夜明けのすべてのレビュー・感想・評価
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救われました
藤沢さんのPMS対策として作中で出てきた方法のどれも、私自身試したり、取り入れたり、失敗したりと、とても共感するもので、映画を見ながらどこか藤沢さんが”私”に思えてなりませんでした。症状の度合いや種類は千差万別で、藤沢さんとは違う症状を持つけれど、たしかにそこにはPMSに悩む”私”がいて、これからは、誰にも話せないまま孤独に症状に耐えているのではないと思うことができて嬉しかったです。
山添くんが「お互い」に違和感を覚えるシーンでは、病気が違えば症状も違い、できることできないことも違う、同じ病名だとしてもその症状は個人によって全く違う、今苦しみ悩んでいるときに他者からひとまとめに頑張ろうと括られて、ひっかかる心情が痛いほどよく分かりました。一方で藤沢さんの言う「お互い頑張ろう」も間違っていない言葉だと感じます。山添くんが藤沢さんと話すようになっても、「お互い」の件を藤沢さんに謝罪しないでいてくれて、どちらの意見・感情が正しくてどちらが間違っているかを決めない作品で個人的にすごく良かったと思いました。
山添くんの表情が晴れやかなものになっていったり食べ物を美味しいと言ったりしても、最後まで電車や飲食店の屋内に入る描写はなく、藤沢さんのPMSもなくなるわけでもない。エンドロールのその後もそれぞれ抱えて暮らしていく一人と一人がいる。
自分自身は大きな世界のなかの小さな一人であることはこれからも変わらないですが、手元に温かくて優しい光をポンと乗せてもらえた気がしました。
心の隙間が温もりで埋まる
【ほぐす映画】
PMSにパニック障害、一見固そうな映画のテーマも、穏やかな描写とクス笑いの連続で脳と心が解きほぐされる。配布される冊子の印象が鑑賞前後で変わる、映画としての影響力を持つ作品。
◆概要
2024年・第74回ベルリン国際映画祭フォーラム部門出品。
【原作】
「そして、バトンは渡された」瀬尾まいこによる同名小説(2020年刊行、累計発行部数5万2000部超(2023年2月時点))
【監督】
「ケイコ 目を澄ませて」三宅唱
【出演】
松村北斗(SixTONES)、上白石萌音、渋川清彦、芋生悠、藤間爽子、久保田磨希、足立智充、りょう、光石研
【公開】2024年2月9日
【上映時間】119分
◆ストーリー
PMS(月経前症候群)のせいで月に1度イライラを抑えられなくなる藤沢さんは、会社の同僚・山添くんのある行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。転職してきたばかりなのにやる気がなさそうに見える山添くんだったが、そんな彼もまた、パニック障害を抱え生きがいも気力も失っていた。職場の人たちの理解に支えられながら過ごす中で、藤沢さんと山添くんの間には、恋人でも友達でもない同志のような特別な感情が芽生えはじめる。やがて2人は、自分の症状は改善されなくても相手を助けることはできるのではないかと考えるようになる。
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◆以下ネタバレ
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◆藤沢さん
雨のバス停で倒れている藤沢さんの画で始まる冒頭。モノローグとともに、本作でPMSという生きづらさが描かれる事が輪郭化される。職場で当たり散らし、家でも死んだように倒れ込む姿は見ているこちらの気も重くなるほど。そんな中でも、ポテチのカス喰いや散髪など、風変わりでコミカルなキャラが重すぎない。そんな藤沢さんが出会う山添くんも、パニック障害という生きづらさを抱える点で共通し(彼が全然違うと苛立つ場面はあったが)、お互いに寄り添い合っていくという内容がなんとも心温まる。生きづらさという点では、栗田科学の社長も弟を、山添くんの元上司も身内を亡くしており、本作に様々な生きづらさを抱える人物が多数登場する。が、栗田科学の面々をはじめ、マッチングアプリの話をあげたあのご年配のように、その誰もが他者に寄り添える優しい世界観だった事がまず何よりも素晴らしい。
