劇場公開日 2024年2月9日

夜明けのすべてのレビュー・感想・評価

全434件中、281~300件目を表示

4.5生き辛さを共に生きる

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

とにかくどこまでも優しい映画。
16mmで撮られたらしいフィルムの質感からしてすでに優しい。二人の病気にも、会社やサークルの人達の生き辛さにも、とにかくただ寄り添い、生き辛さを共に生きる。劇的な治療とかそういうことでなく。そしてそれをそのままに劇的にせず映画にする。それこそが優しい。
って、監督は「ケイコ 目を澄ませて」の監督じゃないか。納得…
しかしこの規模のメジャー作でここまでやる。それが凄い。

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ぱんちょ

2.0何故に評価が…😓

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

単純

難しい

寝られる

うーん😔パニック障害の男と生理前にパニックに陥る(初めて聞いた病名)女性が、お互いを尊重しながら成長(回復?元に戻る?)していくストーリー
パニック障害の女性がいた職場を体験しているが、あんな風な生易しいものではない…地獄絵図で有り、映画の中ではまだまだ…
とてもホワイトな会社ではあるが、僕が馴染めるかは…パニック障害の男性にはめっちゃ良かった職場なんだろうけど…
明けない夜はない、止まない雨はないそして、夜明け前が一番暗い(大変だ)と言いたいのだろうけど、後ろと前のおっさんの鼾にはげんなり
試写会評価が多いのかな〰️

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ろくさん

4.5優しさの意味

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

生きづらさを抱えた主人公のふたりを周りも優しく見守り、自分らしく生きていく。
だけど、この映画は、誰かの優しさは、誰かの助けになり、それは連鎖しているものなんだと伝えているように思えます。
本当に優しく、そして温もりのある作品でした。

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アチャラ

4.0支え合うことは、心地よいこと

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

様々な事情で、苦しみから抜け出せないことがある。
そんな苦しみに寄り添い、癒してくれる映画だった。
単に「お互い頑張ろう」で済ませて関わらないのではなく、そこから一歩踏み出して、きちんと理解して、支え合うことが、心地よいと思った。

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由由

4.5現代日本の抱える問題と、解決への道を温かく描いた映画

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

この映画良かったなぁ〜と思って監督を調べたら、「ケイコ目をすませて」の三宅晶監督でした。
社会の片隅で見過ごされているけど、確かに存在している問題をそのまま見せてくれて、同時に終盤では希望も見えてくる。

藤沢さんがイライラして他人に文句を言ってくる場面で、つい正論で返して言い合いになってしまう自分の姿を思い出しました。
この場合、正しい正しくないではなくて、一歩下がって落ち着かせるのが正解なんですよね。
山添君がとりあえず洗車をするように誘導して、落ち着かせようとする姿にさりげない優しさを感じました。

エンドロールで社員がワイワイとキャッチボールするシーンが、日本の古き良き中小企業の雰囲気がして、とてもほっこりする。
ラストは大暴投に対して、笑顔で拾いに行くところで幕引き。

この監督の映画は地味なはずなのに、ハッとさせられる場面が多く、何か大事なメッセージを伝えようとする意志がヒシヒシと伝わってきます。

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ジュンヤ

3.5優しい映画 辛い時に見たら癒されそうだけど、 時代に則しすぎてて、...

2024年2月13日
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優しい映画

辛い時に見たら癒されそうだけど、

時代に則しすぎてて、

少しだけ違和感が残らなくもない

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jung

5.0悪い人が出てこない穏やかな時間

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

とても優しい映画だった。
パニック障害は聞いたことはあるけど、何かあった時にパニックになってしまうものだと勘違いしていたし、PMSというのは初めて知った。

何も知らされずに自分の周りにいたら、山添くんは失礼なヤツに見えるだろうし、藤沢さんは逆ギレか八つ当たりっぽい、関わらない方が楽と思う。
2人のように良き理解者がいるのは恵まれた環境なんだろうな。

そういう人たちが光石さんや渋川さん、久保田さんというキャスティングも良い。
渋川さんホント良い声。

もしかして見過ごしたのかなぁ、お母さんに何があった?冒頭では普通に歩いて迎えに来ていはずなのに。
結末には必要な理由なのだけど、そこが分からないから戸惑ってしまった。

予告編では2人が支え合うラブストーリーなのかなぁくらいな印象で、特に興味を惹かれなかったけど、ラヴィットで主演の2人から映画の話を聞いて観てみたら、予想以上に良かった。
お医者さんの言うとおり、人それぞれだから100点の対応は難しいのだろうけど、こういった人たちへの接し方もざっくり知れたし、グリーフケアにも少し触れていて、地味だけど穏やかな気持ちになる映画だった。

