劇場公開日 2023年8月11日

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バービーのレビュー・感想・評価

全372件中、341~360件目を表示

3.5映画館で大爆笑

2023年8月11日
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セリフがめっちゃウケる。映画館であれだけ周囲と爆笑したのは初めて。気晴らしにいい。

色々テーマを詰め込んでいましたが浅くてフーンって感じ。

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Oyster Boy

3.0タイトルなし

2023年8月11日
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バーベンハイマーだの世界中でピンクの塗料が不足しただの何かと話題の本作 最近お気に入りのデュア・リパも出演なので鑑賞 でしたが合いませんでした けれどもお人形さんバービーのお話だし、マーゴット・ロビーがキュートだったのでまぁ良し
ちょこちょこ挟まれる小ネタやいろんなキャラが有るのは知らなかったので楽しかった
変り者バービーがお気に入り

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ゆう

5.0自分が自分であることの大切さ

2023年8月11日
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この作品見て感じたのは、自分が自分でどうあるべきか、それを考えさせられた。

色んな考え方や感じ方、夢や希望を持って良い。

自分を理解してくれる人、自分を慰めてくれる人の大切さっていうのがほんとにきづけた。

まぁ!全体的に話のテンポも良くて見てて飽きないし、
最初のダンスのシーンめちゃくちゃ好き!

永遠マーゴット・ロビーの可愛さと美しさに心を打たれっぱなし。
改めて彼女の演技の凄さに気づかされた。
まぁ、マーゴット・ロビーの演技の凄さは毎回毎回作品を見る度気づかされるんですけどね。

あの、ベンチに座って持ち主のことを考えて、涙を流すあの1粒の涙を流すシーンが神秘的に感じた、、

そして周りの人達(友達と楽しそうに笑っている人、悩んで挫折してる人、そして同じベンチに座ってるおばあさんを見てた時)を見渡した時、彼女は何を感じたんだろ。
人間への興味が湧いたのか?
人間であることの素晴らしさ、または辛さ?
歳をとることでの老いや死のこと?

彼女の表情、演技で色んなことを考えさせられる。

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ひゅンゴ

3.0先が見えないストーリー展開

2023年8月11日
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マーゴットロビー主役なので期待したけど?
やや理解できないストーリー展開で、立ち上がりから前半は理解出来ても、特に後半の展開は何故こうなる?って感じですかね?
まぁ、それが面白いと思う人もいるのかな?
元々バービー人形の世界を描いているので奇抜なストーリーではあるのだけど、もう少し単純な楽しさ、面白さがあっても良いのでは?

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デコ山

3.0ファンタジーなノー天気な作品かと思えば

2023年8月11日
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男には身に染みる辛辣な作品だった。
しかし、ウィル・フェレルはどこが面白いのかさっぱり分からん

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ムーラン

4.5驚くほどストレート

2023年8月11日
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驚くほどストレートにジェンダーの問題に取り組んでいる。もっとこう比喩的な描き方かと想像してたんだが、いやいやどうして、めちゃくちゃ直接的に「家父長制」や「男性至上主義」「ジェンダーの役割」的な考え方の悪影響を語ってるし、描いてる。
それを深刻でなく笑いに変えているのもよい。
冒頭の『2001年』パロディから、それを宣言しててもうニヤニヤが止まらないね。ウィル・フェレルは、チャド・スミスそっくりネタでドラムスティック持って出てくるし。
ちょっと心配なのは、自身の空っぽさに気付いたケンが、人間世界から「男であるだけで偉い」世界観を持ち帰った挙げ句にひっくり返され、「それはでも貴方たちが悪いわけじゃない」ってなってるところ。
バランスが良すぎて逆に、いわゆる「All lives matter」的な「女性だけが差別されてるわけじゃない」的な誤った解釈をされないかというのが心配。もちろん制作側は慎重にやってるし、ケンたちが悪い、って結論になるのはもっと駄目な訳だけど。
でもまぁこれだけジェンダー論的な内容を、これ程までのエンタメに仕立てるとは、やはりグレタ・ガーウィグは優秀だなと。

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ぱんちょ

4.0今週の大荒れ枠になりそうな予感でしかない…。

2023年8月11日
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今年271本目(合計921本目/今月(2023年8月度)10本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。

