はざまに生きる、春のレビュー・感想・評価
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ヒロインにイライラした
ヒロイン春のキャラクターが無理でした…すみません。
編集長の「センスない」が全てを物語ってる感じがしました(笑)勘違いや独りよがりが残念すぎ…「発達障害の彼に惹かれる、ちょっと人とは違う自分」に酔ってる…ファッションメンヘラにしか見えない。
少女漫画原作のラブコメ映画ならヒロインのぶっ飛んだ設定も受け入れられる(流せる)のですが、(フィクションとはいえ)現実世界の様な映画でそれをやられるのは、共感・感情移入できない…見ていてイライラしました。
男性的には一途で可愛い子に見えるかもですが、女性からしたら友達や同僚にこんな子居たら苦手なタイプです(笑)
あと、説明的セリフ(今回は発達障害について)は映画の世界観をブチ切る感じがして苦手です。
コンプラ的に仕方ないのかもしれませんがね…
役者さんたちの演技や絵や映像の美しさは良かったですが、ヒロインに無理がありました。
見終わったあとに優しい気持ちにさせてくれる
障がいを扱う作品は、扱われ方によって気分が悪くなるので積極的に見ないようにしていますが、こちらは大丈夫でした。
観賞後に作品について調べていると監督のインタビューにたどり着きました。実体験を元に作られているとの事で、コミュニケーションのすれ違いのリアルさに納得しました。
手帳を持っている方、グレーゾーンの方、おそらくそのどちらでもない方、いろんなグラデーションの方が出てきます。
障がい(特性)の有無に関わらず、人とすれ違うことはよくあることで。
わかり合えたと思えば、わかってもらえてなくて落胆する。わかった気になっていたけれど、思いもよらぬことを言われて自分の驕りを知る。日常にある細やかな怒りや悲しみを掬いあげてくれているように感じました。
正確に汲み取れていないかもしれないのですが、監督が卒業論文のように作られたとおっしゃられている動画を拝見して、春が屋内さんへの恋心から卒業するというラストだったのかなと感じました。
安直に主人公がハッピーエンドになる物語ではなく、こちらに考える余韻を残してくれるところが好きです。
帰り道に少し歩きながら『はざまに生きる、春』のことを考える時間はとても優しく心地いいものでした。
素敵な作品をありがとうございました。
こちらの作品を知ったきっかけは平井亜門さんのSNSで、平井さんは最近注目している俳優さんです。
言ってしまえば平井さん目当てで観に行ったのですが、作品自体が面白く魅力的で僥倖でした。
当初の目的だった平井さんの演技は明るくフレッシュで可愛く、作品に光を注いでくれるような存在でとても好きな演技でした。
平井さんをきっかけにこちらの作品を知れて本当によかったです。
策に溺れた茶番劇
好きな俳優2人のW主演?なので鑑賞
宮沢氷魚はどんどん良くなる
小西桜子も地味に可愛い
だが、しかし…
冒頭5分でドン引き…主張が強すぎてリアリティが無い
かなり失礼な言い方だが…
明らかに社会生活に支障がありそうな感じだが、発達障害の主人公には母親等、親族等の付き添い人は無し
一軒家に1人暮らし、家族構成等の説明無し
生い立ちや両親の話などがあれば、もっと内容に説得力が出ると思うのだが…
この手の映画には家族愛が重要だと思うが、一切無し
絵も話題・注目されてお金に困ってる感じは無い
障害者手帳を持ってるけど、社会生活に障害を感じない演出
パニック障害等のトラブル(失礼な言い方ですみません)を一切見せない演出
ポジティブ演出ばかりで、ネガティブ演出が殆ど無い
綺麗で都合のいい展開ばかり…
「アルジャーノンに花束を」がヒントかな?
前半の、仲の良い2人の手ブレ映像が、監督の自己陶酔に見えた
中盤の「この映画は駄作です」の台詞に ニンマリ
解ってるなら、ちゃんとして!
