マッドマックス フュリオサのレビュー・感想・評価
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切ないバイオレンス
ヒロインのフュリオサ役を務めるアニャ・テイラー=ジョイさんは、「スプリット」や「ラストナイト・イン・ソーホー」でお気に入りの女優さん。当代で目力No.1と思っていますが、本作の寡黙なフュリオサ役は、目の演技中心でバッチリはまっていました。
マッドマックス本編では脇役のフュリオサですから、主人公効果で特別扱いされる訳にはいかず、全体的に辛い展開が続き、アクションものとしては無茶苦茶さと痛快さで本編に劣る印象もありました。ただ、切なさが醸し出す味わいでは勝ります。この点、スターウォーズにおける「ローグ・ワン」と本編シリーズのテイストの違いと似たものを感じました。
逆に、本編の一種のおバカさ、あるいは狂気についていけない場合は、本作を補助線にすれば、少しは身近になるかもしれません。
私は、本編もこちらも、どちらも好き!
本編シリーズの次なる展開があったら嬉しいところです。
世紀末ブームとか、バイクや車がまだアクション、スピード、ファッショ...
世紀末ブームとか、バイクや車がまだアクション、スピード、ファッションの象徴だった時代に作られ、成功した映画がルーツ。現在の感覚においてはその賛否や好き嫌いの差も大きくなっていると思われます。これまでと同じなら「観たら疲れて帰るんだろうな」と思いつつ、「これまでのシリーズ観てきたんだから…」的な半分惰性で映画館へ。
鑑賞後はとにかく美しく、たくましく、強いフュリオサとその母が印象に残り、繰り返され、ダラけやすくなるカーチェイスや戦闘シーンは彼女のBGM(BG…Visual?)でしかなかった。スピンオフだからか、「マッドマックス」にしてはストーリー重視だったし、それで良かった。逆に言えば映画のコピーにもある「トビたい」方には少し効きが甘いかもしれない。
記憶も薄くなった「怒りのデス・ロード」をまた観たくなった。でも、その大きな瞳で演技するアニャ・テイラー=ジョイがフュリオサじゃないとダメなのかもしれない。
(余談)オートバイに乗る方へ
今回もたくさんのオートバイが出てきます。この映画に欠かせない重要なツールでありますし、砂漠を大勢のバイクが疾走する空中映像は美しく、パリ・ダカールラリーさえ連想させます。一方でバイク乗りなら分かる「それはありえん」シーンも散見されます。こだわると映画に入り込めないので(←私)、そこは片目つぶって観ましょう(笑)
黙って劇場で観ておけ!
シリーズ最新作にして、前作に登場した女戦士フュリオサを主人公に据えた本作。当然のことながら期待値爆上がりで、公開2日目にIMAXで鑑賞してきました。その期待を裏切らない完成度に大満足です。
ストーリーは、暴力が支配する荒廃した世界にあって、ひっそりと平和な集落で暮らしていた少女フュリオサが、ある日、あたりで略奪を続けるディメンタスが率いる軍団に連れ去られ、救出に向かった母親も殺され、対抗勢力のイモータン・ジョーに取引の材料として引き渡されながらも、復讐と帰郷を心に誓い、不屈の精神で生き抜く姿を描くというもの。
上映時間148分と長い作品でしたが、全く長さを感じません。開幕早々に作品世界に引きずり込まれ、時間を忘れて見入ってしまいました。前作公開が9年前で記憶も曖昧だったため、前日にアマプラで再鑑賞して臨んだのですが、その必要はなかったです。前作の前日譚ということもあって予備知識は不要ですし、なんといっても迫力の映像が全てを物語っており、これ以上ない説得力となっています。初見でも全く問題なく楽しめます。
本作を楽しむ上で欠かせないのが、この絶望感な世界観です。水と食料と資源を奪い合い、暴力がすべてを支配するという混沌の世界。その中で、それを絶好の機会と捉えて己の欲望のままに突き進む者、強者に尻尾を振ることで己の身を守ろうとする者、それでも優しさや穏やかさを持ち続けようとする者など、本性をさらけ出した人間の姿が赤裸々に描かれます。“あなたはどんな生き方を選ぶのか”と究極の選択を迫られているかのようです。
そんなぶっ壊れた世界の中で、少女フュリオサがいかにして戦士フュリオサとなったのかが、鮮明に描かれています。前作よりストーリーがはっきりしていて、フュリオサの成長譚としても見応えがあります。特筆すべきは少女時代を演じたアリーラ・ブラウンで、かわいらしい顔つきの中で放つ目力は、強者に屈することなく、どんな状況下でも諦めず、信念を決して曲げない意志の強さを物語っているようです。彼女の創り上げるフュリオサ像が、シームレスに戦士フュリオサへと引き継がれます。
