功したはずだから家族旅行してね…。何気娘の髪色がカラフルではなかったので、序盤で何か動きがあるかと思ったらそうではなかった。何か起こりそうで違うのが清水崇?それとも探偵宅に帰ってきて欲しくてわざと髪の色カラフルって言っただけ?
・首を掻く、ペンカチャカチャ、指トントンに注目していたら案の定。
・良いロケ地があるものだなぁ。
・独特な文字の歌詞は見せるだけだった。
・さな家のその後どうなったん?
・掠れた音と声、アナログ機器のノイズが大好きなんやろな〜。
・エンドロール後のパートで匂わせ好きなんやろな〜。
・GENERATIONSとマキタスポーツと早見あかり以上にさな役頑張ってるから大きな仕事あげて欲しい。
・登場人物多いから逐一名前の 確認が入ってて優しい。
この作品は番宣の時から遊びまくってますね。
そう感じる理由↓
・ホラーで紹介しておいて「怖すぎてごめんなさい……うそだよホラーだよ!登場人物シークレットだよ!」という映像を流した。
・GENERATIONS参加です!と解禁し、楽曲もGENERATIONS。
・公開日にAIで人間の恐怖を感じたときの数値?も計測したらしく、その業界への貢献もある。
・「さな」という新しいジャパニーズホラー像を確立しつつある。
その他
あ!ミンナのってそういう事か!!と思うのと同時にみんなの音でパーカッションすなやwというツッコミが治まらず。サンプリングしたなら完成させろや〜!誰がカセットテープ送ったんや〜!30年に何の意味も無かった〜!
さなちゃんママのしつこさにもういいもういいと感じました。(コンニチハ母さんやん!と笑えたり。)途中もはや面白くなってくる。さな母のシーンでどよめきが起こったと聞きますが、モーニングショーだったので人が少なく体感できず。ただ、「あぁあこれが!」と納得&面白で良かったです。
ここでこれだけ感想が書けてしまうのも面白かったからだと 思います。
若者にウケるホラーを模索しているのかなとも思いました。夏休み公開な上、ミンナノウタはひとつの音楽グループが関わっていることもあり、面白く作られたのかなと感じます。
今年のハロウィンは制服で自販機の下ガサゴソで決まりですね。