配信開始日 2023年3月17日

ボストン・キラー 消えた絞殺魔のレビュー・感想・評価

全7件を表示

5.0「SHE SAIDシー・セッド」と見比べよう

2024年1月12日
Androidアプリから投稿

2人の女性記者が巨悪に挑む姿は、「SHE SAID」と同じ。
本作は、ずっと昔が舞台。
「男は仕事、女は家庭」が当たり前の時代。
悪党だけでなく、「男尊女卑」「セクハラ」とも戦う彼女らは男の目から見ても「カッコいい」

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みっく

3.0ロンドンじゃないよ

2023年6月12日
PCから投稿

着衣や街並みや車など時代考証が精妙だった。記者の葛藤や逡巡が描かれ、スポットライトやゾディアックを思わせた。話題になっているShe saidもそうだがこの分野(記者目線の事件簿)は秀作が多い。本作も手堅いつくりだった。
が、おとなしい印象。こぢんまりとまとまった。

個人的なポイントはナイトレイのせいでボストンがロンドンにしか見えないことw。半分冗談だが半分本気で、ナイトレイ=イギリスのイメージが固着しているので、それが街を変えてしまうのだった。そういうエレガンスをもっている人だ。

共演はGBアフターライフに出ていたキャリークーン。姐御役だがナイトレイといると米英競演のように見えた。
男性陣はクリスクーパーはじめいぶし銀ぞろい。
かならず変人や病者を充てられる江頭似のDavid Dastmalchianも容疑者をやっていた。値千金なクセ顔。(奥方Evelyn Leighはすごい別嬪さんです。)

絞殺魔の事件簿であると同時に60年代初頭の性格差を語る映画でもあった。
現代社会では差別に相当する「女だてら」という言葉が使えなくなったが、この映画は早暁な時代に女性記者が女だてらに殺人事件を追う様子が描かれている。かつての女性にとって、すべての総合職においてそれを突き詰めることは挑戦だった。

クーンは42でキーラナイトレイは40だがキャリアはナイトレイのほうがずっと長い。
そろそろ中年期だが、しっとりした深窓の佳人みたいな役が多かったので、気どったセレブを想像していたが、インタビュー動画などで見る素は、饒舌でゲラ笑いするおばちゃんのような人だ。そっちの素なかんじのナイトレイが見たいと思っている。

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津次郎

2.5実話ベースですから。

2023年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

なんか盛り上がりに欠けた感じ。
しかも人物たくさんでちょっとわかりづらかった。
で、御多分に洩れず、活躍するのは
というか主要人物は女性ばっかり。
今のアメリカはこんな映画しか撮れない状況からなんですね。

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けはえ

3.5サスペンス好きなキーラ・ナイトレイ推しの方はぜひ!

2023年3月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

「何で入れるかなぁ」修理屋をなんの疑いもなく家に入れる…現代の感覚で捉えてはいけないのだと自分に言い聞かせていましたが
物語が進むうち2人の女性記者と共に事件の真相に深層して行く自分になっていました!

1960年代の男性優位社会に女性蔑視…この類の作品は最近少なくはありません
確かに完全解決とは言えない結末に棘が抜け切らない様な後味に不完全燃焼気味の方も多いかもしれません
が!そんなやさぐれた時代を強い意志と思いでぶちかまして突き進む2人の女性記者を演じたキーラ・ナイトレイとキャリー・クイン!
勇ましき女気溢れた2人を拝めただけで観る価値はありましたね!なので
個人的には劇場公開でも見応えあるのでは?と

…最近は笑顔満載の役柄がご無沙汰気味のキーラ、次回作は美スマイル期待しております⭐️

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ねもちゃん

3.5映画『ゾディアック』に似た方向性

2023年3月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

1962年、ボストンで絞殺事件が発生。その後も女性のみを狙った絞殺事件が連続するも警察は繋がりを見出せず…。
実話を基にしたDisney+独占映画。一応の解決はした事件に別の解を提示しており、その点では面白いが主人公の性格が終始好きにはなれませんでした。

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shotgun

4.0州割り捜査

2023年3月20日
Androidアプリから投稿

ディズニー+で視聴
女性の社会進出、プロファイリング、DNA鑑定などまだまだであっただろう時代のスッキリしない、怖〜い殺人犯の話でした
被害者も女性だし女性運動みたいなサスペンスドラマ
熱いキーラ・ナイトレイとクールなキャリー・クーンの2人の女性記者役、クリス・クーパーももちろん配役も良かった

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ゆう

3.5男が女を殺す…犯人は"男"だ!

2023年3月18日
Androidアプリから投稿

この未解決事件の真実は知るには恐ろしくて。身体的にどうしても不利でか弱い女性が被害者になる(なってきた)図式こそが、いつだって異常な世界だ。その危険は怪しい街角だけでなく、職場にも家庭にもあなたが思っているよりずっと街中に溢れている。
"妹のサリー"ロレッタ・マクラフリン記者役キーラ・ナイトレイ主演、1962年から始まる連続殺人事件。ボストン市警は女性を守れない!まだ性別によって担当する仕事の案件に明確な差/線引きが根強くあって、女性は家庭にいるべきだと考えられていた時代に、妻の仕事に比較的理解ある夫だけど…。最初はそうした記者としての主人公への不信感から会社側からつけられた先輩女性記者だけど、この時代を共に生き、この事件を追いかける唯一の理解者として戦友になっていく。電話帳で調べられる時代に物珍しさから客寄せパンダ状態で名前や写真を出される始末、プライバシーもへったくれもない。案の定、迫る危険…。それでも、逆風にもめげず頑張る働く女性像。
見て見ぬふり、早く面倒な事件の幕引きをしたい警察の無能さや怠慢さが拡大させた被害か。犯人と決めつけての憶測と誘導尋問、強要されたようなものと変わらぬ作られた"自白"受け入れ態勢がこうした虚構を良しとした前例。なぜ事件から目を逸らすの?人生を棒に振るだけだと気付いたから、真実が知るには恐ろしすぎて。"彼"が特別異常なのではなく、街全体が、世界が十分イカれている異常なのだと。隠れ蓑にして。

勝手に関連作品『ゾディアック』

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とぽとぽ