フュリオサは、前作のシャーリーズ・セロンからアニヤ・テイラー=ジョイにバトンタッチされており、線の細さを感じる部分もありますが、こちらも見事に演じ切っています。ただひたすらに復讐の炎を燃やし続けるフュリオサの激しい怒りと深い悲しみが、ひしひしと伝わってくるようです。激しいアクションシーンも淡々と冷静にこなす姿は、まさに戦士といった感じです。
そんなウリのアクションもすさまじい迫力で、IMAXとの相性もよく、あまりの臨場感に何度も声が出そうになります。そのアクションを支える、さまざまな改造やギミックを施されバイク、車、武器、その他のガジェットも、本作の見どころの一つです。荒廃した世界の中で残された資材をかき集めて、具現化された斬新なアイデアがおもしろいです。
そんな感じで大満足なのですが、ディメンタスがちょっとだけ中途半端に映ります。マントと配役のせいでソーとかぶり、娘の面影を追ってしまっているような面もあって、イマイチ冷酷な悪党に見えません。もちろん、ふてぶてしい言動とゲスそのもののやり口のおかげで、イモータン・ジョーの統治の方がましにも見えるし、その最期に溜飲が下がる思いはしますが、もっと人間性のかけらもない男として描いてもよかったのではないかと思います。でも、ひょっとしたら、彼もまた世界に絶望して闇堕ちしたかわいそうな男として描かれていたのかもしれません。
主演はアニヤ・テイラー=ジョイで、彼女の新たな魅力が感じられる圧巻の演技です。脇を固めるのは、クリス・ヘムズワース、トム・バーク、アリーラ・ブラウン、チャーリー・フレイザー、ラッキー・ヒューム、ジョシュ・ヘルマン、エルザ・パタキーら。
優しい
今までのマッドマックスシリーズ的に、優しい内容になってしまった、現代風になったなと思い、少々物足りなさはあった。
前回の作品もエグみは薄いものの、衣装や演出にしびれるシーンが多かったもので、フェリオサ(女性が主役)はどんな演出でくるのかなと期待していた。しかし時代が変わったのでこのくらいが良いのかな。
相変わらずの疾走感!
4DXを初めて体感した時、「これは絶対にマッドマックスで観るべきだ!」と心に誓い、今回無事に成就してきました♪
それにしても、マッドマックスのあの世界観に浸ってしまうと完全にハマって抜け出せなくなりそうで、恐ろしくなります💦
前作も見返したくなりました♪
世界観にひたひたに浸る
やっぱり最高に狂った世界観は健在。ひとつひとつの乗り物や武器など作り物のディテールを見ているだけで十分な満足度が得られる作品。
やはりやり切ることでそれが個性になる。冷静にみるとおかしいだろう、ダサくない、と感じてしまうことはよくあることと思うが、本作は冷静になるタイミングは一才ない。
前半の展開がすこしもっさりしている印象は拭えなかったとは感じた。
面白かったけど。。。
期待通りの出来ではあった。
アニャテーラージョイの目力ですべてを持って行った感じ。
もう少し筋肉が付いていればもっと説得力が増したハズ。ちょっと華奢過ぎた。
ストーリーは前半はもう少し短めでも良かった。
逆に後半はジャックとフェリオサのバレットファームでの戦いは良かったけど
砦の軍とディメンタス軍の激突が欲しかったし
フェリオサとディメンタス将軍の会話が冗長だった気がする。
一番残念だったのはフェリオサの子役の顔がAIでの合成映像だった事。
これをやってしまうと役者の価値が無くなってしまうと思うのだが。。。
普通に最高です。
フューリーロードが120点だとすると、比べるものではないとわかっていても比べてしまう…85点。
ハッキリいって充分に面白い作品。
よくまぁいろんなアイデアが思いつくなと関心した。
またフューリーロードでは話の中だけであった畑もちゃんと見せてくれたのは流石だなと思いました。
前半は1や2の雰囲気も感じられて古参のファンサービスも忘れてない。
ここまでやってくれたら文句を言うべきじゃない。
しかし、やや気になるとこが無くはない。
一度しか観ていないので何ともだが…
屈強な男どもは皆がみんな自らが統治し"民に分け隔てなく与えよう"が目的であったが結果はただの独裁者になっている。それは世の常。
イモータンジョーは宗教観を利用しウォーボーイズを上手くコントロールしてる。
一方でディメンタスはただのボンクラ感があって部下をコントロールしきれなかった。
宗教的洗脳を使わないなら恐怖で屈服させコントロールすると思うが、あんなに反乱が起こるまでになってるのはやり方がただ雑過ぎたって事なのかな?
