マッドマックス フュリオサのレビュー・感想・評価
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演劇と襲撃戦争
マッドマックス第一弾は、当時世界最速だったKawasaki Z1-900に乗る悪のボスとエンジンが露出のV8インターセプターに乗る若き日のメルギブソンとのカーチェスの印象があまりにも強く、それがアメリカ制作になってからは奇抜なメイクや、やたら戦争色が色濃くなりリアルな拳銃での射殺シーンが目立つ
ストーリーもアメリカ映画でよくあるストーリーなのだが、そこにグロが多く入っているから、当然「R指定」になり注意が必要
さらに、映画なのではあるが戦闘シーンがあまりにもリアル過ぎて、アメリカ人やイスラム系白人はまるで戦闘ゲームするかのように人を殺しても平気なのかと、実際の戦争が起きてる現実と照らし合わせてそのように感じてしまう。
全体に感じたのは、舞台演劇を観ているようなセリフのシーンと黒沢映画のような多くのエキストラを使ったシーンや拳銃で人を射撃するシーン、これらが少し馴染んでいないように感じた。
細かい所を見ればツッコむ所も多いが、この手の映画が好きな人にはたまらない作品でしょうね。当然親子で鑑賞する映画です。
追記
これからの車はガソリン車からEVや水素燃料に変わろうとしている現代に、まだ先であろうがこのようなガソリンなどを主軸にした映画は、これから先はどうなっていくのだろうかとふと思った。
乳首が痛い
種を植える話
全人類が大好きな映画「マッドマックスシリーズ」待望のスピンオフ、いやはや最高でしたね!
我らが大隊長フュリオサの過去が明かされ、いかにしてサバイブしてきたか2時間30分しっかり見せてくれます。
ジョー様も人食い男爵も武器将軍も出てきてくれる上に味方サイドだから安心感がヤバいです。
仇のディメンタス将軍は役不足では?と心配しましたが彼もしっかり乱世を生きるためのカリスマをしっかり持っておりましたね。
戦は得意でも統治は苦手、理想は高くても上手くいかない。憎めない男でありました。
しかしまあアニャ・テイラー・ジョイはよく立派に演じ切りましたよね、セリフは少ないし顔は油と砂まみれだしアクション多いし大変だったろうな。
表情で眼力で伝えてくる迫力と悲哀が物凄かった。劇中のタフガイ達は彼女の目に惹かれ狂わされ砂漠を全力で走ったわけですな。
今作のマックス的立ち位置のジャックもかっこよかったですね、運転も戦闘もあせらず的確だしさらには仲間想い。もう惚れるしかないよっ。
個性豊かなマシーン達も最高かっこよかったですね。
バイク、ウォーリグ、チャリオット、男の子の大好きを詰め合わせた超クールで殺意高めのマシーン達はもはや登場人物といってもいいほど個性豊かで、走る姿も壊れる姿も素晴らしい演技をみせてくれました。
あまり映画館で見る映画はリピートしないんですが本作は見どころ多すぎなのであと2回は見ちゃうだろうなぁ。
多分、近い将来現実でもこんな世界になっちゃうと思うので予習のためにもマッドマックスは見ておいたほうがいいよね、生き延びるための心構えやヒントがいっぱい詰まってるからね。
大切な人と一緒に見るべき今年一番の映画でございます。
ジョージ・ミラー監督、素晴らしい作品をありがとうございました。
長生きしてこれからもマッドマックスサーガ作り続けてください、よろしくお願いします。
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劇中セリフより
「デカく、速く、強い」
イモータン・ジョー様の為にウォーリグに乗って弾丸やガソリンを積んで荒野を爆走する人生を生きてみたかった・・・
ヴァルハラに行けるよう、何にも恐れぬ戦士になれるよう頑張りたいとおもいます。
アニャ最高!
頭を空っぽにして素晴らしいカーアクションを堪能あれ!
