交換ウソ日記のレビュー・感想・評価
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劇伴の選曲が面白くてエモーショナル
「なのに、千輝くんが甘すぎる」を6回観るほどハマってしまったことで、キラキラ女子高生ムービーを鑑賞することへのバリアが外れた私は、本作も軽い気持ちで観に行くことに。千輝くんと類似設定のストーリーだが、こちらの作品は主人公ふたりの恋愛よりも、ヒロインと彼等を取り巻く学生たちの心の成長を描く方に主軸を置いているような印象を受けた。エンディングにそれが如実に表れており、カップル成立おめでとう~チャンチャンで終わらず、ヒロインの将来の姿を見せて終幕するのは良かったと思う。放送部員だった高校生ヒロインがラジオパーソナリティに成長しているって、エモい!
本作で何より感心したのが、劇伴だ。こういった類の作品では珍しいのではないだろうか、ハードコアやメロコアを採用しており、ヒロインの恋心が芽生える場面では、彼女の心臓の高鳴りを表現するためにマキシマム・ザ・ホルモンの楽曲が流れる。若者の感情表現として親和性があるし、本作では意外性もあって、面白い劇判だと感じた。ホルモンが好きという共通点が主人公ふたりを結び付ける設定なので唐突感もない。校内放送でお昼に流れるイースタン・ユースもエモかった…
苦言を呈するとすれば、キャスティングには少々無理があるだろう。主演のお二人は高校生の設定でもまぁアリだが、周りを固める役者が全員大人っぽすぎて学生のコスプレ感が拭いされなかった。学校一のイケメンを演じる高橋文哉さんは、静止画は確かに綺麗なお顔立ちだが、声に「がなり」があって、笑うと片側の広角が上がるので、本郷奏多さん系統でイケメン役よりもヒール役の方が似合うと思う。
千輝くんでもそうだったけど、ヒロインは図書委員とか放送部員、相手は陸上部とかサッカー部で、今も昔も文系女子とスポーツ万能男子という組み合わせにやっぱりキュンとするものなんですね。来年のキラキラ女子高生ムービーが今から楽しみだ。
桜田ひよりのポテンシャルをもっともっと活かしてほしかった
2023年映画館鑑賞46作品目
8月23日(水)イオンシネマ石巻
ACチケット1000円
原作未読
原作は『君が落とした青空』の櫻いいよ
『だいすき!!』『あんどーなつ』『中学聖日記』『バイプレイヤーズ』『トリリオンゲーム』などTVドラマの演出家として活躍してきた竹村謙太郎の映画監督初作品
脚本は『PとJK』『純平、考え直せ』『私がモテてどうすんだ』『ハニーレモンソーダ』の吉川菜美
ひょんなことから交換日記を始めた2人
モテ男瀬戸山が自分のことを好きだと思い込み有頂天の希美だったが本当に好きなのは親友の松本だと気づく
流れ的に自分は松本でないことを言い出せずしばらく松本のふりをしてやり取りを続けどんどん苦しんでいく希美
ついにカミングアウトする日がやってくるのだが
実は両思いでした
移動教室がミソ
瀬戸山が席を勘違いしたのが始まり
好きでもないのにずいぶん顔をいじってくるしキスもしてくるしなんなのこいつと思っていたが早い段階で気づいていたのか
それを思うと酷いやつだな
ドSかよ
うすうすわかっていたらそのとき彼女に「松本のふりをしているのは黒田だろ」って言えば良いんだ
藤波辰爾の「おまえ平田だろ」発言は今でも頓珍漢だと感じているけどこれは良いんだよ
そして「好きなのは黒田希美だ」って言えば良い
それなのに泳がせちゃって
若くて綺麗どころの男女しかほとんど出ない
若くない出演者の登場シーンはあまりにも少ない
韓国のドラマなら黒田の両親や瀬戸山の父も登場し説教をするだろう
日本のお芝居はアメリカや韓国のそれに比べあまりにも家族関係が薄い印象がある
もちろん全てでは無い
人間関係をとてもシンプルにするためあえて省くんだろうが
だがそうすることによって作品全体が薄っぺらく感じてしまうのだ
野暮天なのでこのての作品は映画館で観ることはまず無い
『ラブコン』や『ヒロイン失格』のようなコメディ要素たっぷりならともかく
なぜ観たかというと主演の桜田ひよりが好きだから
女性というより役者として働く者として
実写版の『おそ松さん』では何故かチビ太役に抜擢
「これって本来は自分がやる仕事じゃないよね」と思いつつも表向きには快く引き受け期待に応える仕事ぶりを見せる
それが今回の仕事につながっている
労働者の鏡である
今後も桜田ひよりの活躍に期待してます
あとダンディ見逃した
この人CMタレントだけど映画にもそこそこ出ている
セカチューでは英語教師
エンドロールのあとにもおまけあり
配役
家庭の事情でサッカー部を辞めてしまった2年E組の瀬戸山潤に高橋文哉
放送部に所属している2年A組の黒田希美に桜田ひより
生徒会長で希美の幼馴染の松本江里乃に茅島みずき
