劇場公開日 2024年2月9日

「共感度120%!主人公の心境と夜空の景色の対比が鮮やかだ」夜明けのすべて ゆきとうさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0共感度120%!主人公の心境と夜空の景色の対比が鮮やかだ

2024年2月9日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

内容は「PERFECT DAYS」のように淡々と進んでいきます。
主人公の藤沢(上白石萌音)はPMS、山添(松村北斗)はパニック障害に苦しんでおり、現代のストレス社会では多くの人が何らかの病気や症状を抱えており、職場等でトラブルが起きやすくなります。自分自身もいろいろ思い出すことがあって大変共感できる内容でした。
このような病気や症状を持っている人は、どうしても自分の殻に閉じこもりがちになり、窮屈な小さい世界で過ごすことが多いと思います。
山添と藤沢がお互いに向き合うことで、
小さな世界から夜空やプラネタリウムの大きな世界に流れていく対比は鮮やかで、開放的な気分になりました。
「太陽は動かない」と劇中で語るように
自分中心でなく、世界を広げて物事を見
ていくことが重要だと感じました。

ゆきとう