「プロットは面白いと思うんだけど」ジョーカー フォリ・ア・ドゥ 煮物さんの映画レビュー(感想・評価)
プロットは面白いと思うんだけど
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なんだかイマイチらしいと聞いていましたが、実際観てみればそんなに酷くなかったです。ジョーカーが脱獄して暴れるとかを期待した方は肩透かしを食ったのかもしれませんが、監督はそういう事をしたくなかったんでしょうね。
アーサーは惨めなアーカム暮らしが続く中で、ジョーカーに憧れるリーとの出会いによって活力を得る。
一方でアーサーの裁判ではジョーカーがアーサー自身の願望の発露なのか、幼少期のトラウマへの反発として生まれた別人格なのかが争点となっている。
そんな中アーサーもまたリーを欲してジョーカーとして振る舞う様になり…といったプロット自体は面白いと思います。
個人的には中盤以降に多くの時間を割く裁判における法廷劇としての面白さに欠けたのが良くなかったと感じました。
アーサー/ジョーカー自身が弁護を行うという転換点に加えて、弁護側と検察側のシーソーゲームがあれば長尺も楽しめたかもしれません。
ところで最後にあっさりとアーサーを見放すリーの姿って、作風が変わったら急に叩き出す前作ファンと被る気が…
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