お金払ってるんです
宮沢氷魚が発達障害者役の恋愛映画という事で、策に溺れた感があった…
3ヵ月後にはAプライム無料配信しそう
配信なら…10分以内に見るの辞めそう
キツイ言い方ですみません
期待してた映画だったので…残念です
やっぱり氷魚くんはやってくれる
今日は仕事終えてから尼崎でこれを観てきました。
今一番気になっている俳優の宮沢氷魚くんが、アスペルガー症候群の画家を演じています。
障害ゆえに嘘をつくことを知らず、ごまかしが利かず、言動が常にまっすぐな彼だからこその恋愛と生き方に、なんだか『恋愛の原点』を見た思いです。
⬇️以下、ネタバレあり
ピュア、と表現すると一番わかりやすいのかもだけど、夢中になると止まらない子供のような無垢さと、物事に対する独特のこだわりの強さ、人の気持ちを察することができず、思ったことをそのまま口にする、空気を読めない、など、表面上はコミュ障なのかもしれないけど、実は心の中にはもちろんいろんな思いがあって、自身の障害も自覚した上で、懸命に生きている主人公。
描く青い絵にその心がそのまま表れているよう。
雑誌の編集者として働くハルは、引っ込み思案で今まで人の顔色ばかり見て生きてきた女の子。
そんなハルから見たら、彼の強さが眩しいほど。知るほどに彼に興味がわき、笑顔が増え、心揺さぶられる。次第に心通じ合い、不器用ながらも惹かれ合う2人。
でも彼は、恋をしてる自覚はないんですね。だから、平気で彼女を傷つけてしまう。全く悪気はないのだけど・・・
悩んだ末 ハルが彼のことを諦めようと離れる決心をした時。
「私はあなたといる時は本当に幸せだった。
これからもあなたには幸せでいて欲しい。変わらないでいて欲しい」と伝えて、去る。
幸せの意味ってなんだろう?
君に言われて、調べてみたんだ。
幸せとは、生まれてきて良かったと、思うこと。
ずっとこのままだといいのに、と思うこと。なんだね。
だから僕はこの絵を描きました。と再会する2人。
なんなん。グッときたわ。。。
相手を自分のものにするより、幸せを願いつつ去る愛。
自我よりも、相手のことを思いやる心。
今夜は月が綺麗だよ!一緒に見よう。
桜が咲いたよ!約束した通り、一緒に見よう。
春の次には、夏が来る。
一緒に、君と季節を感じたい。
本当は、この後にもう一本レイトショーで韓国のホラーを観るつもりでしたが、あまりにもこれが良かったので、余韻に浸りたくて、ハシゴやめてのんびりと帰ってきました。
いやー良かった💕
心洗われ、恋愛に関する大きなヒントを貰えた気分です。
やっぱり氷魚くんは上手いわ。。。素晴らしい。
今月の映画館鑑賞、ラスト16本目。
#宮沢氷魚
#はざまに生きる春
抵抗感や違和感
宮沢氷魚氏演じる透が発達障がいであることが前面に押し出されているが、当事者でないことに抵抗があるものの、雰囲気はあるし、ご本人も当事者や医療監修者に学びながら演技の努力を積み上げられた作品ではある。小西桜子氏演じる春は、同棲相手がいながら、あやうさを感じる透に惹かれていく展開にも抵抗感が募ったものの、制作した監督自身の体験がそのようなものであったのなら、それも自然なものなのかもしれない。平井亜門氏演じる俊介は、春に透の特集企画を勧めながら、自分からは透に積極的に関わろうとせず、変わった人だと言い放ったり、春の嫌がるはずの右側に居ても春は反応しなかったところや、葉丸あすか氏演じる瑞希は、当初発達障がいへの理解のある様子がなかったにもかかわらず、透に惹かれていく春に忠告をする姿に違和感があった。むしろ障がい者に保護的な視点の持ち主が、障がい者を恋愛で傷つけないように身を引いてほしい、という忠告もありがちかと思ったけれども、そうではなかった。女性の気を惹いては打ち捨てる男性像としては、『谷間の百合』や複数の映画版のある『コレクター』の問題ある登場人物にも似た性格も含まれるのかもしれないと思った。芦那すみれ氏演じる百合の役回りに、ちょっと驚きを感じた。
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