「鮮血もエロスも少しはアルジェント」ダークグラス シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
鮮血もエロスも少しはアルジェント
ホラー映画の巨匠ダリオ・アルジェントのサスペンスで、なんか雰囲気はあるんだけど、グダグダな出来でした。冒頭の不穏な感じの日食シーンから、いきなり娼婦が喉を切られて惨殺される文字通り出血大サービスで始まる滑り出しは好調です。凄惨なシーンと美しいメロディの対比もいい感じです。ところが、主人公が盲目であることの恐怖感があまり活かされず、逆に盲目であることを逆手に取るような工夫もないのが残念。結局、主人公の女性が闇夜の森の中を逃げながら、蛇責め,水責めにあって絶叫しているだけでした。主演のイレニア・パストレッリはあまり魅力なし。
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