「夜明けのすべてとは言えるか?」夜明けのすべて カツラギさんの映画レビュー(感想・評価)
夜明けのすべてとは言えるか?
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最初、藤沢さんが主役でPMSに悩む彼女の話と思っていた。
そして山添さんと知りあい、パニック障害の彼と仕事をこなす為に相手の病状を理解して一緒に病気に向かい合う。
山添さんは藤沢さんの病状を理解して、相手を助けてあげて少しでも互いに力になる。
そして山添さんは彼女がロンドンへ転勤して、藤沢さんも田舎に介護しに帰ったとしても、彼の病状は夜明け前の手がかりを掴んで将来は明るい。というのを松村北斗さんの最初の頃の顔と最後の顔の表情の違いですべてを物語っています。だから途中から二人が主役で、最後は山添さんが主役になっていました。
けれど、私生活、仕事場、親兄弟など、まだまだ彼山添さんにはいろいろな出来事がすべて良くなるってわからないまま不完全燃焼する話でした。
上白石萌音さんの演技は良かった。松村北斗さんの演技も良かった。話は広がる話でなかったので、感動とかはしなかった。
考えさせられるかといってもどうしようという衝動もなかった。
何か訴求してくるのを映画に求めている自分にはモノ足りない作品でした。
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