劇場公開日 2023年5月26日

aftersun アフターサンのレビュー・感想・評価

全195件中、41~60件目を表示

3.5the son /息子を見たあとだっただけに

2024年3月30日
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ダブルパンチで効いた。
どちらも心をえぐられるような映画。
でもどちらも素晴らしい

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タカP

1.5いわゆる、高尚な映画ってやつだろうか。

2024年3月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

大絶賛も多いですが、個人的には何がなんやらさっぱり。

こう言うことを言うと、上から目線で馬鹿にされそうですが。

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ガッキー

4.0記憶を映像化

2024年3月11日
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鑑賞方法:映画館

難しい

仲良しだった父娘。主人公は大人になり、10歳の頃お父さんと過ごした夏休みを思い出そうとする。10歳撮影のハンディカムのビデオ映像も残っている。

お父さんが直の彼女に言わなかったこと、知らなかったこと、今そうだったんだろうか?と想うこと。それらが映像になって紡がれている。いい関係なのに、鑑賞者として「そうなのか」と納得させられてしまうような映画だった。

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mikyo

3.52回観るとは

2024年3月10日
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確かに2回見ないと理解できない映画で、2回見ると全然感じが変わるけど、2回観ないといけない映画ってなに?

なしだろ!

1回で勝負するんだよ!!

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ちま

4.0奇跡のような映画

2024年2月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

難しい

幸せ

奇跡や都合の良いことは何も起こらないが、それは何気ない日常は視点を変えるだけで非日常にもなり得るし、奇跡のように尊いものにも感じられる。

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ezio

4.0娘が想像する父親の葛藤と、娘自身の葛藤

2024年2月12日
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鑑賞方法:VOD
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sow_miya

4.5すごい余韻

2024年2月8日
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 離れて暮らす父と娘。娘が11歳の時の最後の旅行。思春期を迎える娘、反抗期もあり、コレが最後の旅行だったのかな?と思っていたら、、、なんか違うぞ?
 いくら宿泊先のホテルとはいえ、夜、娘を残して1人で部屋に戻ったらいけないよねパパ。でも、きっとパパはその時はもういっぱいいっぱいだったんだろう。1人で海に行き、肩に怪我をして、戻って、裸で寝てしまったんだろうね。
 観終えた後で、パパの後ろ姿や影だったり、反射だったりの場面が多かった理由が、納得。はっきり言葉にも映像にもしないで、あの表現の仕方、すごい。すっごい余韻、いつまでも悲しさが残る映画。
もう一度観たら、もっと良さがわかるだろうな。必ずいつか観よう。

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アンディぴっと

2.0レビュー見てやっと分かる真意。

2024年2月5日
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鑑賞方法:VOD
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キッスィ

4.5噂に違わぬ名作でした。

2024年1月31日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

萌える

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いとしのサリーとたくんとたまころたんちゃん

4.5大切な思い出

2024年1月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

記憶を映像で表現するとこうなるのか。
一番強烈に残っていること、ああ!そういえばあの後あの子がやってきて・・・でどうなったっけ?お父さんあそこにいたんだっけか?とか、やけに鮮明に覚えていることもあれば時系列がめちゃくちゃになっていることも、途中々々はもう適当な記憶で埋めてしまって、あ~楽しかったな〜あのホテル、みたいな。少し悲しいその後があったのかもしれないが、とにかくあの父親と過ごした夏休みは大事な時間だった、てどういう経緯で手にいれたか分からないがビデオを見ながら思い出していく彼女の思い出をいっしょに追体験する作品。

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あああ

2.0何故好きだよと

2024年1月27日
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父が亡くなった時、それまで今までの彼との記憶が薄れていって寂しくなるのではと思っていたが違う事に気が付いた、あーこれから新しく思い出が増えていく事が無くなるのだと。
さて、この作品だが他の人のレビューを見て成程と思ったがなにしろフラッシュ映像が私の目に辛く何が起こっているのか分からなかった。最初から星印の高さからそういう展開の話と思って見たのだが、んー何?映画で二回も見ないと分からないなんて映画館で見るのもタダでは無いし、時間もかなりかかる。楽しい映画でも無いしそれはどうかなぁと。低めの評価で分からんやつはわからん!と言われても分からんものはわからんので

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GAB I

3.5パパ、いつまでもいつまでも大好きだよ

2024年1月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

難しい

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近大

4.5家族のビデオ

2024年1月20日
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父と子のひと夏の思い出をビデオに取る。二人の演技がとても秀悦で、とても自然体な演技。まるで自分の家族のビデオを見てる様な錯覚さえ感じる。プールでの思い出が強く心に残る。