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コビトカバ

3.5色んな人に寄り添い寄り添ってもらってる

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

互いに人を大切にするって事簡単だけど、難しいなぁ

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jiemom

4.0夜明け前がいちばん暗い

2024年2月13日
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鑑賞方法:試写会、映画館

泣ける

単純

幸せ

出てくる人がやさしい人たちばかりの穏やかであたたかい映画でした。みんな誰かを想って生きている。

大きな出来事があるわけではなく日常を切り取っただけの一見地味な作品だと思うかもしれません。でも『つまらない』と感じる瞬間がないのは登場人物が魅力的だから。藤沢さんと山添くんを取り囲む1人1人が何かを抱えて生きてる。映画の中で説明があるわけではなく、画面の中でそれぞれの表情や行動で観る側が汲み取って事情や状況を感じ取って理解を深めていくのが一種の謎解きのようで楽しいです。フィルムの暖かさ、セリフがないシーンも風景と音楽だけが流れる心地よさ。主題歌がないエンドロールがとても穏やかで余韻を楽しめました。そういうところも含めて三宅監督作品の良さだなと感じました。大好きです。

パンフレットがとても充実しているので2回目は読み込んでから行くと見方も変わって楽しいのでおすすめです。心から 『映画夜明けのすべて出会えてよかった』と思いました。

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あき

5.0周りの優しさ、思いやり

2024年2月13日
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大阪鯉

3.0そばに寄り添うだけでいい

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

まわりから見えづらい障害を抱え、苦しんでいる若い男女。
冒頭、雨に打ち付けられながら横たわる上白石萌音の背中のショットから、シリアスタッチなのかと思ったが、そこは三宅唱監督らしく、作為的な描写は極力排して、日常を丹念に掬い取っていく。自然音の使い方が印象的。特に、エンドロールでの工場前庭のシーンにはじんわりくる。
決して問題が解決するわけではないが、そばに寄り添ってくれる人がいるだけで、明日に向かって生きていける、ということか。
ただ、上白石萌音のまわりへの気遣いやお節介が過剰な感じで、ちょっと引いた。松村北斗の硬い殻が少しずつほぐれていく様に共感できたのは、同じ男性だからだろうか。
脇役はそれぞれ良いが、特に元上司役の渋川清彦が滋味深い。
工場の社長だけでなく、元上司も近親者の不幸を抱えているという設定は、原作どおりなのだろうか。上白石萌音の母親の設定も。いろいろ詰め込みすぎで、うまく消化されていない感じはした。
期待が高かったせいか、テーマやねらいはわかるが、物足りなさが残った、というのが観終わった後の正直な感想。

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山の手ロック

4.5元気はありがたいこと

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

瀬尾まいこファンの知人が貸してくれて発売された頃に原作を読んだ。瀬尾さんの作品は読みやすく、身近にありそうな話が親しみやすい。

肝心の映画ですが、とても良かった。
ストーリーの主題はデリケートな内容。
自分自身でコントロールできない先が見えない病気は本当につらいと思う。同じ病気でも人により症状が違うし、周りは困惑し理解を得にくく、気軽に語ることもできない。冒頭の藤沢さんが保護されるシーンも私はショックだった。

そんな病を抱えた二人が再就職先で出会い葛藤し、交流する物語。変に恋愛話じゃないのが良い。
主演の二人は実に自然な良い演技だったと思う。上白石さんの、調子いい時と悪い時の差が非常に上手だった。普段は真面目で穏やかな普通の人が、発作が起きると豹変。これが定期的に襲ってくるならばかなりしんどいだろう。

大好き光石研さん。中高年しかいない小さな会社の社長役で、若手二人を温かく見守る。
実は社長もつらい思いを抱えている。このように受け入れてくれる人、社会は大切だなと思う。

そんなこんなで、この映画は何でもないシーンでも、ホロリと泣けてしまった。
グリーフケアの会とか、山添君が元上司と交流し少しずつ復調していくところとか。日常で悩みが全くない人っていないよなーと、だからこそ支えあうことは大事だよなーと思わされた。

問題が全て解決したわけじゃないし、同じことはまだ続くかもしれないけれど、一つ踏み出すことで明るい兆しが見えた、夜明けに向かえたラストだったんじゃないかなと思う。

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ふわり

3.0邦画

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

病とどう向き合うか。病をどう受け止めるか。自分には起こりえない病をどう知るか。
どーにも。。。霧の中を歩いて、いつ光が、いつ闇に陥れられるか考えてるうちに、『はい。あとはご自分で。』って言われてるような感じ。
タイトルや広告で恋愛を想像させるようにして、話の展開の中にも誤解させるような場面を差し入れといて、狙い所はそこじゃないという。ならキャストミスなんじゃないかな?
最後の盛り上がり部分にも突き刺さるものが薄くあの手記の意味を感じ取るまで入り込めなかった。

観客は、平日午前中。松村北斗見に来たのかな?2~3人組のおねーさま方が大半だった。松村北斗?うーん普通。

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chitto

4.0程よく

2024年2月13日
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心の病
全てを理解しなくてもそっと側に。

