「生きるのが少し楽になった」夜明けのすべて ナナちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
生きるのが少し楽になった
藤沢さんの生きづらさの経緯と、改善したい心情が、過去として描かれていた。
一方で山添君は、発症時の過去は描かれてなく、日々の映像シーンから垣間見る中で、改善したい心情もなく、人からも社会からも、自分で閉ざしている。
この違った描かれ方がにより、ストーリーの進展性に、集中できた。
演技も、音楽も、風景も、プラネタリウムも、会社も、フイルムも、言葉も5感すべてに優しく響いた119分。
自分が「生きるのが少し楽になった」きっかけになったであろう、相棒、自転車が愛おしい。
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