バービーのレビュー・感想・評価
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万人受け、エンタメ仕立てが極まる
先日「哀れなるものたち」を見たが、双璧を成すような内容だったと感じる。
かたや欧州の、かたや米国の、といった具合に。
テーマを同じにした作品はここ数年、本当にたくさん作られている印象があるが、
初期のホラーじみた描かれ方に比べ、ついに万人受け、エンタメ仕立てが極まった感が強い。以降、これらを基軸とし、派生した作品は生まれても、越えるエンタメ系ジェンダー作品は難しいかもと想像した。
男であることも、女であることも、
ありつつ、よりよく生きようとすることも、
なんか大変だなぁとしみじみ思わされる。
なぜならそれは完璧なイメージで、
イメージは現実ではないからイメージなのだ。
実現することもなければ、実現させると何かが歪む。
刷り込まれたそれらを恐ろしくともはぎ取って、
「人間」として歩み始めたバービーに幸あれ。
そこから何をどうつかみとってゆくのか。
前途に先行するイメージはない。
ポップな画面と、チャーミングな面々がとにかく楽しい。
一番好きなキャラは案外、CEOだったりするw
泣いて笑って七変化、ライアン・ゴズリングの熱演も良かった。
ピンクとマーゴット一色にしたことの勝利!
団塊ちょい遅世代から観たバービー
去年あまり食指も動かず、見逃したアンコール上映を観てみました
たしかに家父長制やMe Tooの時代にメッセージとして感じられた方の意見は、理解出来るのですが、私の感想からいうと、バービーの持つアメリカの小手先から繰り出される問題って、ピンとこないですってこと
かのバービーが日本を席巻したというならまだしも、ある層の子女向けのこの世界観はなじみとしても、興行的に大きなインパクトは感じなかったです
結果まあ観てもそこそこの感動 お遊戯レベルの映画としてしか感じなかった
セットの世界観はよくつくられてましたよ
あとネトフリのセックス・エデュケーションのメンバーが結構出てましたが、プロデューサーの関係なのか少し気にはなりました
以上です
出だしで
少しホラーだった笑
女の子達が遊んでた赤ちゃん人形を
壊していく様は怖かった💧
バービー達は可愛くて
ドリームハウスも可愛すぎて
子供の頃遊んでた記憶を燻られた♪
バービー達女の子が活躍する
女の子だけの特別な世界
ケン達がホント可哀想って思うぐらい
でもバービー達が活き活きしてる世界
現実世界とのギャップが際立っていたけれど
とにかく可愛かったww
現実世界との繋がりがあったり
バービー界を認識して管理する制作会社があったり
破茶滅茶だなって思ったけど
いろんな人たちの苦悩や夢が垣間見れて
世界観を受け入れれば、楽しく観れたよ
現実世界に繋がったことで
バービー界で起こった事が現実世界にも影響されて
ケンのムキムキムンムン?ハウスが
制作、爆売れしてたりwww
鬱バービーがいたりww
ほんと誰得🤣
ケン達の暴走はイラッときたけれど
バービー達も大概な事はしてたw
最後はバービー達に一泡喰わされたケン達だけど
お互いの苦悩も知れて最後はハッピーエンド?笑
ケンは馬にこだわりすぎ笑笑
たまにはこんな映画もいいなって思った。
バービーは現実世界と関わった事で(親子と関わった事で?)
自分の変化を受け入れて、どうしたいのかを選択
親子にがんばれって見送られながらどこ行くんかなって思ったらまさかの産婦人科で
現実世界では親子と一緒に暮らしてるんかとか、お相手が気になりすぎた。
妊婦さんになりたかったってこと?
バービーが人間になりたいって思った理由が少し曖昧
現実世界に関わった事で素敵な出会いがあったとか、そんなシーンがあったら良かったのにな〜と最後の最後で思った^^
全体的にはツッコミどころ満載だし
よく分からないけど
バービーの可愛い世界と
ケン同士の喧嘩のシーンが面白かったよ笑
ホントよく分からないけど。笑
役割からの開放
ケン
ピンクは女子色である?