 まぁ、見る前から外部(ツイッターだっけ?)で大荒れしたりとネタにはことかかない映画で、普通に見る分に関しては、「普通に」解釈すれば女児も想定されているんじゃないかな…とは一見思えます。

 ただ、問題はそのあとで、多くの方が書かれているように、この映画はその範囲を完全に超えていて、フェミニスト思想の話や(字幕版では「フェミニスト」という語は何度か出る)、人種のお話、さらには車いすのお話(←身体障がいをお持ちの方のお話)といった論点が多々出てきます。

 正直ここまでというのは想定しておらず、かといってストーリー的にはどうも現地では女児向け枠になっているのかストーリーの筋はわかりやすいものの、最近のいわゆるポリコレ論を全部もった形になっていて、某映画が「ポリコレワールド」じゃないのかと言われたのと同じように、本映画も「ポリコレランド」じゃないのか、と言われても仕方がないんじゃないか…と思います。日本ではまだどうしても、小学校高学年でやっと扱う範囲かどうかというところであるからです。

 場外ファイトは場外ファイトであっちもすごかったのですが、まさかストーリーがこんなポリコレ論ばかりになるとは思わず、こりゃ参ったなぁ(お盆の中に入っている、「人を選んで」地雷枠になりうる作品)というところです。

 ちょっとこれは…といったところです。少なくとも、女児向けという解釈は無理なので注意が必要かなといったところです(かといって、誰宛てなのかというのも謎)。

 採点はこれらまで考慮して下記のようにしています。

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 (減点0.7/ポリコレ論の解釈がいろいろに取れる)

 ・ フェミニズム思想があることは前提であり(なお、単に「フェミニズム思想」という扱いでも字幕版は「性差別」。吹き替え版はどうなってるんでしょうか…)、さらに、人種問題や身体障害者の扱い(ただ、車いすというのは「よくある」一つの類型にすぎず、例えば内部障害など扱いが少ないものに対しても配慮は明確に足りない)など、ポリコレ論を全部盛りまくったために何がなんだか(これらを盛りまくったためにストーリーの展開はこれらの道徳?の教科書を1つ作れるような状態になっている)という、「ストーリーがあるのかないのか不明」な状態になっています。

 ただ、この点は、日本以上にアメリカ等「男女同権思想等の先進国」では当然のこととして扱われているだけであり、日本が遅れている、という批判はどうしても免れることができず、ただ単に「日本だけが遅れているだけで映画は悪くない」というのは一応成立します(なので、この観点でも荒れてしまう。日本では小中高までこういったことの学習について、当事者(児童生徒)の「子供の学習権」の概念は存在しても、実際に行使することが困難か、できない)。

 (減点0.3/「最高裁判所」が指すものがよくわからない)

 ・ 日本では最高裁判所を頂点とする一つの裁判所体系ですが、国によっては、私法(民法や商法ほか)と、公法(憲法や行政法など)の裁判所が別々の国もあります(代表例はフランス)。また、「最高裁判所」といっても、それが実質的に「憲法裁判所」(憲法について論じるのみの裁判所)という国もあります(代表例は、実は韓国)。映画内では明確にどこの国か出てこないので(ただ、原作を尊重するとアメリカ?)、一部の法律ワードの解釈が何とでも取れてしまうという問題もあります(ここは、法律系資格持ちが気にするところ)。これら法律ワードは結構飛んでくる割にストーリーには一切関係しない(出てくるだけでしかないノイズワードになっている)のも、何がなんだか混乱させたりと結構厳しいです。

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yukispica

4.5思いの外、名言の宝庫

2023年8月11日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幸せ

 マーゴットロビーは、もちろん可愛らしく美しい。しかしイケメンが少ない。
 とは言え、女性も強く凜々しく社会参加することが正義とみなされる昨今、女性の肉体的美しさに特化した定番バービー人形の、存在自体がコンプライアンス的にビミョーなのだと言うこともひしひし伝わってきた。なお、まったく個人的な感想ではありますが、後半の人間界から来たお母さん(アメリカフェレーラ)のセリフを聞いて、スラムダンクをちらっと思い出しました。

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satsuん

2.0しんどかった…

2023年8月11日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

ライアン・ゴズリング…。こんなニンジンみたいな顔だっけ?
彼の良さを全て打ち消して、びっくりするくらい酷いビジュなのは、あえてなのか?