◆寄り添う
PMSを調べだした山添くんは、車を洗いながら藤沢さんをなだめると(1人で怒っといてくださいのセリフには吹いた笑)、やがて彼女も彼女自身で車を洗い自分をなだめる描写も。山添くんが拒否した藤沢さんからの唐突なマウンテンバイクのプレゼントも、いつしか彼はそれを心地良さそうに乗りこなす。そんな2人の寄り添いあいが、決して直接的ではなく、描かれ方そのものも穏やかで優しい。ひとつ印象的なのが、山添くんがプラネタリウムの話を元上司にするシーン。山添くんが障害を抱え、信用する栗田社長の職場に預けたのはその元上司なわけで、本作で最も山添くんの身を案じていた存在。そんな元上司が楽しそうに職場の話をする山添くんを見て涙、そんな彼に息子がハンカチを差し出す。寄り添う事で生まれる幸せが連鎖するような、本作の根本が何気に現れていたシーンのように思えた。
◆山添くん
藤沢さんの怒りを買うほどはじめは態度が悪かった山添くん。彼女のPMSに真剣に向き合うことで、彼自身にも徐々に変化が現れ始める。藤沢さんがくれたマウンテンバイクに大事そうに乗り、スマホを届け戻った職場に渡したたい焼きには、冒頭の藤沢さんの気づかいが重なる。原稿が“ありきたり”と藤沢さんに注意されるほど興味のなかった星座も、元上司を泣かせるほど楽しげに話せるまでに。本作は、そんな山添くんの成長の物語としての軸もあった。冒頭の藤沢さんのモノローグに対して、ラストは山添くんのモノローグでエンドロールへ。つまり主観が藤沢さんから山添くんへと変わっており、その意味でも後半は彼が主役。まさに“夜明け”を迎えた、栗田科学の清々しい日常を捉えたロールバックが印象的。脳と心がゆっくりとほぐされていくような感覚で、鑑賞前には不要に思えたPMSの冊子が、鑑賞後には不思議と目を通したくなるのだから、本作には映画が持つ影響力もある。監督が絶賛する、主演2人の相手の話を聞く表情の芝居に注目して次回は見てみたい。
◆関連作品
○「ケイコ 目を澄ませて」('22)
三宅監督の代表作。第46回日本アカデミー主演女優賞受賞作品。文字通り目を澄ませて見るべき映画。プライムビデオ配信中。
◆評価(2024年2月9日現在)
Filmarks:★×4.1
Yahoo!検索:★×3.9
映画.com:★×4.3
優しく、そして強くなれる映画でした
静かに、本当に静かに淡々と進む心に病を抱えた2人の、そしてその2人を囲んだ人達の物語。大きな盛り上がりが有る訳でもないそんな物語にただじっと見入ってしまいました。同じ職場で出会った藤沢さんと山添くんの関係が日を追うごとに変わって行き、やがてお互いの心の病を理解し合い、自分にまたまっすぐ向き合えるようになっていく様が心に響きます。またその2人を見守る職場の社長と同僚たち。そして前の職場の上司。この人達の存在が温かい。社長も、前の職場の上司も自身の大切な人を突然失った悲しみを抱えているので人の苦しみを良く理解し、寄り添う事が出来るのですね。病は自分ではどうする事も出来ないけど、相手の事は少しは助ける事が出来るのではないか?自分の弱さに向き合える人はとても強くなれますよね。山添くんが藤沢さんに言った「しばらく一人で怒っててもらっていいですか」この一言がとても優しく聞こえました。辛い状況にいても決して一人じゃない、星のようにまわりにたくさん人がいてみんなで動いてる。そして新しい夜明けがやって来る。いつまでも心に残るであろうと思わせる、優しさ溢れる映画でした。
大きな声の人のばかりだから
良質で素朴な優しい作品
生きづらさだけじゃない
原作がとにかく素晴らしいため、映像としてどう描かれているのかと不安と期待が入り混じりつつ鑑賞。
原作とは違う設定、原作にない場面も多数あるけれど、演出、脚本、役者さん全てにおいて秀逸。
余白も含めとても丁寧に大事に描かれている印象。
みんな生きづらさを抱えている。それでもその生きづらさだけが人生ではないのだと、藤沢さんと山添くんの出会いが生き様が物語っている。
