「サスペリア2」ダークグラス ウルスアベイユさんの映画レビュー(感想・評価)
サスペリア2
いよいよ我が県でも上映が始まり、片道約70キロを走破し観に行きました。前日には、今回はジャーロ系と聞いたのでサスペリア2を復習して、万全を期しました。
ダリオ・アルジェントの作品をスクリーンで観るのはいつ以来か記憶はないのですが、もうないかとも考えていたので感慨深きです。
内容は、至ってまともで起承転結もあり、過去作に散見される意味が繋がらない展開や、本題とは全く関係ないシーンの挿入もなく(しいて言えば日蝕?)とても楽しめました。
こうしたどこかで観たことありそうなストーリーでは主人公を応援したくなるかどうかが大事だと思います。その意味で、ダリオ監督、実にうまく可愛く愛おしく、思わず応援したくなってしまうヒロインを作ったと思います。
500ユーロの太客、本当にいい奴だし(あの照れ笑いセリフ、素晴らしい)、「困ったわ、お金がないわ、仕事しないと」としてこのジジイを頼ってしまうディアナ、とっても可愛いですよ。
最後は、心底、「おいおいおい」大丈夫かよとドキドキしました。結果大満足です。
ダリオ監督、これまでは美女をいたぶるのに蛆虫を多様してましたが、今回は〇〇〇〇です。正直、少々無理筋かとは思いました。
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