冒頭、「2001年宇宙の旅」のモノリスのように、バービーが登場するや、
今まで遊んでいた赤ちゃんの人形を地面に叩きつける子供たちに、まず不快感。

その後も、ケンダムランドからバービーランドを奪還すべく、
悪知恵を働かせて、男どもにある事ない事吹き込んで、内部崩壊を企んだり。
自分の手を汚さずに、戦争に勝利するその姿は、まるで陰謀論の世界のような。

脚本書いた人、相当性格悪い。

音楽もファッションも色彩もダサい。それも、「あえて」なんでしょうね?

ただ、客席の大半を閉める10〜20代前半の若者グループは、
楽しそうに帰ってったから、これは、そういう映画と思って見るべきなんでしょう。

おじさんにはしんどかったです。

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ababi

2.5現実の素晴らしさ

2023年8月11日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

単純

女性監督史上最大と言われるほど、本国で大ヒットを記録している本作。ロッテン・トマトの評価も高く、世はバービー旋風。しかし、日本では公開前にOppenheimerとのミームで大炎上。私自身も憤りを感じながらも、作品に罪は無い。映画自体はそんな古臭いものじゃないはずだ!そう思っていたのですが...。

今更取り上げるテーマでしょうか。
時代はもっと先に行っている。そもそも、バービーの世界に一切の憧れを感じない。こんなところで一生を過ごすとなれば、気が狂いそうになる。女性差別をここまでド直球に描くなんて、20年前でもこんな雑なことはしない。しかも、被害妄想のようにしか思えないバービー達の身勝手さがイライラして、なんのメッセージも感じられず、終いには必死に裏テーマを探ろうとする自分。結局、考えても考えても、私はこの映画で何も得られなかった。

バービー世界の構築は目を疑うほど完璧なのに、何故ここまで安っぽいのだろうか。バービー愛があるのか無いのかさっぱり分からん。仕事を選ばなくなった庵野秀明映画って感じ。そんなところまで再現しなくていいのにやっちゃうから、お遊戯会・おままごと感がスゴすぎる。音楽も映像も大したことないし、ド派手な演出もない。いつか盛り上がるだろう!と期待して待っているとエンドロール。いつまで経っても、上滑り。ブラックジョークやメタ発言入れればいいとでも思うなよ!?

バービーとケンの関係生も理解できない。
影で相手を貶したり、自分のことで精一杯で存在を忘れたり。なのに、思い出したかのように嫌われたんじゃないかと不安になったり、仮面を被っていたかのように人が変わる。本物の愛とは一切思えない。これまでもおままごと。というかそもそも、結局なんのアンチテーゼにもなっておらず、ましてや現実より酷い。男社会を批判し、女社会を正当化するのは過去の現実と何も変わってないし、始まりと終わりとでの成長ぶりが一切感じられない。冒険ものとしてゼロ点。ただ、現実がいかに素晴らしいものか伝える映画なのであれば、満点。この映画の世界に、なんの魅力も感じません。

人種差別、LGBTQ差別、障がい者差別が問題視され、それらのテーマを余儀なく組み込まれるようになった昨今の映画業界。そんな中で、こんな古臭くて勇気づけられない映画、あってたまるか。まだまだ世界は変わっていないかもしれないが、時代遅れがすぎる。女性はこんなに大変なんだ!だから、全ては男性よりも優位に立つべきだ!そう言っているようにしか聞こえない。男性主義とされてきた、これまでの社会と何も変わらない。「映画クレヨンしんちゃん ロボとーちゃん」でテーマ性を、「フリー・ガイ」でエンタメ性を学んでから出直してください。

お盆初日、無かったことにしたい。

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サプライズ

2.0マテルの過去の反省と贖罪の映画?

2023年8月11日
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鑑賞方法:映画館

マーゴット・ロビー発案の映画らしいが、かつて女性の性差別の象徴としてフェミニズム団体から批判され、民族や体型の多様性を表現していないなど叩かれた過去があるバービー人形だが、創業者ルース・ハンドラーの『あらゆる女の子の無限の可能性を刺激する』という創業時の理念に立ち返り、現在では様々なバービー人形を発売しているマテル社の強烈なメッセージが込められた作品のように感じた。

プロデューサーも兼任しているマーゴット・ロビーやライアン・ゴズリング、ウィル・フェレルにヘレン・ミレンなどトップ俳優を起用する事で作品の格を上げつつも、下ネタがバンバン飛び交うので大人でも楽しめるのだが、隣の子連れが気になって仕方がなかった。

ケンを引き合いに出し男の子へのフォローも忘れてませんよというスタンスを作りたかったのかも知れないが、かえって男性へのネガティブなイメージをつくってしまったような気がする。

男性社会の象徴が馬とか、ゴッドファーザー観とけば間違いないとかツボ過ぎてひっくり返りそうになったが、ライアン・ゴズリングのちょっと抜けたハンサム顔がさらに面白さを後押しする。(この人大好きw)

ラストの婦◯科って?
もうツルペタじゃないって事?