それぞれに病気や過去を抱えて生きている藤沢さんと山添君やその他の登場人物たちが、特別肯定する訳ではなく、互いに自然に受け止め認めあっているような空気感が日常を通して流れていて、とても不思議な温かさと心地よさに満たされる。現実もこんな世界で満ち溢れてほしいと願わずにはいられない。
登場人物たちが言葉を交わすシーンは勿論のこと、セリフのないシーンもどこをとってもその登場人物たちの人間性や関係性が透けて見えてくるのが良い。
何より、藤沢さんと山添君もユーモアに溢れていて、原作で描かれているクスッと笑える2人のやり取りが映像として観ると想像以上におかしくて面白くて最高。
上白石さんの藤沢さんと松村さんの山添君が本当にピッタリで、これ以上のキャスティングもこれ以上のお芝居もないのではと言うほど素晴らしかった。
凄く良かった‼️
鑑賞後温かく爽やかな気分になれる映画
とてもシンプルで淡々と毎日が進む。
エンタメ的なドタバタはほぼない。恋愛もない。
でも、確実な変化がある。
静かだけど観ていて飽きないし、くすっとするところもあって、ほろっとして、心が温まる。
いい映画見たなと思える時間をありがとうございました。
ただそこにある日常
自分の住む街や生活がほんの少し愛しく思えるかも
「普通に生きてるだけでもみんなそれぞれいろいろあるよね」という当たり前のことを、みんながあたたかく受け入れて助け合っている。
「いろいろある」部分を描いているので、多少辛く苦しい面の描写もあるが、それが主題ではないし、笑えるやりとりもあって、苦しいなという部分に囚われ続けることはないんじゃないかと思う。
16ミリフィルムで撮影した映画を見たのは初めてな気がする。光がふわっとしていてあたたかくてすごく綺麗だった。
画だけでなく音もナチュラルで街の息遣いが聞こえてくるようで、自分の暮らしと栗田科学で勤める人たちの暮らしは地続きな気がした。
ハレでもケでもなんでもない日常にぴったりの映画。
いい漫画を読んだら漫画を描きたくなるし、いいライブに行ったら楽器を弾きたくなる。それと同じで、あったかい世界に触れたら自分もあったかい人になりたくなる。そんな映画だと感じました。
自分でも信じられないくらい泣けた
最初に泣いてしまったのは、ずっとカーディガン姿だった山添が栗田科学というジャンパーを羽織った場面。
そして、涙が止まらなくなったのは、渋川清彦演じる山添の元上司が、山添の言葉を聞いて顔を歪ませるカフェでの場面。元部下が自分の居場所を見つけたことを泣いて喜んでくれる元上司って…。
自分でも「疲れてたんかなぁ」とも思うが、信じられないくらい泣けた。
「ケアすることはケアされること」とは言われるが、映画に登場する誰もが、そんな風に大上段に構えて誰かをケアしてはいない。
むしろ、ケアしたかったのに、それに気がつけずに今も悔いを残している人たちが登場する。
発作に苦しむ藤沢や山添に対して、彼らの振る舞い方の自然さに救われる。
そして、藤沢や山添を面倒くさがる奴らも、勝手にアウティングする輩も出てこないことがありがたい。実際の世界の中には、そうした行為をする者も山ほどいるだろうが、そんな行動はいずれ消え去るべきもので、この映画の中では雑音にしかならないので必要ない。そのきっぱりとした演出がいい。
栗田科学のような会社のあり方は、本当に理想的だなぁとしみじみ思うが、それも、弟の自死を経験している社長の「日常的に人を大切にする振る舞い」が社員をそうさせているのだろう。
(追記:2回目を鑑賞して、栗田科学には「人にやさしく 自分にもやさしく」というポスターが貼られていることも確認。社訓も「想像する心 創造する力」で、なるほどと思わされる)
それにつけても、「知る」ことの大事さもよく伝わってきた。藤沢も山添も、互いの病気について知ったことで、わずかでも相手を助けられるようになり、ひいては、それぞれ自分の病気とも向き合えるようになったのだと思う。
山添が自転車を漕ぎ出す場面、そして、日陰の登り坂で自転車を降りて押す場面を見て、自分の病気との向き合い方を身につけてきたんだなあと感慨深かった。(ママチャリに追い抜かされても穏やかな山添、ナイス!)
