「フライヤーの方が面白い」おまえの罪を自白しろ ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
フライヤーの方が面白い
朝一でレオさん観て、レイトショーにこれ♪
真保裕一先生の同名小説を水田伸生監督が映画化だそうです。
フライヤーには壮大なキャッチコピーが並ぶ。
「本当の敵は、誘拐犯か、この国か」
「犯人の要求は身代金ではない。
命の期限(リミット)は、明日午後5時」
「国か、家族かー緊迫の24時間」
「警察vsマスコミvs国家
巨大な闇に切り込む、タイムリミットサスペンス」
うんうん。惹かれます。
キャストはごめん。
堤さん以外あまり知らないけれど、予告も良かったし、鑑賞。
(観てみたら脇は豪華俳優さん達でした。)
身代金代わりに罪の自白を要求する犯人との戦いを描いたサスペンスだと思っていた。
疑惑を抱える内閣府副大臣の宇田清治郎(堤さん)と秘書の晄司(健人君)の関係性も興味があったし、誘拐犯との駆け引きを期待していた。
ハラハラドキドキしたかった。
むぅ〜〜〜ん。。。。
晄司の正義感や鋭い考察で、ストーリーを引っ張っていく感じは中々だったが、山場がなかった。
清治郎はそれ程ひどい議員でもなく、孫娘が見つかった時の涙は、人間味があった。
本来は人のために役立ちたという信念のもと政治家を志した人なんだろうと思えた。
しかし、それが余計に人としての振り幅が少なく見えてしまい、ギャップがなかった。
つうか、そもそも、予告を観てて、健人君とエライザちゃんが夫婦で、その娘が誘拐されたのかと思っていたから、全然違ってビックリした(°▽°)
兄妹の関係で、エライザちゃんの旦那は浅利君だった(^。^)
女性記者(美波さん)がうるさくて、まるで、最近見た会見のあの人のようだった('◉⌓◉’)
そして、あそこに尾野さんはダメでしょ。。ちょい役の筈がない。。
あと昨今の映画界ではこの様な展開で子供は殺さないので、ハラハラしなかった。バッドエンドを望んでいる訳ではないが、読めてしまう所が残念。
清治郎の側近(矢柴さんとか)や長男が裏切り者でなかったのは良かった。
(長男がんばれ♪)
個人的に水田監督の作品は好みが分かれる場合が多く、本作は少し物足りない印象でした。
予告とフライヤーの方が面白かった。
ちょっと、ぴえん( ; ; )
あ、でも、健人君って美しいお顔だなぁ〜って事は知る事が出来ました(^。^)
演技も上手でした♪
そして、健人君が堤さんの手を握って階段降りるの笑いましたw
私も中島健人と池田エライザは夫婦だと思ってました。
途中から俄然面白くなくなってきて(なんだ政治家の権力争いか)、結末があれだからガクってきました。
ラーゲリから愛を込めて、の中島健人良かったですよ。
共感&コメントありがとうございます。
私のレビューを評価頂きありがとうございます。
ゆきさんのレビュー、
いつもながらの、実直な口語体での痛快な本音レビューですね。
本作、政治サスペンスとして意外と面白かったです。
ただし、政治サスペンスならば、犯人、動機は、それなりのものでないと作品のバランスが崩れます。パーソナルなものを持ってきても不釣り合いになります。
また、本作は、政治サスペンスであるとともに、主人公・晄司の政治家としての才能の開花と変貌の物語でもありました。中盤の大物政治家との会話が象徴的で、ラストシーンの布石になっていました。
ラストシーンでの中島健人の表情に凄味があったので、その先が観たくなりました。政治版白い巨塔の様な続編があっても良いと思いました。
あくまで、私の個人的願望ですが。
では、また共感作で。
ー以上ー
キャッチコピーの羅列を見て、「全部ウソじゃねぇか…」と絶望しました。笑
無駄なキャラを省いて掘り下げに回した方がマシだけど、真相がアレじゃ大差ないですかね。
原作がどうなってるのか逆に気になります。