「鎖に繋がれたクマ?」マッドマックス フュリオサ アキよりさんの映画レビュー(感想・評価)
鎖に繋がれたクマ?
やっと鑑賞👀
ストーリーは、もう省きます。
フュリオサの過去壮絶なストーリー。
緑の地での母親の存在感は、ハンパなくカッコ良すぎました。こんな母に育てられたら、フュリオサは強く育つに決まっている。
砂漠でのバイクでの戦闘シーンは痺れました。
ディメンタスのクリム・ヘムズワースも最高でした。クマのぬいぐるみを自分の子供の形見だと言っているが、鎖に繋ぐ必要あるのか?と一見すると愛嬌がある様にも映るが、支配欲が強く完全にイカれた存在だった。
終盤には、確実にガスタウン占拠には成功するが、統治能力がほぼ皆無に近い、ガスタウンは荒廃寸前。ストリーが進むに連れて行き精神が崩壊していく様子がなぜか笑えた。
イモータンジョー率いる武器将軍、人食い男爵、リクタス、スクロータスと集まり、ディメンタスをどう倒すか会議しているが、イカれた筋肉ムキムキの男が全員無能すぎる姿が笑えてしまう。
フュリオサは、もう生まれ持っている戦士であり、緑の地を守り抜くのが宿命でその意志の強い女性を良くぞアニャが演じたと思ってしまう。マックスと同じ生存能力がハンパない、あの細い身体で、演じているのは素晴らしい女優だと感じる。私には、アニャはもう魔女なんですよ(笑)映画ウィッチでのアニャが素晴らしくこの人はもう先祖が絶対魔女でしょと勝手に考えさせられる人です。
マッドマックスシリーズを通して、ふと思うのは怒りのデスロードは、出来すぎた前ふりでもうすでにフェリオサのストーリーが始まっていた。マックスは、完全に過去のヒーロー、新しく伝えられるヒーローの誕生か?
怒りのデスロードでのラスト、シタデルでフェリオサが群衆とは歓喜し登って行くが、マックスは群衆の中に消えて行った事を思い出してしまう。今後マックスは登場してくれるのか?なんて思ってしまう。
ラストも桃の種?本当に桃の実がなっているなら、食べたくないなー!(笑)
怒りのデスロードとは全く違うテイストの作品になっていましたね。しかし、残酷でパワフル全開でいて、愛や希望を感じてしまう素晴らしい作品でした。映画館に足を運んで正解だった(笑)