話は少し変わるが、今回は、妻と一緒に鑑賞して、同じ場面でも、こんなに捉え方が違うのかという経験をした。
一つ目は、山添の部屋で、藤沢が残ったポテチをガァーっと口を開けて流し込むカット。
自分は「男の部屋でもこうした気を使わない振る舞いができる関係性だよっていう表現かな?」という捉え方をしたのだが、妻は「あぁ、あんなに食欲が抑えられないって、もうすぐPMSが発症するなぁ…」と思って見ていたらしい。
二つ目は、藤沢が、日曜日に車を洗いに出社するカット。
自分は「前回の発作の時に、山添に教えられた事が、コーピングレパートリーの一つとして、ちゃんと身についたんじゃん! これって、メンタルクリニックで否定されてた認知行動療法じゃないの?」などと思っていたのだが、妻に言わせると「生理が来る時って、急に色んな物をきれいにしたくなったりするんだよ。お風呂磨きしたくなったりさ。生理が来るとぐったりして動けなくなっちゃうから、本能的にそうなってるからかもしれないけど。それにね、ケアすることでケアされるって、物に対してもそうだからね。丁寧に洗濯物を畳んだり、整頓したりって、相手が物だけど、自分もケアされるんだから」とのこと。
…何も言い返せませんでした。
いやぁ、自分の知らないことを知るってやっぱり大事。
あと、夜明けをテーマにしているだけあって、光と陰影の対比表現はとても素晴らしかった。
「あのプラネタリウムの外にいる山添の顔の陰影がさ、太陽に照らされている地球や月みたいでさぁ…」「あの自転車を降りた坂道は日陰になっていてさ」などと熱く語っていたら、妻に「よくそんなこと考えながら観ていて、号泣できるねぇ」と呆れられてしまった。
けど、自転車に乗る山添の顔に光が当たったり、時折陰になったりっていうのが、山添の人生を表しているようで、そういう所もよかったのだから仕方がない。
けど、そういう所を語り過ぎるのがうざいのだろうなということもよくわかる。ごめんなさい。
最後に出演者について。
藤沢の友人役に、ドラマ「silent」で、主人公の紬の友人役を演じた藤間爽子、山添の恋人役に、「朝がくるとむなしくなる」の芋生悠、自助グループのリーダー役に、「さよならほやマン」の漫画家役の呉城久美など、以前に観た作品で好きだった役者が次々と出演していたのもうれしかった。
現時点で、本年度ベスト作品。
(ホントは、2回目は、コメンタリーを聞きたかったのだが、なぜかUDCASTがちゃんと起動せず、聞けなかった。同じ様な人いますか? 原因不明で困ってます…)
じんわり温まってフッと軽くなる映画
特別な何かが起こるわけでもなく
何かが解決してハッピーになるわけでもない
でも、観終わったらなんか軽くなったなってフワッと浮き上がるような気持ちになる。
最初からずっとリアルな苦しさで潰されそうになるけど
それでも前向きに自然に過ごす温かさとユーモアに触れて笑顔になれる。
上白石萌音さんと松村北斗さんの醸し出す自然な空気感に静かに笑って泣いて二人と出会えてよかったと静かに思えるそんな静かだけどずっと心に響いて残るふんわりとした映画
三宅唱考
個を見つめる
私もPMSとまではいかずとも(そもそも諦めて診断を受けたことがない)生理前は偏頭痛と微熱に悩まされている。また、息子が軽度の発達障害と自閉症で、たぶん私自身も。今でこそ病名がつくけれど、20年30年前は、その生きづらさがただの甘えだと片付けられていた。
