夜明けのすべてのレビュー・感想・評価
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この映画に救われました
私はPMSもパニックも両方あります。 子供の頃から生きづらく苦しみました。 企業に勤めていると、自己管理は当たり前の世界です。 自分を責め「なんで自分だけ」と若い頃から何度も自死を考えました。 私の場合は、死との境は本当に薄く際どい無意識でした。 もし越えてしまっていたら家族や近親者がどうなってたかという現実をみせられて、 自分でびっくりするくらい涙が止まらなかったです。 本当に踏みとどまり、頑張って生きてきて良かったと、心底おもいました。 そして今日もPMSですが、いつもより心が楽です。 私のすべての人生をとても優しく包み込んでくれる映画でした。
寄り添う。
ホリプロと出た時にアイドル映画かと思ってしまったが全然違った。 冒頭の数分で、藤沢さんの症状と置かれた状況がよくわかる。 あとは、光石研と渋川清彦が演じた社長と前の会社の上司と同じように、藤沢さんと山添くんに寄り添って見守っている。見守っている2人も哀しみを背負っている。 山添くんが今の職場に居場所を見つけたことを察した時の渋川清彦、こちらもついもらい泣きをしてしまった。 主人公二人だけじゃなくて登場人物みんなの気持ちがすんなり入ってくる。 映像も演技も演出も音楽も、すべてが優しい気持ちになれる。 この題材を、このキャストとスタッフで作ってくれたことに感謝したい。 もっと早くこの映画に出会えていたらよかった。 どんな映画を観に行っても、上映前にアニメの予告編を見せられますが、「ボーはおそれている」や「哀れなるものたち」観にきてる人がハイキューやガンダムを観に行くとは思えない。 アニメ観に来てる若い人たちに、今作のような映画の予告編(上映中でも)見せて観にきてもらうようにすればよいのに。
星と照らし合わせてみる
どうにもならない障害との関わりを遥か遠くの星とシンパシーを交え、あえてゆっくりなぞる様なストーリーに仕上げた素晴らしい作品だと思いました。 どうにもならない・できない事、逃れられない現実・苦難も人との出会いで味方ができ見方が変わる事で感じ方や向き合い方、しいては痛みや辛さが和らぐ場合が無限にあると思いました。 作品が伝えたい事を劇中でゆっくり受け取れました。 少しでも多くの障害に星の光が届いて、その光が人を優しく包み救いになる事を願います。
清々しい映画
PMS(月経前症候群)とかパニック障害とか、人には言いにくい障害をもった人は意外と多いと思う。自分の周りにはそういう人が複数いる。そういう人たちの救いとなるような映画。 仕事のやる気のなかった山添君が藤沢さんのことを少しづつ知って、仕事への取組みや周りへの対応が変わっていく。藤沢さんも山添君という同志ができて互いに助け合うようになる。 それだけの映画だけど、それがとても心地いい。 会社の人たちも過剰に干渉せず、そっと見守っている。それぞれが辛い過去を持っている。PMSとかパニック障害ではなくとも、何かしら心に影を持っている人は多い。それをみながお互いに支えあっているというのが分かる。 恋愛関係にならないのもよかった。 あくまでも信頼しあえる同志といった感じでラストは拍子抜けするほど。 それが軽やかで鮮やか。 なんて清々しい映画だろう。
好きになれない映画
役名忘れたので俳優の名前で申し訳ない 北斗の恋人に対する対応が終始そっけないのが引っかかって、どうしても心温まる優しい映画とは思えません。 病気のことを心配して理解者になろうと頑張ってくれている恋人に冷たい男。 そういう人物像なんだろうか?と思いきや、上白石と打ち解けてからはニコニコしていて穏和。 もはやこの映画に恋人を登場させた理由が分からない。 こんな扱いをするぐらいなら最初からいない設定でよかったのでは。 ヒロインはヒロインで彼女持ちの男の家に「私はそんなんじゃないから!」と当たり前のように上がり込む、そして通う…。恋愛感情ないんだからいいじゃん!という感覚なんだろうけど、少しでも恋人に悪いとは思わないものだろうか? 上白石は人に気を使いすぎる性格のように描かれているのに、随所随所で非常に厚かましい。 上白石、北斗目線で見たら確かに優しい人ばかりですが、彼女目線で考えるとどちらも無神経。 だけど優しさっていいね♪と語るようなその自己中心性が、私は好きになれません。 俺って勝手だな、私はデリカシー無いな、でも人は弱いから間違えるし他人を大切にできないこともあるよね、それでも反省と後悔を積み重ねながら優しい人間になれるよう頑張って生きたい と、そんな映画なら恋人に対する対応にも納得できますが、主役の二人は「病気で苦しい」と訴えるばかりで自分に対する厳しさは特に感じられず、モヤモヤしました。
副音声オススメです
鑑賞する前は正直、地味そうな映画だな…眠くなりそうだな…と思っていました。 鑑賞後は心の中でスタンディングオベーションしていました。 劇的な展開があるわじゃないし恋愛要素もないですが心に沁みる素敵な作品でした。 伝えたい事を全部説明するのではなく映像から汲み取る作品なので汲み取るのが苦手な人には向かないかもしれません。 主演の北斗くん、萌音さんの自然で繊細な演技に引き込まれましたし光石さん演じる栗田科学の社長も凄く良かったです。 主題歌無しですが、この作品に主題歌は不要ですね。 穏やかな劇伴が心地よいです。 エンドロール大変良いので是非最後まで見て下さい。 あと26日からスマホに音声ガイドのアプリを入れるとイヤホンで副音声が聴けるようになりました。 三宅監督、萌音ちゃん、北斗くんの撮影裏話が聞けて面白いので是非!
