「心をほぐされる 音、映像、ストーリー」夜明けのすべて humさんの映画レビュー(感想・評価)
心をほぐされる 音、映像、ストーリー
この作品は
なんてやさしいのだろう。
〝変わらないものなんて存在しないのかもしれません〟
その言葉のとおり、誰かがゆっくり変わっていくそばで他の誰かも少しずつ変わっていくのをあの小さな世界でみつめていく。
そして星にまつわる場面の話と2人の声の安堵感。
うたた寝に柔らかなガーゼをそっとかけてくれる存在のようだ。
耳を澄ましているうちに涙が溢れていた。
空気はひとがつくる。
お互いを思いやるやさしい視線が緩やかで穏やかな流れで巡る。
それを味わった心は何かを見失い忘れそうなときに引き返す力を授けあう。
同じ時代を生きる私たちの奇跡のような時間にそんな世界を願う作品でもありました。
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ゆきさんのコメント
2024年8月13日
こんばんは。コメントありがとうございます。
私は実体験が重なり鑑賞をためらっていましたが、観て良かったと素直に思えた作品でした。
"きれいごとだ"と斜めから見る事なく、本当に"理想的"だなと思えた作品でした。
humさんのラスト二行が特に素敵でした。
トミーさんのコメント
2024年8月13日
共感&コメントありがとうございます。
自分の事を理解、消化出来ない時は同じ様な境遇の人を見て理解に繋がっていくのかもしれませんね。“人のふり見て我がふり直せ”ですかね、ちょっとニュアンス違うかもしれませんが。