あたたかい気持ちになりました。

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M U

4.5夜明け前

2024年2月13日
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泣ける

幸せ

言葉なしで伝わってくる情報が多くて、出演者の方々の演技力が素晴らしい。見ていて心がキュッと締め付けらて、私まで苦しくなったけどお互い良い方向で関わる山添くんと藤沢さんに少しずつ楽になりました。原作読んでいたので観る前に聞いていた変更点がどういう風に作用していくのだろうかと思っていましたがとても愛されて作られたのだと安心して受け止めることができました。

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くろねこ

4.0星の図鑑を片手に持って、あなたの夜空を探しに行こう

2024年2月13日
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知的

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Dr.Hawk

4.0夜があるから朝が来る

2024年2月13日
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泣ける

幸せ

萌える

2006~2010年頃だろうか、
『荻上直子』監督により撮られた
〔かもめ食堂〕〔めがね〕〔トイレット〕といった一連の作品群。

「異文化交流」とのテーマはありつつ、
センセーショナルな事件は起きず、
ゆったりとした時間が流れて終幕に至るとの共通項
(出演者もかなり重複していたわけだが)。

が、それなりに興行収入もあったことから
続けざまに制作されたとの認識。

本作を観ていて、それらを想起する。

「PMS(月経前症候群)」で月に数日は情緒が不安定に。
周囲にきつくあたり軋轢を生んでしまう『藤沢美紗(上白石萌音)』。

「パニック障害」で、大企業の激務はおろか通勤することさえ困難になり
町の小企業に派遣されている『山添孝俊(松村北斗)』。

同じ会社に勤める二人が
最初は反発していたものの
あることをきっかけに互いを気に掛けるように。

相手の症状に興味を持ち理解することで
最初はとげとげしかった心持ちが次第に柔らかくなり、
結果、生きることにも前向きになる。

ただそれで、自身の症状が改善するわけではないにしろ。

とは言え、そこから劇的な展開が待ち受けるわけではない。
物語りはやはり淡々と進む。

彼女や彼の周囲も
二人のことを理解している
所謂、良い人で構成されており
(もっとも、そのうちの幾人かは
心に傷を負っていることが、ちょっとしたエピソードで示される)、
心地好く観続けることができる。

中途、人生の岐路とも言うべき
『美紗』の決断や『孝俊』の決意はあっても、
大きな山場となることはない。

傍から見れば大きなメルクマークなのに、
何事も起きなかったかのように恬淡として。

明けない夜は無く、
暗闇があるからこそ分かることもあるとのメッセージは明瞭で
心にも沁み入る。

シルキーなトーンが全体を貫き、
ある意味安心して観ていられるのは、
直近で公開された〔PERFECT DAYS〕と
近似のテイストとの記憶。

同じような作品が作られ受け入れられるのは、
時代がそうした癒しに近い感覚を求めている
シンクロニシティなのかもしれない。

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ジュン一

3.5どんな人でも生きていける場所がある事を表現していた作品。 本年度ベスト級。

2024年2月13日
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淡々と進むストーリーに加え単調だけど心地好いBGMが睡魔を誘発したけど何とか鑑賞する事が出来た(笑)

月経前症候群(PMS)の女性とパニック障害を抱えた男性の二人を中心に進むストーリー。

悪い人が誰も出て来ない作品なので観やすかった(笑)
幸い自分は障害を持っていないので共感する事は無かったけど、障害を持った人に難しいけど優しく接しようと思えた作品。

2人が抱えている障害を乗り越えようとするシーンが辛くも、お互いを助け様とする感じが良かった。
散髪のシーンで山添が初めて大爆笑する姿に安心する(笑)

上白石萌音さん演じる藤沢。
ヒステリックに怒るシーンが上手い。
一方、プラレタリウムで話す言葉が優しい感じでずっと聞いていたかった。

2人が安住の場所を見つけたラストが印象的だった。

芋生悠さん目当てだったけど、あまり登場しなくて残念。

栗田科学の年商がどの位なのか?
気になります( ´∀`)

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イゲ

5.0心が素直に温かくなる。こんな映画は初めてでした

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

笑える

幸せ

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銀色

5.0心が穏やかなまま

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

こんなにも映画を見終わるまで心が穏やかで柔らかなままでいられる映画に出会えたのは初めてでした。観るのが辛いかも…と思っている方も一握りの勇気を振り絞って観に行ってほしい。是非とも。行く前の振り絞った勇気はきっと自分の心の中にしっかり燈ってくれるそんな作品だと思います。主演の松村北斗さん、上白石萌音さんお2人の自然すぎる佇まいとセリフの掛け合い。この2人だからこそ生まれた空気感は圧巻。この2人の周りにいる方々もとにかく優しさに溢れていてただただ素敵な日常のひとコマが描かれていて誰かの幸せを感じながら自分もふと幸せになれている。こんなにあと味よく幸福感に包まれる映画は他になかったほど初めての感覚を味わえました。

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yuri