瀬戸山の陽気な親友でクラスメートの米田晴人に曽田陵介
希美と江里乃の親友で同じクラスで米田に片想いの林優子に齊藤なぎさ
希美の放送部の先輩で元カレの矢野大翔に板垣瑞生
英語教師に赤松新
数学教師にダンディ坂野
潤の妹で小3の瀬戸山美久に有香
足が不自由な潤と美久の祖母に三谷侑未
希美がパーソナリティとなるラジオ局のディレクターに平子祐希
気持ちを考えられて、優しい気分になれました。
交換ウソ「日記」、「桜」田ひより、「櫻」いいよ、好きな言葉が並んでたので前売り券を買いました。
・マキシマムザホルモン
・高校行事
・アナウンサー
・気持ちにウソをつかない事
・自分の気持ちを言葉にする事
自分の気持ちに嘘をつかない
自分の気持ちに嘘をつかないって、簡単なようで出来ていないことに気付く。大人になればなるほど余計に。嘘をつくというよりも、自分の気持ちに蓋をして、上手く取り繕っている、と言うほうが近いかもしれない。大人になるとそういうことが増える。10代とか20代の頃は何でもできるって思ってたけど、歳を重ねるとその思いが歪み始める。私は30代に突入しているけど、もっと、自分の中にある純粋な気持ちを大切にしても良いんだなと思えた作品でした。
きゅんきゅんするだけの青春映画かと思いきや、自分のやりたいこととか自分の気持ちを見つめ直すきっかけを作り出してくれたかも。これを観て感じたことを大切にしたいと思った。
黒田さんが校内放送(1曲目?)で流した洋楽が気になっています。何という曲かご存知の方がいたら教えていただきたいです(><)
話の流れがいいです。40年前の気持ちを思い出しました。
あまり期待しないで鑑賞したのが良かったのか、とても気持ちよく鑑賞できました。
私が高校生だったのは40年前・・・スマホもインターネットも無くて、女の子の家に電話する時はドキドキで・・・そういえば、当時好きだった子はどうしているかな?
と、自分が高校生だった頃を懐かしく思い出しました。そう、今も40年前とそんなに変わらない?いやいや、そんな事ないでしょ?脚本良く出来てます、若者から私みたいにシニアに差し掛かった人まで楽しめる作品でした。
あの頃の私に戻りたい人に、おススメします。
王道青春映画
最近見たこの手の映画の中で1番好きです。
ちゃんと好きになっていく過程がわかるし、女の子の方が成長していくのがよくわかる。
高橋文也くんはひたすらイケメンでメガネ姿が素敵でした。
普通に考えて字とか遊園地での会話とかでバレるだろ思ってたらそういうこと、と。
ただエンディング後の数年後のシーンの必要性はあまり感じなかったです。
全体的にこれぞ高校生の青春って感じでありきたりだけど見せ方がよかったと思います。
ウソに萌える
ラストの放送室でやられた。
あー、気持ちいいくらいに騙されたーー。
オープニングに韓国のテイストを感じる。
模倣にも思えるのだけど、あの時期のトキメキやらキラメキを表現するにはとても適していると思われる。
色遣いにもそれとなーくミックスされてるように思えて、世界観への導入としては好きだった。
あからさまと評する人もいるだろうけど、潔さや貪欲さを感じたりもする。
にしても…中盤に差し掛かかり役者のPVかと思える程のUPはいただけない。
見てて恥ずかしい台詞やシュチュエーションのオンパレードで胃もたれしそうにもなるのだ。
ただ、初々しいことこの上ない。
初々しさだけで言ったら百点満点だ。
まぁ、それにつけても、主人公の彼は睫毛長い、ヒロインは目が大きいし、少女漫画から抜け出てきたような造詣で羨ましい。
オッサンとして不思議なのは、女子の仲直りの仕方だった。ああいうモノなのだろうなぁ、きっと。
互いの「ごめんなさい」を聞いた瞬間に、今まで揉めてた事が無かったように、というか別次元の話だったかのように切り離される。
…当たり前だが理解が追いつかない。
女性の友情にしても、なんか革新があったようにも思う。球技大会のパスにしてもそうだし、橋の上の会話もそうだし。友情<恋愛のような構図ではなく、しっかりと個人があったように思う。
「私の知ってるあなたはそんな事しない」って感じの台詞は、結構目から鱗だった。
いや、本来はそういうモノだろうけど、今までは、そういう事を押し出す風潮ではなかったように思うからだ。
実を言うと、たまに訪れるキュン期が来ており、年甲斐もなくキュンキュンしたくて本作を見た。
自浄作業と言ってもいい。
いや、予告から期待もしていたのだけれど。
が、しかし、
「んー、韓国のテイストを取り入れて、世界観を馴染ませようとはしてるけど、あんまキュンキュンしないなぁ」なんて事を思ってた。
それにはちゃんと原因があって、男子のキャラだとか、ウソ日記って設定だったりとか、手離しでキュンキュンできる状態が少なかったのだ。
なのだが、あの放送室よ…!