心地良くて眠くなりました。もう一度観て改めてレビューを
2024年映画館鑑賞10作品目 2月26日(月)イオンシネ名取 ハッピーマンデー1100円 原作未読 原作は『そして、バトンは渡された』は瀬尾まいこ 監督と脚本は『ケイコ 目を澄ませ』の三宅唱 脚本は他に『森山中教習所』『ギャングース』の和田清人 ビビさんが珍しく高く評価した邦画だったので関心があった なんだちゃんと模範的なレビュー書けるじゃん イオンシネマというと宮城と岩手の県境に住む自分としては石巻か利府で名取まで足を運ぶのは珍しいことだが石巻や利府では上映していないので仕方がない 残念ながら心地よくてところどころ眠くなった もう一度しっかり観て改めてレビューしたい 多分今度はU-NEXTになるだろうけど 散髪のシーンが好き 上白石萌音ってやっぱり上手いね しょんぼりしている時は余計に小さく見える みんな何かを抱えていて許容し優しくなれる 最近テレビ寺子屋で立川談慶が話していたことってこういうことだな 全てのヤフコメ民とヤフコメ系のライターに是非とも観てもらいたい 僕はもう一度観たい エンドロールも続き 配役 栗田科学の新入社員でパニック障害を患う山添孝俊に松村北斗 山添とは同じ職場の3年先輩で月に一度のPMS(月経前症候群)影響でイライラしてしまう藤沢美紗に上白石萌音 山添が前に勤めていた職場の上司の辻本憲彦に渋川清彦 仕事でロンドンに転勤してしまう山添の恋人の大島千尋に芋生悠 美紗の友人の岩田真奈美に藤間爽子 栗田科学で働く藤沢の先輩に足立智充 栗田科学で働く藤沢の先輩に久保田磨希 夫を失い辻元らと集会に参加する老婦人に丘みつこ 藤沢が通う婦人科医に宮川一朗太 山添が通う精神科医に内田慈 足が不自由な美沙の母の藤沢倫子にりょう 山添と藤沢が働く栗田科学の社長の栗田和夫に光石研
生クリーム
松村北斗君目当て
上白石萌音さんとの共演
朝ドラ思い出す笑
PMSで悩む女性と
パニック障害で悩む男性の話し
この二人が恋愛関係になるのかと思っていたら、全くならず
最初は嫌いあっていたが、徐々に同僚として仲良くなる
部屋に一緒にいるけど、男女の関係にならない
とても良い距離感の友人みたいな関係だ
たんたんと時間が進む
会話の間合いや
この舞台になった会社の方々が問題を抱えている若者を、あたたかく対応してくれている環境がとても良い
素敵な会社だ
色々みんな抱えて生きているが、大丈夫だよと思える映画🎦
栗田科学はほんとにいい会社
ドラマチックな出来事は起こらない。嫌なヤツも出てこない。それでも山添と藤沢の成り行きを見守りたくなってしまう作品。生きづらさや悩みをもつ者同士ゆえ力になれるのだろうし、光石研や渋川清彦も心に傷を抱えているからこそやさしさを持てるのだろう。 山添の髪を切るくだりや藤沢がポテチのカスをざらざらと口に流し込むシーンなど、北村と上白石の素か?と思えるリアルさがあったのと、中学生のビデオクルーコンビにもナチュラルなおかしみがあった。土砂降りの冒頭から最後は狐の嫁入りという、雨を使った演出もよかった。そもそも星は晴れていないと見えないけど、プラネタリウムではいつでも満天の星なわけで…。 自分は鈍感力があって共感力に乏しいせいか、本作で知ったPMSも最初は生理のイライラぐらいなもの?と思ってたけど、深く反省。タイ焼き買いにいってきます。
日常を観ている
日常風景を観ているような作品です。驚くようなアクシデントも発生しません。様々なことを抱えながらも、それに白黒つけずに過ごしています。ダイパシティーなどの言葉が軽々しくうたわれる昨今、この作品は対極にあります。自分の周囲で理解されずに寄り添ってもらえていない方々に思いはせました。
幾つもの気付きがある作品