原爆を茶化す宣伝をしていたことから観る気はなかったが、飛行機内で暇つぶしに無料ならいいかと思い視聴する。
薄っぺらい映画だと感じた。
映画には思想が表現されている必要もないし、アクションや恋愛や夢が無くてもいいけど、にしても気の抜けたぬるい炭酸水というのか、フィルターにかけたら何も残らないというか。
これが欧米人のエンタメなんだろうなぁと。
キラキラ、フワフワ、ピンキーなのは女子が好きなもの。
ワイルド、パワフル、オレオレは男性的。
こういうのは、社会に染められていつしか信じ込まされた思考回路であって、バービーはまさにその象徴だと気づく。
女子を女子にする道具であり、玩具という形を取りながら、ジェンダーを昇華させてきたのであろう。
キラキラ女子の平和社会においては、男という軽薄で無能な生き物に政治的なパワーを与えてはいけない。
しかし、少なくとも男には気づきがあった。
我々のやり方は間違っていたと。
バービーは、他人の良いところを見えるようになっても、自らを見つめ直したのか。
結局はパワーで無能な男たちから社会を取り戻しただけではないか。
キラキラ、フワフワ、脳みそまでピンクになって観るにはエンタメ要素が無いし、真面目に観ると中身がないし。
こういう映画が欧米で流行ったということを我々はどう受け止めるべきか??
欧米という異文化の理解に大いに参考になる映画なのかもしれない。
マーゴットロビーは完璧^ - ^
バービーとケンの関係って…?
飛行機内で観ました。
まさかのキューブリック始まりで、イントロから笑わせられました(笑)
バービーランドが舞台で定番バービーが主人公。お医者さんバービーとか弁護士バービーとかアメリカ大統領バービーやはたまた変てこバービーなんてのも暮らしています。ケンも色んな種類がいて、アジア系のケンは定番のケンとライバルの様で、なんかそれだけで面白かったです(笑)
中には廃盤になったバービーやお友達もいて、映画内でも「あんまり深掘りしないで」的な空気感でした。
コメディ中心の映画ながら、思春期の娘を持つ母親や、女らしさ、男らしさとはなんたるかを考えさせられるストーリーだと感じました。
完璧な女、強くある男っていう理想の根源は一体どこなのか、考えてみると社会に刷り込まれた幻想だったと気づけるかも知れません。
“そうでもいいし、別にそうじゃなくてもいい。”自分は自分、他人は他人。十人十色、色んな美があって色んな強さ、カッコ良さがある。そんな事を思い出させてくれる、今をときめく現代人にこそ観てもらいたい名作だと思います。
最後にバービーが言ったセリフ(婦人科の先生に診てもらいたくて来ました)、私も気になり妻に聞いた所「人間らしさを得たからボディパーツが気になったんじゃない?」との答えを聞き、目から鱗が落ちました。確かにそうだよなー😯
バービーランドから現実世界、ダンスシーンやアニメエフェクトなど、飽きやすい現代人を飽きずに観させる工夫が随所にされていて、観ていてとても楽しかったです。
約2時間の尺は少々長いですが、サブスクからなら分割して観ることも出来るのでオススメです!是非ご家族でお楽しみください(卑語は少しあるのでご注意を⚠️)
自由な本当の自分になる!
バービーの世界観を完璧に再現し、多種多様なバービーとケンが存在する
バービーランドはピンクを基調としたパステルカラーの色調で
圧倒的なビジュアルを見せつけています。
女性社会のバービーランドですが、現実社会はまだまだ男性社会であり
現実社会に感化されたライアン演じるケンが、バービーランドを
男性社会にしようとし・・・という、実は非常に深い作品でした。
結局、どちらかに偏ったところで、いいことはないよ・・・という示唆
でもあり、良い落とし所だったと思います。
とはいえ、主役はマーゴットのバービーであり、
彼女が「自由な本当の自分になる」というのが映画の根底を貫くテーマ
になっていて、最後には見事に帰結しています。
製作&主演のマーゴット・ロビーはもちろん素晴らしいのですが、
監督のグレタ・カーウィグが完璧な作品にしていました。
加えて、ライアン・ゴズリングのケンでなければ、
ここまでの深みを持たせることは叶わなかったと思います。
それにしても冒頭のシーンがシュールで、SF映画か!?と思うほどですが
やっていることはとても笑えました。
やっていることが笑えるというのは、作品通して感じるところで、
そういう笑いの要素も映画のクオリティを上げていますね。
それから、CHANELがすごく目立っています。
