「【"消防士魂。"当時、消化活動に当たった消防士達の証言に基づき、CGを極力使わず大規模なセットを燃やし撮影したシーンは圧巻。フランス人のノートルダム大聖堂に対する敬愛が、伝わって来た作品でもある。】」ノートルダム 炎の大聖堂 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【"消防士魂。"当時、消化活動に当たった消防士達の証言に基づき、CGを極力使わず大規模なセットを燃やし撮影したシーンは圧巻。フランス人のノートルダム大聖堂に対する敬愛が、伝わって来た作品でもある。】
- ノートルダム大聖堂の古さ故に、様々な機器類の綻びに依る大火災が発生するも、消化に奮闘する消防士達の崇高な姿が印象的な作品。-
◆感想
・序盤は、 ノートルダム大聖堂の旧弊的な施設管理や、消防車が細い道に阻まれて現地に行けない姿に苛苛する。
ー 日本の有名寺社仏閣もそうであろうが・・。-
・2019年の実際の映像も盛り込んだ、CGを極力使わずノートルダム大聖堂を大セットに作り上げての火災のシーンは圧巻である。
ー ノートルダム大聖堂の天井から降り落ちる炎や、マクロン大統領が、消防士たちを励ますシーン等が、リアリティ感を出している。ー
・”いばらの冠”を、救い出すシーンにはハラハラしたなあ。
ー 人間はパニックになると大切なことを忘れてしまうのか・・。それにしてもノートルダム大聖堂のセキュリティシステムの脆弱さには驚く。-
・溶けた鉛が流れ落ちてくるシーンや、燃え盛る屋根から様々な装飾品が落ちてくる様も、恐ろしい。
■消防士達が"決死隊"を志願して結成し、危険極まりない大聖堂に飛び込んで行く崇高な姿が染みた作品。
そして、彼らの献身的な消火活動により、北の鐘楼は延焼を逃れ、ノートルダム寺院は全焼を免れたのである。
<消防士たちが懸命の消火活動をする中、多くのフランス人達が”アベ・マリア”など聖歌を歌いながら、心配そうに見ている姿・・。
今作は、ドキュメンタリータッチで描かれているが、フランス人が、如何にノートルダム大聖堂を愛しているかが、大スクリーンから伝わって来た作品でもある。>
こんばんは。
市民が聖歌を合唱している場面は感動しました。
夜な夜なホラーを観ていたのはハロウィンを観るためだったんですね。
まだ観ていないので拝読はしていませんが、やはり過去作観てから観たいですもんね。お疲れ様でした。
NOBUさんコメントありがとうございました。消防ものでは、「バックドラフト」がありますが、あちらは炎が印象的でした。本作では鉛と装飾品が落ちてくるのが凄まじかったです。