ポールマスカル初見、なんて繊細な演技ができるのだろう、本当に自然体で、もっと沢山の作品見てみたい。
子役の演技?とは言えない、素晴らしい演技に魅せられ、余韻が残る作品。

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ken

3.0納得して良作と唸らねばか。

2024年1月15日
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DVD初見。
なるほど新味あり。
父の危うさの具体理由が描かれず納得感低いが、
今はさしたる理由も無く誰でも病む時代よ、
と無理にも納得して良作と唸らねばか。
そこが引っ掛かる。
評判の終盤の選曲にもピンと来ず。
大騒ぎする程でも、かな。

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きねまっきい

5.0貴方の気持ちに気づいたときには、貴方はもういない。

2024年1月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

『aftersun/アフターサン』を劇場で3回鑑賞した。
本作が長編デビューの監督・脚本:シャーロット・ウェルズが
巧みすぎる紡ぎ上げ方をしている映画だと思う。

父と娘の最後の夏休み&トルコのリゾート旅行を
Panasonicのビデオカメラで撮影した映像と、
父(ポール・メスカル)視点と娘(フランキー・コリオ)視点に加え、
客観的視点で描かれていて、父親が自死に至る布石が多々見受けられる。

やっぱり強烈にグサっときたのは、
「ソフィへ 愛しているよ 忘れないで」のポストカードのメッセージ。
時制的には旅行中に書いたものだと思うのだけれど、
もう完全に死を意識していたに違いなく、確定要素のように見えた。
旅行中、ふたりがハッピーな雰囲気に見えても
音楽が不穏だし、徐々に父の不安定さが露呈されていくところが
なんともせつない。

実は冒頭からその示唆出しはされていて、
娘ソフィのビデオインタビューでの「変な動き」との発言に被せて
きつめに「変じゃない」と言うあたり、もうおかしな反応だったりする。
父の様子が変なのは、別れた元妻もわかっていて、
娘ソフィにある種、監視役を任せているわけだけど、
11歳のソフィは大人へ憧れる多感な少女なので、
父の様子の不穏さには当時気づかず、父と同じ年齢になった今、
ビデオを見ながら、
ようやく父の気持ちというか思いに気づいたのだと思う。

主演の父役、ポール・メスカルは背中で語る俳優だなと思う。
本作ではポール・メスカル演じる父の背中が雄弁だ。
この映画を観ると、身近にいる人を大切にしなきゃと思う。
失ってからだと遅く、後悔しか残らないよ・・・ということを
教えてくれている映画でもあると思った。

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ひでちゃぴん

3.02回見る事推奨の映画

2024年1月4日
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みる

2.5新年1本目に選んでみた。画、音がとにかく綺麗。解釈を鑑賞者に任せて...

2024年1月3日
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新年1本目に選んでみた。画、音がとにかく綺麗。解釈を鑑賞者に任せてる映画なので正直よく分からない所もある(時間軸が前後するので)。映画に出会うタイミングが合えばとんでもなく心に残るのだろうが、自分はそうではなかった

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Mk.plass

5.0今まで観た中で一番難解な映画です

2023年12月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

楽しい

そもそも映画を観る際に事前情報を全く入れない質ですので、本作品のように過去と今がフラッシュバックするような複雑な映画は難解でした。海外映画の良いところは、舞台が異郷(今回はトルコ)というだけで、新しい情報がスクリーンに溢れ、長い映画でも退屈することなく観れるところと思います。父娘のバカンスが少し昔風の映像っぽく流れます。父親が30歳、娘が11歳。パパは娘を楽しませようと少し空回り、娘は少しパパと距離を保ちつつ無理しても楽しもうと小さな気遣い。父娘ものなら定番の「ペーパームーン」バカンス映画で個人的に好きなのはジェニファー・グレイとパトリック・スウェイジの「ダーティーダンシング」ですが、両映画のようなドラマチックなエピソードはあまり無く、淡々と物語は進みます。終盤でのダンスシーンは1984年の「テスタメント」の同じく家族でのダンスシーンを思い出してしまいました。
ラスト近く、娘のひょこひょこバイバイ?は同じ娘を持つ身としては落涙ものです。ラストシーン、突然キューブリック映画を彷彿させる演出で、更に脳内で「???」が駆け巡りました。(その後、本作の背景を調べて再度落涙)
ただただリゾート地での懐かしくも美しい風景と父娘の楽しくも微妙な関係を楽しむだけでも価値ある映画ですし、父親役のポールメスカルは若くして貫禄の演技ですし、ソフィー役のフランキー・コリオもおとなになる前の儚い時期をすごく魅力的に演じていて将来が楽しみです。
事前情報無く観ても良い映画ですが、映画の背景を知って、「そうだったの!」と気付きがありもう一度観たくなる魅力があります。
何れにせよ私自身数多の映画を観てきましたが、また一つ宝物が増えたと満足できる作品でした。
良かったです。