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カツベン二郎

3.5バービーはバービー・ケンはケン

2023年8月11日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幼少期には、世界中の女の子が手にし、愛されてきた着せ替え人形のバービーを主人公に描いた実写化作品。主人公のバービーに、マーゴット・ロビーを抜擢したのも適役。あの可愛らしさ、抜群のプロポーションは、正にバービーそのもの。

バービーの中には、白人、黒人、アジア系、ポッチャリ、そして妊婦まで、いろんな人種のバービーがいるのを初めて知った。また、職業もマーゴット演じる定番のバービーから、大統領に研究者、ノーベル賞受賞者まで、あらゆる職種のバービーも存在し、ある意味、多様性の尊重や男女平等という、最近主流のテーマが本作にも流れている。

おもちゃとしてお馴染みのドール・ハウスや街並み、車に飛行機までがピンク一色で、バービーらしい世界観を醸し出している。また、バービー同士の会話も、思わず笑ってしまうバカバカしさでコメディー・タッチで描かれている。

その面白さを増しているのが、バービーのボーイフレンド・ケンの役割。これも知らなかったが、ケンもバービー同様に様々な人種のケンがいることを初めて知った。その中で、金髪の定番ケンをライアン・レイノルズが演じ、バービーを求める男としての渇望するお馬鹿キャラなマッチョマンを演じている。鍛え抜かれた、バッキバキの身体は見事だった。

毎日が完璧で、全てがハッピーなバービーランドで暮らしていたバービー達。しかし、マーゴット演じる定番バービーの足が平らになり、セルライトのくすみを発症する。変わり者のバービーの指示で、その原因を解消するために、ケンと共に人間の世界への旅に出る。しかし、人間世界は、女性中心だったバービーランドと真逆な世界。そこで、ケンの男性欲が暴走してしまい、バービーランドに危機が迫るのだが…。

とにかくマーゴット・ロビーの可愛らしさが全面に溢れた作品で、ファンなら堪らない作品。ラストシーンで、ちょっとドキッとするお宝シーンがあったような、無かったような…(笑)

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bunmei21

5.0映画史に残る傑作

2023年8月11日
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世界的に有名なマテル社のバービー人形が実写映画化。最初はどんなアホ映画になるんだろうと想像していたが、グレタ・ガーウィグがとんでもない映画にしてしまった。2020年代を代表する映画として確実に映画史に残る作品になるであろう。今年ナンバーワンの傑作。

「ワンダーウーマン」で「トイ・ストーリー」な映画。バービー人形の世界観を利用した至極アホ極まりないコメディは存在しつつも、アダム・マッケイばりの強烈なポリティカル要素をもってミソジニーな現実社会を徹底的に風刺し茶化していく。超シニカル。その数は一回見ただけでは把握しきれないほどに膨大で、秒単位で挿入してくる息をつく暇のないスピード感。ミソジニー、家父長制、Toxic Masculinity、女性差別、アンチポリコレへの茶化しなど列挙するととんでもないことになるのでとにかく見て欲しい。

バービー人形がもたらした夢や功績と逆に良くなかった部分までもありのままにすべてを描いていき、現実社会までもそれに内包していく。特に女性自身が抱えてしまっている問題がバービー人形のもたらした罪と繋がっていく。例えば完璧な容姿やステータスからなるルッキズムや、自分はこうでないと駄目だと型にはめてしまうアイデンティティの欠如による自己嫌悪(鬱)、老化を嫌悪するエイジズムなどが理想とされすぎたバービー人形の闇の部分として描かかれているところが良くて、そこから自分が自分らしくいられるありのままの自分を模索し肯定していく自己肯定へと繋がるのが最高。

