「憐憫と諦念」マネーボーイズ ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
憐憫と諦念
中国出身の監督が台湾資本で撮った、大陸が舞台の台湾映画、ってことで良いんだろうか…?
冒頭から見分けがつかないくらいのイケメンがぞろぞろ出てきてみんな体を売ってる。いつまで続くのかも分からないそうした生活を、楽しみながらも蔑んでいる。
この映画の基調は、家族のために自己を犠牲にしながらも自分自身がそれを許せない自己憐憫とそれも仕方ないんだという諦念だ。
そこまで分かってる主人公たちにいったい何が言えるだろうか。
撮影は美しいが、やはり大陸というよりは台湾のように見える。そこも含めて美しい映画ではあった。
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