「もっと暗く重い話だと思っていたが全然ちがった。心が温まり優しい気持ちになる。相手を気づかうような気づかわないような感じの会話が良い。「パーフェクトデイズ」程ではないが日常的な出来事しか起きない。」夜明けのすべて マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
もっと暗く重い話だと思っていたが全然ちがった。心が温まり優しい気持ちになる。相手を気づかうような気づかわないような感じの会話が良い。「パーフェクトデイズ」程ではないが日常的な出来事しか起きない。
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お互いの病気(?)を知ってからの、相手を気づかうような気づかわないような感じの会話が良い。2人が友達でも恋人でもない関係なのも良い。ただの同僚だ。お互いけっこう言いたいこと言ってるのもいい感じだ
例えば、後半、日曜日の会社内での会話。ちゃんとは覚えてないが、
山添が藤沢に「何かあったらPMSのせいにすればイイから便利だよね」みたいなことを言う。皮肉やイヤミで言ったというよりは、思ったことをそのまま言っただけのように感じた。だから言われた藤沢も気にすることなく、「あっ、そだね今度からそうしよう」みたいな感じで受け流す ( ← 実際はこんなセリフ言ってません)。
藤沢も山添に、「パニック障害ってことで日曜に出勤してる」みたいなセリフを返す(ぜんぜん正確に覚えてません)。
何がどういいのか分析して説明出来ないが、「何か良くネ?」って思った。
あと、終盤の移動プラネタリウムのテントの中で、藤沢が山添と解説文を作った話が良かった。
観賞後、本屋で原作をパラパラっと見たら、映画であったような描写や会話がてんこ盛りで面白そうだった。買ってないけど図書館で予約した。
そして、2人の抱える問題が特に何か解決するわけでもない。
治っわけでも、症状が出なくなったワケでもない。PMSのときの憂うつ、イライラ、怒りは抑えられないし、パニックのときは死の恐怖を味わう。
だけど真っ暗闇に何となく微妙に光明が射したかな~?みたいな感じで終わったのが良かった。
それから、見ているうちに2人がホントに栗田科学の社員のような気がしてきた。
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