「世紀末ブームとか、バイクや車がまだアクション、スピード、ファッショ...」マッドマックス フュリオサ hiroishiさんの映画レビュー(感想・評価)
世紀末ブームとか、バイクや車がまだアクション、スピード、ファッショ...
世紀末ブームとか、バイクや車がまだアクション、スピード、ファッションの象徴だった時代に作られ、成功した映画がルーツ。現在の感覚においてはその賛否や好き嫌いの差も大きくなっていると思われます。これまでと同じなら「観たら疲れて帰るんだろうな」と思いつつ、「これまでのシリーズ観てきたんだから…」的な半分惰性で映画館へ。
鑑賞後はとにかく美しく、たくましく、強いフュリオサとその母が印象に残り、繰り返され、ダラけやすくなるカーチェイスや戦闘シーンは彼女のBGM(BG…Visual?)でしかなかった。スピンオフだからか、「マッドマックス」にしてはストーリー重視だったし、それで良かった。逆に言えば映画のコピーにもある「トビたい」方には少し効きが甘いかもしれない。
記憶も薄くなった「怒りのデス・ロード」をまた観たくなった。でも、その大きな瞳で演技するアニャ・テイラー=ジョイがフュリオサじゃないとダメなのかもしれない。
(余談)オートバイに乗る方へ
今回もたくさんのオートバイが出てきます。この映画に欠かせない重要なツールでありますし、砂漠を大勢のバイクが疾走する空中映像は美しく、パリ・ダカールラリーさえ連想させます。一方でバイク乗りなら分かる「それはありえん」シーンも散見されます。こだわると映画に入り込めないので(←私)、そこは片目つぶって観ましょう(笑)
コメントする