それにディメンタスは仇役としては愛嬌があり過ぎる。
ジョージミラーの事だから何か意図があるはずだと思う。普通復讐ものなら悪役を憎々しく描くもの。
ロボコップのギャングなんかはあれだけ悪い奴らだからカタルシスが生まれた。
でもディメンタスは世界が崩壊した時に家族が殺されている。希望は持つものじゃない。
マックスと内面のプロセスは似ている。
壊れた先のアウトプットが陽キャ、陰キャ。仲間を作る、1人で行動する。常に足りてない、もう何も要らない。外へ吐き出す、内に籠る。
マックスとは陰陽の関係にあると思った。
誰もがこうなる可能性があると。
ここまで何処か憎めないキャラにしたのはそれ以外に何かあるんだろうか?
フューリーロードではイモータンジョーを残虐に殺した。台詞のニュアンスとして感じたのはジョーに直接的に何かされたような印象があった。
その辺が明らかになると思ったが、ジョーからは直接被害を受けてない。
しかし直接的な加害者のディメンタスの方が少々緩めなのが何でだろとノイズになった。
子供の頃は守られてる部分や強くなる為にある種のメンター的な部分もあったのだろうか?本人もラストで殺すのを躊躇してるように見えた。
じゃイモータンジョーがそんなに恨まれる理由はなんなんだ…
今回マックス的なメンターが別にいたが、彼の死も直接は描いていない。後でまた登場するとか?
この作品はフューリーロードの10数年前からの話だと思うが、故郷はその間に砂漠になってしまった。手前にあったオアシスも水が汚染されてと言っていたが…あの豊かな故郷がどうして…
あと、これはどうしようもないが、目で役者を選んだのは理解した。でもアニャさんは可愛い過ぎる。
シャーリーズセロンの演じた人間としての芯の強さが美しさになっているものとは、やっぱり違う。比較しちゃいけないのはわかってるが、気になるものは気になる…
「ディメンタスの挑戦」という良作アクション
長文読んでられない方にお伝えしたい結論: 世紀の大傑作から普通の良作へ
そもそもの話として、フューリーロードの体験をもう一度というのは無理な話で。
シリーズ作を見てはいても、あの体験は「自分はどこへ連れて行かれるのか」「ていうか何を見ているんだ」という未知のド迫力体験だった。
そして20-30分見た段階で「こんなの後2、3回はドでかスクリーンの大音響で観るに決まってんだろオラァ!」という歓喜の叫びを心の中で上げていた。
そういうスペシャルな作品の続編は当然難しいが、とりわけ前日譚というのは更に誤った選択だったと思う。
ただでさえ全てが目新しく新鮮な刺激のカタマリだった前作と違い、同じ世界同じキャラクター同じデザインがずっと映るわけで。「シリーズ作だからこその世界観の統一」ではなく、全く同じものが。
しかも着地点が決まっているからこそ、辻褄合わせとか前作への目配せとか、そういう不要なポイントに制作側も観客側も無駄に意識を割かされる事にもなり、前作の超純粋化アクションには無かった不純物が混ざらざるを得なくなった。イモータンジョーという作中最大の悪役も放置せざるを得ないので消化不良感も保証済みだ。
章立てにしたのも悪手だったと思う。そもそもどんなプラスの効果があったのか良く分からない割には「先の展開を観客に予想させる」というマイナス効果しか無かったように思う。
とにかくそれら引っくるめて前作の「体験」から「鑑賞」という普通のフィールドに落ち着いちゃったというか、「理に落ちちゃった」のが何とも残念。
そんな弱点だらけのこの映画を救ったのは、今作のブラボーな悪役、マイティソーことクリス・ヘムズワースが嬉しそうに演じるディメンタスだ。
最初にその身につけたクマチャンを見た時は、バカっぽい狂ったキャラクターを表すには分かりやすすぎるアイテムだなぁと鼻白んだが、自分の子供の形見だと口にされた時点で、ちょっとコイツは違うぞと。
幼いフュリオサを酷い拷問にかけて実りの地の場所を吐かせようとするとか、何なら殺してしまう機会は幾らでもあった筈なのに、大事に育ててしまうあたり、明らかに失った我が子を重ねていたのであろう。結局ジョーに渡してしまうが、フュリオサがあくまでディメンタスを母の仇として忌避する言動をとったので、あれはああする以外無かっただろう。ぬいぐるみをむしり取るディメンタスの表情が印象に残った。
イモータンジョーのような絶対理解不能なカリスマではなく、「半裸姿でチャリオットみたいなバイクを操るアホでマッチョな見た目と異なり、意外と小知恵が回って人間臭いリーダー」というキャラクター性が狂気に満ちた世界観にスポリとハマっていたと思う。