「えーーーーーーっ、そうなん!?」
になってからは視点が一気に変わる。
やられたわー
没入感は高くはなかったけど、爽快感を感じた恋愛映画だった。
面白かったーと、今は思う。
「夏キュン 舞台挨拶 ライブビューイング」で鑑賞。 特に意味ないけど
同時期に公開された、似たレイアウトのポスターであった2作品。「1秒先の彼」は清原果耶さんを見たかったので鑑賞したが、今作「交換ウソ日記」の方が興収的にも人気がありちょっと興味を持ったわけ。
でもこれが凄く良かったわけです。
(出演者の方をほとんど知らなかったけど)桜田ひよりさんは可愛いだけでなく、演技も非常に素晴らしかった。
ベタな恋愛映画だと思っているので安心して鑑賞出来ました。
でも、思いのほか瀬戸山くんは早くから気付いていたんですね。だから、一方のウソではなく、交換ウソになる訳だ。それと、瀬戸山くんが好きだった人はメッセージを書いていた人。初めから希美さんが好きだったわけです。(本人が気付いていなくても)言動が他の人に良い影響をあげられるのは素晴らしい。
青春時代の(自分はなかったけど)ピュアな心を思い出すとか、若者が今何を思っているのか考えるとか、元気な若者に憧れるとか。
若い人の為の映画だと決めつけないで、上の年齢の人も見てほしい。
アナログな恋
SNS、ソーシャルメディアとかが全盛の今、交換日記とか手紙とか、校内放送とかラジオとか、ちょっと一世代前のアナログな感じの恋愛模様。嫌いではない。
あんなイケメン、かわいい女子の多い学校てどこじゃ、て感じです。
校内放送をキーにしている割に放送が大切にされていない…
放送途中に部屋から逃げ出したり、放送中に入ってきたり、音楽終わっても次の曲に行かなかったり……
最後に風呂敷包んだ感じでもありましたが、後付け感もあり??
時間を潰しかったので、エンディングがわかってる頭を使わず楽しめる点では良い映画でした。
脇役の子達の方が演技は良かったような。
キャストさんのファンなら見ても良さそうです、映像は綺麗なので。
スマホのない時代のお話じゃなかった
主人公のふたりだけでなくみんな良い子ばっかりで、とても後味の良いお話でした。
(テレビドラマの高校生は嫌な奴が多いけど)
二回目観たら、そうだろうなぁって、また面白いかもしれない。よくできた脚本演出演技でした。
高校時代はキラキラ輝いてるけど、恋愛もスポーツも勉強も高校生の時がピークじゃないんだよってことも、教えてくれる。諦めなくていいんだよ。
ふたりの演技がいい!
高橋文哉くんがキラキラしててとにかくカッコ良くて、桜田ひよりちゃんの可愛さに見入ってしまいます。
はじめからずっと劇中曲がよくて、あとで聴きたくなりました。
せつなくて苦しい場面も多いけどだんだん成長していく姿がみられるのが良かった。
テンポよく話がすすんで、見終わったあとの幸福感が心地よい映画でした。
もう一度観たいと思います!
単純に楽しかった‼️
午後の映画館でしたが、ほぼ満席。
女子中高生に紛れて、おばさん独りポツンと一番後ろの席で観たのですが、後半の伏線回収から脚本も演技もとても面白かったです。
友情ものとしても楽しめました。
観客の女の子達の反応もその2倍楽しめました。
キャーって叫んだり、隣の席のお友達の肩をバンバン叩いたり、飛び上がりながらお互い顔を見合わせたり。
青春が画面にも外にも溢れていて、おばさんはチョーハッピーな気持ちになれました。
主役の2人も演技が光ってました。
唯一観に来ていた中に男の子2人がいて隅っこで肩身が狭そうでしたが、是非若い世代には観てハッピーになって欲しいなと思いました。
友情シーンも良かった。
原作は読んだ事が有ります。
『君が落とした青空』は、映画化して残念な感じになっちゃったけど、この原作は映画向きかなって印象だったんです。
それで、ヒロインが桜田ひよりさんって判った段階で、もう間違いないだろうって思ったの。
そして、その桜田さん、もの凄くカワイイんですよ。
登場した瞬間、カワイ過ぎてびっくりしちゃった。
最近観た桜田さんが、『映像研』『おそ松さん』だったから、カワイイイメージが全く無かった。
と、同時に少し不安にもなったんです。
希美と江里乃の配役のバランスが悪くなるんじゃないかと思ったの。
茅島さんにモテ女子のイメージが無かったから。
だけど、映画が終わる頃には江里乃は茅島さん以外に考えられなくなってた。
それは何故かと言うと、友情シーンが良かったから。
三人の放送室シーンは、ベタな感じもしたけど胸を打たれたし。
終盤の通学路での、希美と江里乃のシーンも良かった。
江里乃は茅島さんのイメージにぴったりの役になってましたね。
青春恋愛映画らしい、素敵で優しい作品だと思います。
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