週末3日間の興収ランキングのトップを飾ったのは、「マッドマックス フュリオサ」(ワーナー)。同作は、ジョージ・ミラー監督のノンストップカーアクション「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015)に登場した女戦士フュリオサの若き日の物語。
世界の崩壊から45年、暴君ディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)率いるバイカ一軍団の手に落ち、故郷や家族、全てを奪われたフュリオサ (アニヤ・テイラー=ジョイ)は、ディメンタス将軍と鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョーが土地の覇権を争う、狂気に満ちた世界と対峙することになります。シリーズの生みの親であるミラーが、本作でも監督・脚本を担当。5月24日公開早々、週末3日間で、興収2500万ドルをあげました。
そりゃあもう、すごい作品でしたよ。推定予算1億7000万ドルで、先日観たフォールガイだってすごかったのに、確かに架空の世界観を表現したこの作品の方が、4000万ドル上回っていました。
公開1週間ですでに世界の興行収入は6800万ドルだそうで、日本他今後、続々と公開予定が決まっていますからあっさり大きな収益が見込めそうです。
前日4時間くらいしか寝てなかったのですが、せっかくの火曜日、しかも4Dの値段11ドルちょいですが、前日スーパーで爆買いした時に貯めたポイントで無料で観られました。
ただ…、やっぱり私はこの手の復讐劇とか、サーガものとか、戦闘モノがあまり好きではないんだよなぁと改めて実感しました。クリスヘムズワースなんて、パパラッチのカメラに満面の笑みで応える神対応さとか思い出されて、悪役感が伝わらず…www
アニヤテイラージョイのインタビュー番組なんかもカナダのテレビで見ますが、こんなに細くてキラキラモデルがこんなアクションできるんだ!と感動はするものの、先日観たフォールガイのせいで、このシーンはどう撮ってるんだろう?これはスタントマンかな?などなど、撮影方法の技術の高さに度肝を抜かれっぱなしでした。
それにしても、カナダの4Dはショボい!日本で体験した、風とか水飛沫とか、色々リアルだったのに、こちらはただ背中がドンドン叩かれるだけ😩。あんなカーアクションならもっとイスがナナメっても良くない?まあ、タダだからそこまで悔しくないけど、日本のみなさんはぜひ4Dをお勧めします。やっぱりあの作品は迫力を感じながら観るのが正解だと思いました。
世界観の完成度が高すぎる
アメリカで公開初日に鑑賞しました。
前作FURY ROADが証明したのは、MAD MAXの正体はメルギブソンではなくジョージミラーだった、という事実。そうだよね、と思う人は確実に満足できると思いますので、劇場大画面での鑑賞体験を強くオススメします。前作を観ていない方でも全然楽しめると思いますが、鑑賞後はもう一度FURY ROADが観たくなります笑
本作ですが、新キャラが出てくることを除けば、ハッキリ言うと新しさは皆無です。またしてもジョージミラー独自のマッドな世界観がガソリン火炎を撒き散らしながら激走していて、いつもながらその破壊力とスピード感はハンパないです。
新しさが無い分だけ世界観の完成度へのこだわりが凄いのですが、初回は全体ストーリーを俯瞰で楽しんで2回目は細かい美術を見る、などマッドマックスならではの楽しみ方ができるのもプラスだと思います。
フュリオサの怒りの原点がドラマチックなストーリーとマッドなカーアクションで描かれる!
「私を覚えてる?」
フュリオサの怒りの原点がドラマチックなストーリーとマッドなカーアクションで描かれる!
▼感想
ジャパンプレミアに招待頂きました!ULTRA 4DX、吹替版で鑑賞!
今作は「行って帰ってくる」ようなシンプルなストーリーではない。フュリオサのディメンタス将軍への復讐と、イモータン・ジョーとディメンタス将軍の勢力争いが絡み合ったドラマチックなストーリーだった。
イモータン・ジョー勢力が味方陣営というのもスピンオフならではの面白さ!
シリーズの代名詞のカーアクションも、今作もしっかりマッドな仕上がりに!
まるでフュリオサの運転する車の助手席や後部座席に乗っているような迫力・臨場感。
4DXとの相性も抜群に良いので、4DXがある劇場で鑑賞予定の方には強くオススメしたい。
改造車はディメンタス将軍の運転するバイクを3つ並べたものがお気に入り。まるで古代ローマのチャリオットのようで、暴君のディメンタス将軍にぴったりの改造車だった!
今作の敵役のディメンタス将軍はイモータン・ジョーと比べるとカリスマ性や統率力もなく、行動も短絡的だ。だけど、ディメンタス将軍はこのMADワールドを大いに楽しんでおり、衣装・セリフ・アクションも印象的でかなり魅力的な悪役に感じた!これはディメンタス将軍を演じたクリス・ヘムズワース自身もこの役を楽しんでいたからかもしれない。
フュリオサのスピンオフの今作だが、怒りのデスロードのスピンオフとしての色も濃く出ている。この映画を観る前に怒りのデスロードを復習しておいて良かったし、鑑賞直後はすぐに怒りのデスロードを観たくなった。
これから自分は怒りのデスロードのフュリオサを見たら、この映画...「フュリオサの怒りの原点」を思い出すだろう。頭の中でアニャが演じた若きフュリオサがきっと自分にこう語りかけてくる。
「私を覚えてる?」
▼お気に入りのシーン
フュリオサが乗るウォー・タンクと空飛ぶバイカー集団のカーアクションのシーン!
空飛ぶバイクの改造車が斬新だし、これを迎え撃つウォー・タンクもかっこいい!
採点4.9 ジャパンプレミア鑑賞(IMAXGT) シリーズ5作目と...