ラストの「お前は俺と同じだ」というセリフが全てを表していて、彼はフュリオサでもあり、またマックスでもあったのだろうと思わされる。むしろこの映画の主役はフュリオサではなく、有り得たかも知れないマックスの姿でもあるディメンタスだろうと思う。
最後に、この映画本国では近年の反ポリコレの潮流に飲まれて散々な興行成績だという。
たしかに私も昨今のディズニー始めハリウッドのポリコレゴリ押しは創作を殺すと思うので大いに反対だ。だが今作見てみれば分かるが明らかに「ディメンタスの挑戦と落日」がメインで描かれていて、フェミ描写など殆どない。前作の方が余程その辺の描写はあった。それも全く不自然でない形で。
数少ない日本の洋画鑑賞者の皆さんは是非この明らかに間違った判断をせず良作アクションを観に行って欲しいと思う。過度な期待は禁物だが普通に面白いので。これが誤解からとはいえ大ゴケ映画として歴史に名を残すのは間違っている。
フュリオサ・ビギンズ‼️
今作もサイコーにマッドな世界観に浸れる「マッドマックス」シリーズの最新作です‼️マックス・ロカタンスキーと並び、「マッドマックス」サーガのみならず、映画史に残るキャラクター、フュリオサ‼️超傑作「怒りのデス・ロード」でシャーリーズ・セロンが体現した、この愛すべきキャラクターを今回、アニャ・テイラー=ジョイが演じ、なかなか頑張ってます‼️ディメンタス率いるバイカー集団に母を殺されたフュリオサは復讐を誓い、ディメンタスと城塞都市に君臨するイモータン・ジョーの争いの渦中に飛び込んでいく・・・‼️前作「怒りのデス・ロード」でのイモータン・ジョー率いるウォー・ボーイズの面々に加え、今作ではディメンタス率いるバイカー集団という新たにマッドな面々が加わっているので、その世界観はさらに濃密になってます‼️特にディメンタスを演じるクリス・ヘムズワースは、その声色といい、胸にぶら下げたクマのぬいぐるみといい、"雷神ソー" のイメージを覆す怪演で、まるで馬車のような三連のオートバイを操る彼が、荒野でバイカー集団を率いるビジュアルはホントに壮大で美しい‼️そして前作同様、カッコいいメカたちによるアクション・シーン‼️バイカー集団とウォー・ボーイズたちによるアクション・シーンは前作同様、このシリーズ独特のアドレナリン大放出の凄まじさです‼️前半の子役のフュリオサからアニャのフュリオサへ‼️母を失い、復讐に燃え、片腕までも失い、髪を剃ってシャリーズのフュリオサを連想させるに十分な熱演で、その眼力が素晴らしいアニャも頑張ってますけど、子役時代のアリーラ・ブラウンちゃんも見事です‼️フュリオサがディメンタスを培養土にする処刑シーンのビジュアルも衝撃的で、その後の「怒りのデス・ロード」に続く物語展開も見事‼️15年間の大河ドラマという事で、スピード感と中毒性では「怒りのデス・ロード」に及びませんが、前日譚としては最上のモノですね‼️そしてやはりその不在が寂しさを募らせるマックス・ロカタンスキーですが、愛車のインターセプターとともに後ろ姿で一瞬登場してるのも嬉しいですね‼️マックスの存在感をこの「マッドマックス:フュリオサ」に感じる事が出来ます‼️
デルザー軍団
ここ10年、いろんな意味で最強!な映画といえばミンナ大好き「マッド・マックス怒りのデスロード」
ボンクラ中学生が考えそうな世界を全力で作り上げた御年70のジョージ・ミラー監督に当時、拍手喝采!リピーター続出だったわけですよ
また、その映画に出ていたシャーリーズ・セロン演じるフュリオサ大隊長に、観客のクソ男の大多数が「堪らん!」「抱かれたい!」の声多数デシタネ~(・∀・)←オマエダロ‼
そんな大隊長のスピンオフ作品と聞けば、鼻息荒く雨の中、観に行くにきまってるデショ~ガ⁉
相変わらずの世界観に序盤からカカリ気味のアラフィフおじさんでしたが、前作「フューリー・ロード」は正直ハードル低めで観に行ったら、「何コレ⁉スゲーッ」と、当時アラフォーおじさんをボンクラ中学生に一瞬で戻してくれたんですよ…
なんせ中学のときに友達数人で観に行った「サンダードーム」が正直ビミョ~で(同時上映のポリスアカデミー2の方が楽しめた記憶が)それから30年後の続編、それはハードルは下がりますよネ~
で、あの大傑作から約10年、今回はハードル上がりまくりなわけですよ、そりゃ前作ほどの興奮はなかったものの、クリス・ヘムズワースがほぼほぼソーだったものの、坊主頭のアニャ・テイラー=ジョイが研ナ○コ味があったものの、人喰い男爵とか武器将軍みたいなデルザー軍団(@仮面ライダーストロンガー)ネーミングは大好きです! オワリ!