CHANELに憧れる方が増えそうですね。
世界観と観点は面白いが、説教くさい
これはひどい
映画の外で起きたことは無視して、映画だけの感想を述べますが、あまりにも薄っぺらい内容でビックリしました。たくさんのバービーが住んでいて、バービー以外は脇役扱いのバービーワールド(正確な名前は忘れました)から、バービーとケンが現実社会にやって来ます。そこでケンが自我に目覚めて、バービーワールドに帰ると、マッチョケンワールドにしてしまいます。マッチョなケンに洗脳されて、バービーたちはケンたちに従うように。そこへバービーが帰ってきて、バービーたちの洗脳を解いて、もとのバービーワールドに戻します。はい、おしまい。これのなにがおもしろいの? 男が、女がってやたら主張してたけど、もうそういう時代は終わったんじゃないのかな。おもしろい場面とかもなくて、ひたすら退屈でした。
2023 189本目
つまらなくはないけれど
単純に映画として凡作だった。
それは以下3つの主要な要素から成り立っている。
・キャッチが弱い
日本人にとってバービーはそれほど馴染みのあるIPではなく、一度はバービーで遊んだり元ネタのコンテクストをある程度理解していないとさほど楽しめない構造になっている。例えばマテル社の自虐や内輪ネタなど。
昭和のことなんて知らない子供が見るアニメで昭和ネタを見せられている時のあの感覚に近い。
・思想の軸が弱い
正しく言えば思想を論理的なプロットやシナリオとして構築できていない。
本作の主題は「女性とはなにか」を問うものだ。
しかし序盤から中盤の段階でいきなり
「バービーがバス停に居合わせた老婆を見て、作り物のバービー世界にはない、現実を生きて年老いた女性の美しさに涙を流す」
という唐突なシーンがある。
これは一場面としては大変魅力的で、これこそがこの映画で描かれるべき真骨頂のテーマなのだが、そこに至るまでの論理的なシナリオの伏線がまだ序盤(起承転結の承)の段階で構築されているわけがなく、観客にとってはやや唐突感が否めない。
このシーンの印象的な効果は明らかにもっとラスト付近に持ってくるべきだったのだが、終盤はケンという男性側のケアに時間が割かれてしまってテーマが霧散してしまい、エンタメとしてのカタルシスにもやや欠ける。
・大衆受けを狙った演出があまりにもポップすぎて弱い
上記の思想の軸が弱くなってしまったもう一つの要因はこの演出にある。
テーマのせいで作品があまり重くならないための配慮だろうが、その軽さがあまりにも空回りしすぎている。特にマテル社との鬼ごっこのくだりのしょうもなさは観客を馬鹿にしてるとしか思えない。
要するに「はい、ここでコメディ入れますよ〜これエンタメですからね〜」という作り手側のエクスキューズが露骨すぎるのだ。
そしてそのコメディ自体があまり面白くない(大半がバービーやマテル社の身内ネタ)のだから始末に終えない。ただストーリーのテンポを悪くしているだけにしか見えない。もうちょっと何か他に間のもたせ方はあったのではないか。
これら3つの要素が悪魔合体を起こした結果、
監督の言いたいことを一見きれいに見える宝石箱の中にぎゅうぎゅうに詰め込んだはいいがそれで終わってて、宝石の美しさそれ自体を見せる映画にはならなかった、というのが私の感想だ。
そうでなくとも「なんか期待してたほどじゃなかったね…」という感想に至るのが本邦における大半の観客の受け取り方ではないだろうか。
バービーIPという市場のバフが無ければ単体映画としてはB級の凡作と言わざるを得ない。
昔を懐かしみながら鑑賞
バービーというポップなキャラでコーティングされたグロテスクな映画
女性をエンパワメントする映画だと見て視聴しましたが、疑問が残る映画でした。
男性が優勢の今までの社会vs女性が優勢のバービーの社会の対立を際立たせたいのだとは思うのですが、
最終的に双方が尊重する社会が出来るわけではなく女性優勢の社会が勝利して終わります。
私は女性ですが、これでは男性優勢の社会の裏返しで何の解決にもなってないように感じました。
最後kenが自分らしいアイデンティティー見つけて終了、と言うのもかなりお粗末に感じました。
色彩やファッションはとても綺麗ですし原作者との関係なども謎な部分はありましたが好きな展開でしたが、
それ以上にストーリーが気になりました。
バービーと言うポップでキャッチーなもので加工されたグロテスクな映画だったと思います。
全498件中、101~120件目を表示