採点4.9
ジャパンプレミア鑑賞(IMAXGT)
シリーズ5作目となるこの新作マッドマックス。
実はGシネマサンシャでは初めてのIMAX鑑賞、しかも会場へ向かうとまさかの最前列ですよ。
スクリーンがデカすぎて不安でしか無かったのですが、意外にも観にくくない。
そしてこれが本当にすごいド迫力でした。サウンド周りもすごいです。
物語は「デスロード」の前日譚で、フュリオサをフューチャーした作品。蓋を開けてみたらとんでも無かったです。
アクションの密度がより高く、それを追いかけるカメラワークがまた素晴らしい。
すっごい近い視点の映像ばかりで、作品への没入感がすごいです。
あとシリーズ通してなんですけど、ジョージミラーは小さなディティールにすごい拘りがありますよね。
バイクのデザインにアクションのアイディア、それぞれの身につける小物まで、本当に見ていて飽きないです。
ディメンタスの馬車みたいな三連バイクにはたまげましたよ。
キャラも相変わらず皆立っていて、ディメンタスは復讐する対象でありながら父的存在としてうまいこと置かれており、フュリオサを成長させる位置付けとなっていました。
また憎めないキャラなんですよね。
決して暴君でなく、皆に平等に分け与えるが為に自身の首を絞めていく。そんな悩めるお父さんのようでした。
ウォーボーイズもスクリーンに出てくるだけでワクワクします。
あと、アニャはすっごい頑張っているのが伝わってきましたよ。
すっごい華奢なのに、言葉以上に語る目がすごかったです。
全編駆け抜けるような展開の連続ですが、ラストは人生の締めくくりのようにじっくりと見せるんですね。
気がついたらあっという間に幕を閉じていました。
ずっと汗ばむような作品で、鑑賞後は心地良い疲れがありましたよ。
あと「デスロード」が再び観たくなります。
三部作となる次作はいつ頃になるかわかりませんが、ジョージミラーに委ね待つ事にしましょう。
兎に角とんでもない作品でした。
映画とは目で語るものなんだ
目が全てを物語る
アニャ・テイラー=ジョイが若きフュリオサを演じると知った当初こそ、「シャーリーズ・セロンと似てないし、何より線が細すぎるんじゃ…」と違和感を感じた。でも初予告編及び本編を観たら、あの“目力”、ウォーペイントを施した事でより強調されたあの目に持っていかれた。シャーリーズはオスカーにノミネートされなかったが、アニャは十分されてもいい気がする。セリフ量は少ない分、あの目が全てを語っている。
もっとも期待値が高すぎたゆえか、気になる面があったのも事実。シンプルなストーリーでランニングタイムも2時間弱だった前作かつ後日譚の『フューリーロード』に対し、本作は2時間超えかつストーリーも入り組んでいる。前作を観ている人や『マッドマックス』サーガを観ている人への目くばせも、ちょっとあざとく感じなくもなかった。あとこれは内容とは無関係だが、R15+レイティングだった前作よりも、PG12の本作の方が観ていてちょっとキツイ面も。
ただそんなのは些末事で、終始あったのはハラハラドキドキ感。なんといっても影の主人公であるクリス・ヘムズワース扮するディメンタス将軍に尽きる。数台のバイクを馬に見立てて馬車のように操る、勇壮と頭の悪さが渾然一体となった威風堂々ぶりが最高だし、配下の部下達のヒャッハーな中二病センスもイチイチたまらない。とにかく今回も衣装デザインや世界観、小道具の細部に至るまでDIYを凝らしたビジュアルに驚かされたし、ウォータンクを軸にしたカーチェイスバトルも見応え十分。ラストのケリの付け方は神話を重んじるジョージ・ミラーらしさを感じた。
荒木飛呂彦が「もう『ジョジョ』しか描かないし『ジョジョ』しか描けない」と宣言したように、ミラーにも『マッドマックス』道をとことん極めていってほしい。でももし次作がディメンタスの前日譚とかだったらどうしよう。ま、それでも観ちゃうだろうな。
MADな脳体験 戦争とはこういうこと
ジャパンプレミアにて先行上映に参加しました。
カーアクションがとても迫力があり、もはや重機も加わって大迫力でした。
フュリオサの狂気に満ちた目がとても印象的でした。
ディメンタス大将が始めた物語に巻き込んだのに最後にフュリオサに「お前もMAD側なんだ」的なことを言い放ったのがとても印象的で残酷なシーンでした。
世界が荒廃してなければこんなことにならんかったやろという気持ちと、こんな狂った世界がフュリオサを生かしてたんだといろんな感情がごちゃ混ぜになって涙が出てきました。
最後のネタばらしとしてGreen Placeが人間の血肉を吸ってできたオアシスだと知りゾゾゾゾ〜っとしました。
伏線も継承され素晴らしい作品でした。
最後に怒りのデスロードでイモータンジョーを演じたキースさんにみなさんの声が天国に届くことを祈ってますv8
(追記)
この作品の根幹にあるのは戦争の恐ろしさなんだと思います。
フュリオサを狂わせたディメンタス大将も元は子供がいて、戦争と暴力の世界に巻き込まれて人を痛めつける狂人になってしまった。
時折狂人と普通の現代にいるような人間の人格が入れ替わるようなシーンもあり、彼もこの世界の犠牲者であると分かりつつ恐ろしい存在でした。
そしてクリヘムさんの演技力に震えました。
戦争は繰り返され暴力の先にあるものはMADだけ、その虚しい輪廻を食い止めるのは何か?
それを映画を通じて監督は伝えたいのかなと思います。
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