なぜかフルサイズでないIMAX
前作から9年も経ってますか?正直細かい内容は覚えてないけど、超傑作と思ったそれより少し劣るか。
迫力のある相変わらずの世界観で、当然つまらなくはないのだが。
その大迫力を堪能したいが為に高いお金をだしてIMAXで鑑賞したのだが、………。
なぜかIMAXの画面をフルで使ってなく上下が切れてる映像サイズだったので、それが残念極まりなかった。
【6/3更新】フュリオサの目力に乾杯!
時間の関係で地元の映画館でまずは鑑賞。
11.70m × 4.80mの1番大きなスクリーンだったのですが、
開始前から後悔の噴出が止まりませんでした。
「このスクリーンの大きさでは、スケール感が味わえないのでは・・・」
案の定、不安は的中。
俯瞰の映像も多く、世界観にどっぷり浸るにはやはりIMAXでないと満足できないと実感しました。
でも作品自体には大満足です。
フュリオサの幼少期を演じたアリーラ・ブラウンからアニャ・テイラー=ジョイへのバトンタッチも極めて自然で全く違和感がありません。
ふたり共「目で物を言う」タイプなので、キャスティングの勝利と言えるのではないでしょうか。
残念だったのは、トム・バークの演じた警備隊長ジャックの終わり方とディメンタスのキャラ。
ジャックは、あんなに寡黙で実直で何かやってくれそうなキャラクターなのに、
あれで終わってしまうとは。。。
でも、最後が明確にされていないので、もしかしたら再登場があるかもしれませんね。
クリス・ヘムワーズの演じたディメンタスは、
どちらかと言うとモブキャラ寄りの扱いで憎めませんでした。
行動が行き当たりばったりで、MADレベルも高くない。
その分最後の爽快感が薄まった気がします。
これは、クリスのせいじゃなく、脚本や監督のせいだと思いますが。
怒りのデス・ロードと比較するとドラマ性が強い本作品ですので、
どちらかと言うと今回の方が自分は好みでした。
ですが、フュリオサの誘拐や義手になる件など、
展開の分かっている話をなぞるのは、やはり切ないですね。。。
明後日IMAXでまた観てくるつもりです。
【6/3更新】
シネマトゥデイの記事に以下の内容(抜粋)が載ってました。
『バーク自身も、ジャックが死んでしまったのかなどの情報は知らされていなかったといい、ある日、メガホンを取ったジョージ・ミラー監督に「僕は死んだのですか?」と直接質問したという。すると、ミラー監督は「あぁ、そうだ」とジャックの死をあっさり認めたそうで、バークも「ウェイストランドの大多数の人間はそうです」と終末世界の厳しさを痛感したという。』
ガックシ。。。。
普通に面白かった
朝イチ8:20からの上映。
洋画の朝イチのわりに入ってた。年齢層高め。
4DやI'MAXで観た方が面白いと思うけど
マッドマックスにはちょっとお金をかけたくない気持ちが…
世界観が好きではないけど、今回はヘムクリ様目当てで観ました。
思っていたより面白かったです。
最後の木に植えられていた人は誰❓️
SFという舞台を使い「現代」を描く
SFの面白さ、って「メタファー」を探すことだと(個人的に)思っている。
本作で言えば、「シタデル(農業国)」「バレットタウン(工業国)」「ガスタウン(資源国)」だと思う。
現代の外交というか国際関係を極限まで単純化した世界観。
同盟関係でも冷戦状態でもなく、なんとかギリギリでバランスが成り立っている世界。これが現代というか2次大戦後の世界情勢を表しているのだろう。
そこにディメンタス将軍が現れ、そのバランスを崩壊させてしまう。
(デスロードで狂気のラスボスだったイモータンがマトモな政治家に見えるのは苦しいところ)
そして、「女性」の活躍。
こうした「現代」を描くのが本作の一番の見どころ。
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