またバービー人形の世界観における男性の扱い方にも言及していき、ケンが何者でもないただのケンでしかなく、それは現実社会の女性の扱い方と同じであったことと重ね合わされていて、男性キャラのほとんどが超バカには描かれている(死ぬほど面白い)ものの、相互リスペクトの偏りのない物語でもあった。彼らも有害な男性性に侵されたことによるアイデンティティの喪失を経ていて、自己の内省に目を向ける様が的確かつ素晴らしい。結局は女性も男性も関係なく自己肯定の物語へと帰結する秀逸さ。

でも最後にはしっかりとバービー人形が与えてくれた夢や希望、感謝が込められていてこの集大成感が大感動。バービー人形の総決算でありながら、現実社会のこれまでの総決算でもある。それでいて「あなたはあなたのままで美しいよ。何にも囚われず自分らしさを探して」と背中を押してくれる。あまりにも素晴らしすぎて胸がギュッとしめつけられる。

女性ならば共感を呼び、男性ならひたすら学びになる映画となっていて、男性の私には学ぶ要素が大いにあったし、無意識にそうしてしまったことへの反省の機会を得られる。自分の愚かさに気付くこともありながら腹を抱えて笑える。こんなコメディを待っていた。

純粋なアホコメディから毒見の強いシニカルなコメディ、そこからシリアスにドラマにへとシームレスに繋がれていく映画としての出来の良さも凄くて流石グレタ・ガーウィグ。コメディの種類もバラエティ豊かでメタ的なものも沢山あるし、ワーナー自社作品を使ったものもあるので面白い。もちろん政治的なものもある。

キャスティングも見事。マーゴット・ロビーはもちろんのこと、ライアン・ゴズリングも最高すぎた。こんだけ奇天烈な世界観なのに演技力ひとつで雰囲気をすべて変えていく。マーゴットはプロデューサー、フェミニストとしても着眼点が鋭くて凄いし、売れた始めた直後にBIMBOって言われていたのを軽く自虐的に挿し込むのも勇気があって良い。
他にも面白いカメオ出演もあるのでサイコー。俳優を知っていると面白い小ネタもあって本当に笑えた。

一番注目されているかもしれないサントラも公開前から聞きまくって最高だった。Dua LipaやLizzoのレトロなダンス・ナンバーからCharli XCXやAva Max、Pinkpantheresなどの現代ならではのエレトクトロニックなものまで目白押し。そしてもはや御大的な存在感の大好きなビリー・アイリッシュが哀愁とエモーショナルの洪水みたいなピアノ曲で映画をキュッと締めてくれる。

こんなとんでもない映画化企画からこんな大傑作が生まれるとは思わなんだ。何もかもが煌めくようなエネルギッシュさを持ち合わせた革命的な映画。2020sを代表する映画になるだろう。

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Masato

4.5参りました❗コミカルだけど結構考えさせられた作品

2023年8月11日
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楽しい

難しい

幸せ

作品の予告編を観ると人形をメインにした話かと思いきや男性社会、女性社会の長所と短所を見事に描いた作品。結構、考えさせられた。監督の名前グレタガーヴィックを見て納得した。コミカルな場面ももちろんあり考えさせられる場面もあり観て良かった作品。バービー役のマーコット・ロビーもさすがだが、ナレーション役のヘレン・ミレンもまたいい。

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ナベウーロンティー

3.5笑えるだけのバービー映画で良かったけど

2023年8月11日
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笑える

楽しい

単純

なんか色んなテーマを盛り込みすぎて、結局どのテーマも心に届かない結果に。
もっとハチャメチャおバカ映画で良かったんじゃない?
ただ、観に来ていた外国人には始終大ウケだった。

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キブン

0.5馬鹿馬鹿しい程に感性が合わない

2023年8月11日
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近くの席で観ていた外国人集団がバカ笑いの
嵐。

それに引換え小生、なに、これ、しょーもな、アホちゃう?