PMS(月経前症候群)に悩まされ、せっかく入った会社を辞めた藤沢さん。パニック障害で電車にも乗れなくなり、転職せざるを得なかった山添くん。 現在の会社の同僚に支えられ、また、人はそれぞれ悩みを抱えていることを知り、自分自身と向き合えるようになっていく。 「自分にはこんな事しか出来ない」と考えるより、「自分にはこんな事が出来る」と考えた方が、「出来る事を一つずつ増やしていこう」と前向きになれます。 今は将来に希望なんか持てないと感じていても、時間をかけて少しずつ良い方向にもっていけば良い、と思える作品です。 導入部の藤沢さんのパートの演出は、少しわざとらしく感じました。わざわざ雨の中で座り込む。母親が、雨が降っているのに傘も持たずに迎えに来て、二人で上着を被って帰る。 PMSと診断された人が身近にいないのであまり知識はありませんが、女性の多くが経験する症状の、特にひどくて生活に支障をきたす状態と認識しています。訳もなくイライラするし、毎月体の不調が起こる事にもイライラします。あそこまで急激にキレて、その後ぱったりと鎮まるようなものでもなく、体調不良とイライラが続くんだろうと思います。親友に対して悪態をつかずにはいられない場面、あそこがリアルなんではないでしょうか。 でもとにかく、辛いのは確か。会社の人達のような人格者にはなかなかなれませんが、人の辛い気持ちを少しでも理解できるようにはなりたいと思いました。
合わなかった、微妙
主題はよくありそうで、展開はあえて作らないような作品。
個人的にはこういう類いのテーマはたまに見るが本作ははまらなかった。
この間観賞した正欲や、是枝作品のほうが好み。
病気繋がり
上白石萌音のスローなトーンでPMSの藤沢を語るシーンから始まる その後もゆったりとした音楽を通してストーリーは進んでいく 病気の二人が転職した小さな会社で出会い助け合う 友情なのか恋愛なのか・・・ PMSは男性には聞きなれない病気でした 病気の人には優しくしないと・・・という幾気持ちになりました 日々せかせかした毎日ですが、 久しぶりに穏やかな気持ちになれた映画でしたね 観客の9割はおそらくジャニーズファンかな
音が響く 言葉が響く
静かな映画で、セリフがよく聞こえて、登場人物の顔がよく見える。 素敵な映画でした。 みんな、生きにくいよね。そんなの他の人にバレたくないから、隠してるけど、生きにくいことはたくさん。 でも、それが突然、自分でコントロールできなくなって、周りに迷惑をかけたら、いたたまれない。 はじめの5分くらいのバス停の場面で、ぐっと心をつかまれてしまいました。 そんな静かな映画だから、あの何気ない、ふっと流れるBGMがよかったです。邪魔しない。でも、あの音が、ふっと息をつかせてくれる音でした。 なにより、エンドロール。 定点カメラは、何度か出てくるけど、エンドロールのあの見せ方は、みんなの日常を、見せてもらってるみたいで、ほのぼのしました。ただただいいなぁって、にやついてしまう時間でした。
最高の理解者に!
原作を読んでいた時に、すでに映画を 観ているみたいと思ったので、 映画館へ行くのは後回しにしていたが、 映画の評判良いし、知り合いにも おすすめされて映画館へ行った。 結果、観に行って良かった! 主役2人の演技も良かった。 原作とは違ったところもあったが、 ラストの移動プラネタリウムの語りや 元上司の心配から安堵のシーンは 泣けた。 栗田科学みたいな会社いいな。 フィルムの色やずっと流れている音も 良かった。
一発免停!!
レビューの評価高いし、 生き辛さを抱える人への理解を。と、 期待して見にいったが、ダメだった。 いや、映画の内容も生き辛さを抱える人達の 環境の描写も、よい内容だったのだけれど。 PMSですか?突然怒り出す病気、 僕には受け入れられなかった。 あんな風に、突然怒り出されたら、 僕の中の法律では、一発免停!! イヤ違うな、即死刑、デスノート記入!! です。 病としての理解以前に、 ああいう風に、意味不明に攻撃的に 強く当たってくる人は、全く受け入れられない。 たとえ痴呆老人であっても、身内であっても、 意味不明に攻撃的にされると、 一発でシャットアウトです。 ということで、 僕は、生き辛さを抱える人に寄り添うことは できそうもないなぁ〜(*_*)と やや凹んでしまいました。
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