映画の中で藤沢さんが「病気にもランクがあるか、PMSなんてまだまだだよね」って。これを聞いて私は憤った。これを聞いてというか、この言葉を言わせた山添君に憤った。何が辛いかなんて人それぞれで、弱い、甘いと言われればそれまでだけど、姿形が違うように、好きな歌が違うように、人が人である限り同じ物を見聞きしても人が10人いれば10通りの感じ方がある。勝手に決めつけないでほしい。と同時にこれを言わせてしまった山添氏も自身の失言を感じ変わるきっかけを作ったように思う。
栗田科学の朴訥な優しさの中で出会った事で二人は救われて、二人の成長で社長も救われて、本当にそれぞれの夜明けがあった。
自分の弱さを受け入れる事、人を思いやる事で少しでも生きやすい世界になればと思える作品だった。出来る事なら、新たな1歩を踏み出した藤沢さんをこの先も見守りたい。
ひとを思いやり、優しくすることは、自分を思いやり、優しくすることでもある。
ヒーリング効果あり!
パニック障害を抱える山添と、PMS(月経前症候群)を抱える藤沢の2人の男女の関わりを軸に、周囲の人達の温もりのある接し方を描いた実に癒される人間ドラマでした。浅学非才のためPMSという症状があることを知らず、この映画で初めて知ることになりましたが、妻に聞いてみると友人にもこうした症状を持つ人がいるそうで、意外と身近な存在のようです。パニック障害に関しては、かつての自分の同僚にもいたのですが、果たして本作の山添や藤沢が勤める会社の栗田社長や同僚のような優しい接し方が出来てたかと言えば、全く逆だったような気がして、今さらながら反省することしきりです。
話を作品に戻すと、藤沢が山添に対して「お互い頑張ろう」と言うところ辺りから、てっきり2人が恋愛関係になっていくのかと思いきや、全くそんなことにはならず、それでいてお互いを支え合うという関係性が続いたことが、本作を単なる恋愛ドラマではない、ヒーリング効果抜群の人間ドラマにした主因だったように思えました。
またもう一つの本作の特徴は、登場人物がみんな良い人だというところ。現実の世界には中々こうした状況はないようにも思えましたが、何となく観た後に優しくなれたような気がしたのも本当のところ。ヤクザ映画を観た後に肩で風を切って歩くのとは逆の効果が、本作にはあったように思えます。
俳優陣では、やはり主役の2人、山添役の松村北斗と藤沢役の上白石萌音が、非常に良かったです。普段は極々普通なのに、一旦パニック障害やPMSの症状が出てしまうと、人柄が豹変して別人のようになってしまうところをメリハリを付けて表現していました。また栗田社長役の光石研も、過去に弟を自死で亡くしたという心の傷を抱えつつも、2人を暖かく見守る役柄にピッタリの演技でした。
BGMについても、マッサージ店などで掛かっているようなリラックス出来るヒーリング音楽が掛かっており、これも癒し効果を増していたように思えました。
最後に、内容には関係ありませんが、監督や出演者の舞台挨拶が全国の劇場に配信された回に観に行くことが出来ました。三宅唱監督は、敢えて説明をしない映画であると言っていたので、少し身構えて観ましたが、そんなに分かりにくい作品ではなく、安心しました。映画館もほぼ満席で、このままヒット作となるといいですね!
そんな訳で本作の評価は★4とします。
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