文化の違いまざまざと見せつけられたました。

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ちゆう

2.0バービーのダツチドール‼️❓はだしのケン‼️❓

2023年8月11日
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安心してください、原爆を彷彿される映像もセリフもありません。
コメディですが笑えるものはありません。
最後はミュージカルですが、自分よりも歌が下手です。
この点数はマーゴツトロビーのものだけです、彼女は満点ですが、彼女がいなければ零点です。
映像は綺麗ですが、なにを伝えたいのか、何をしたいのかわからない映画でした。
CEOがユダヤ人がどうのとか道場がどうのとか耳に残りました、トランプの支持者なら笑えると思います。
内容よりも映像重視なら、どうぞ。

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アサシン5

5.0楽しいコメディだけど誰かと語りたくなる

2023年8月11日
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さすがはグレタ・ガーウィグ! 誰もが知ってるドール界のスーパースターを題材に、女性の生きづらさや団結をユーモアたっぷりに描いています。ケンのいじられっぷりも楽しいし、マチズモ的世界観への皮肉や、マチズモに振り回される男の滑稽さやしんどさにもスポットが当てられます。
劇場内は何度も笑い声が起きていました。マテル社を始め、僕らがよく知る有名な映画もいじられていたりするし、とにかく愉快なコメディとして楽しめます。
そして劇場を出た後に、連れがいるならその人と、いないならSNS上ででも、誰かと語り合いたなる魅力に満ち溢れています。
とても楽しい映画でした。大満足です!

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とみしゅう

5.0台詞の一つ一つ、笑えて楽しかった

2023年8月11日
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泣ける

笑える

知的

ライアン・ゴズリング、よかった!がんばりました!マーゴット・ロビーとグレタ・ガーウィグの映画だから期待はしてましたが、期待を上回る質の高い映画でした。過去の素晴らしい映画引用アシライは辛口皮肉ユーモアたっぷり💕晦渋せず単純化せずとても正直な本音ばかり。バービー人形で遊んだことがある人にはとりわけ受けるし(特にオチ)、笑える個所が盛りだくさんでした。

バービー&ケンの揃いを幼稚園頃に親から与えられた私は、バービーの体が固いプラスチックであったことが好きだった。シュッとクールな(当時は勿論こんな言葉で考えた訳ではない!)体つきで子どもながらにかっこいいなあと思った。季節に合わせてドレスを替えて、バービーとケンをそれぞれ体の後ろを支えるバー(支柱)を使って立たせて並べてた。夏はバービーにはお洒落な水着(多分ワンピース)を着せた。ケンは水着なし!で全裸。だからそれを見た両親や祖父母や叔父は笑っていた。自分はそれ程おかしいことだとは思ってなかった。ケンの服まで考える余裕も気持ちもなかったから。いずれにしてもバービーの服は素敵でシックで大人。ピンクの服はうちにはなかった。バービー=ピンク路線はいつから始まったんだろう?

バービー人形の原型は、西ドイツのゴシップ紙BILDの漫画の主人公リリーを人形にしたものだ。それがアメリカに渡ってバービーになった。リリーは従来の「女」枠組みに収まらない戦後の逞しい女。だから生みの親バーバラとバービーの出会いと会話シーンはとても良かったし嬉しかった。

グロリア(マテル社秘書)の、真実で事実の心からの怒涛スピーチには笑えて泣けた。この映画の肝だ。

おまけ
マテル社は懐の深い会社だ!

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talisman

3.5「バービー」という偶像

2023年8月11日
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公開直前にSNSで良くも悪くも話題になった割に、初日の客入りあまり芳しくない様子。
まあ、(特に日本人を相手にすると)宣伝も難しいタイプの映画だし、俳優はストライキ中だし。しょうがないのかな。

この監督の名前を見れば、予告編どおりのお人形実写化おバカムービーなワケもなく、やはりコメディながらかなり厳しくジェンダーに切り込む作品だった。
加えて、性別に関わらず「自分は何者か」というアイデンティティにまで問いかけてくる。

もちろん私はバービー文化に触れていないので、単純に日本の「リカちゃん」と置き換えるワケにもいかず、結局ここで描写された皮肉の半分も理解できたんだろうか。
(もちろんそんなモノは理解できなくても大丈夫。)

とにかく、現在まで男性社会が強要してきた女性像の呪縛を、皮肉と自虐たっぷりに、その偶像自身が解放していくという、一筋縄ではいかない作品。
それなのに、話運びが上手いのでずっと観ていられるのは、さすがの手腕。

メタ視点のレイヤーも複数あって、解釈や理解の仕方は当然一通りではないんだろうな。

残念ながら日本ってこういう映画があまりウケないけど、こういうエンタメからフェミニズムや差別に関する意識が広がらないと、結局一部のヒステリックな議論ばかりが印象に残って、誰も近付かくなっちゃうよ。

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キレンジャー