「支え合って生きることの美しさ」夜明けのすべて talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
支え合って生きることの美しさ
例えば、ふつうの健常な人でも、日によって気分の浮き沈みは必ずあるもの。
その浮き沈みの振幅が異常に大きく、それ故。日常生活に支障を来す場合には、疾患として投薬などの治療をしなければならないので、その前提として、具体的な診断名(病名)をつけて診断をしなければならないと聞いたことがあります。
病気を持っている人や、いわゆる障害を抱えているという人たちを、決して特別視する(ましてや差別視などする)理由は何もないことも、また当然かとも思います。
それにつけても、病気をお持ちの方(と言ってしまって良いのか、もっと別の言い方で、少しだけ他の人と比べて個性が目立つとでも言うべきなのか)に対しての「周囲の受け止め」の大切さ、そういう周囲の受け止めの美しさに、改めて気づかさせてもらえた一本になりました。
本作は。
その点でも、十分に佳作としての評価に値する一本と思います。
評論子は。
コメントする
トミーさんのコメント
2024年6月30日
共感ありがとうございます。
この作品ではもがき苦しむ人々の描写も印象的でした。栗田の社長さん、元上司、集まってみれば? 少しは楽になるよの声がけも感じられました。