「生きるのが少し楽になる。」夜明けのすべて れさんの映画レビュー(感想・評価)
生きるのが少し楽になる。
知り合いにパニック障害の方がいたり、芸能人でもよく耳にするので見に行ってみた。見終わった後、これは傑作だと思った。変に恋愛に持っていくわけでもなく、ただ日常を描いただけなのに、こんなにも心にくるものがあるのかと。上白石萌音さんのPMSの演技は共感できる部分もあり、こんなに仕事に支障が出るほど重い人もいるんだと改めて再認識した。松村北斗さんのパニック障害の演技もリアルで今までの普通の人生が病気一つで全く変わってしまったことへの虚無感みたいなものがひしひしと伝わってきた。でも、二人が出会ったことにより、少しずつ前向きになれたりちょっと勇気を出してみようと変わっていく様子がすごく勇気をもらえた。これは少し生きにくかったり、悩みがある人にこそ、響く作品だし、見てもらいたいと思った。自分にとってお守りのような、出会えて良かった映画。
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