「赤いボタンで失うもの、赤いボタンで得られるもの」ミッキー17 よしてさんの映画レビュー(感想・評価)
赤いボタンで失うもの、赤いボタンで得られるもの
宇宙開拓時代のSF映画でありながら、社会の階層や科学と倫理、人を人たらしめるものは何か、などいくつものテーマが込められた作品。重厚な作品ではあるものの、エンタメ作品としても一流で、軽快なテンポの作品として仕上げたその手腕は見事。
王蟲を思わせる異性の生物クリーパーは悍ましい生物を思わせる作品ながら、最後には愛おしくも感じられるのもよい。
赤いボタンが象徴的で、ミッキーはいろいろな局面でそれを押すことで人生を進めていきます。
強烈に突き抜けた何かこそなかったですが、見やすいのに考えることも多い一作でした。
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