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濁河さかな

3.5思い出のなかの父

2023年12月2日
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31歳の父カラムは別れた妻との娘ソフィ11歳とトルコへ休暇旅行に来ている。

カラムはやさしいが自信がなく迎合的。鬱々とした内面を隠し、子供と過ごす夏休みをうまくやり抜こうとしている感じ。

ソフィは多感で好奇心旺盛。周囲を観察しロマンスや性的な気配を吸収している。父は親切で楽しいが、なんとなく掴み所がない。

成長して大人になったソフィが、このトルコ旅行を回顧・俯瞰している。

大人になったソフィの夢寐にいつもあらわれるのはフラッシュライトが明滅するレイブで、はげしくダンスしている父親だ。

何かを忘れようとするように父は踊っている。近寄って抱き寄せようとするが抜け落ちるようにして目が覚める。

幼少期のトルコ旅行、その記憶と荒いビデオ映像から、ソフィの気持ちを揺さぶるメランコリー(憂愁)の正体を描いてみせる。

──

映画は批評家から絶賛された。

監督のCharlotte Wellsは(ショートフィルムを除き)これがデビュー作。本作を“エモーショナルな自伝”と称しており、人物やプロットには自身の体験が反映されている。

imdb7.7、rottentomatoes96%と81%。

RottenTomatoesの批評家はそろって下にも置かない歓待ぶり。映像、脚本、編集、音楽などのフレッシュな扱いについて『映画を再発明した』とまで褒められ、父役Paul Mescalと娘役Frankie Corioの演技も賞賛され、カンヌ映画祭ほか各所で賞にあずかった。

『第76回BAFTA賞では4部門にノミネートされ、ウェルズは「英国の脚本家、監督、プロデューサーによる優秀デビュー賞」を受賞。
メスカルは第95回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。
Aftersunは、ナショナル・ボード・オブ・レビューの2022年ベスト映画のひとつに選ばれ、Sight and Sound誌の2022年ベスト映画投票では第1位を獲得した。』
(Wikipedia、Aftersunより)

批評家は誰も指摘していなかったが、本作はソフィアコッポラのSomewhere(2010)と似た心象を描いている。

Somewhereはソフィアコッポラの少女期の思い出にもとづく話。有名な映画俳優である叔父(ニコラスケイジ)と過ごしたひとときを描いている。(と言われている。)

売れっ子の映画俳優のマルコ(スティーヴンドーフ)は高級ホテルに滞在し、贅沢な暮らしをしているが心は満たされていない。前妻から娘のクレオ(エルファニング)を預かってほしいと頼まれ、しばし一緒に時を過ごす。

娘は天真爛漫で、父はその無邪気さに接することで、じぶんを見つめ直す。──という構造が同じで、手を捻挫してギプスをしているのも同じだった。が、帰結するところはちがう。

明白には描写されていないが映画Aftersunは喪失を描いている。失ったのは父親と幼心で、それには普遍性がある。わたしたちがAftersunに共感できるのは大人への行程で誰もが同様の喪失を味わうからだ。

父親を肉体的に失ったのか、あるいはどこか遠いところへ行ってしまったのか、それは人それぞれであろうが、ふと幼い時に遭遇した甘やかな親心を思い出すことがある。

もうそうやってわたし/あなたを大事に思いやってくれる親はいない。それは亡くなっているからいないのかもしれないし、わたし/あなたが既に大人になってしまっているからいないのかもしれない。いずれにしろ、いない。

そのことが幼かった自分自身とともに思い出される。父はあのとき何を言おうとしていたのか、とか。あるいはもっとあのとき従順であるべきだった、とか。何らかの悔恨とともに、今はいない親が思い出され、メランコリーに沈むことがある。──という大人の誰もが味わう心象をAftersunは描いてみせる。

その気持ちがラスト近くに流れるデイヴィッドボウイとクイーンの有名なデュエット曲、アンダープレッシャーの歌詞と重なる。

この世界を知るのは恐ろしい
友たちが叫ぶ「ここから出せ」
明日に祈ろうもっとよい日々を
のしかかるプレッシャー
路頭に迷う人々
世の中すべてから目をそらし
知らん顔では変わらない
愛を求めても傷だらけに
なぜ?どうして?
愛、愛、愛
もう一度だけ試せないのか
もう一度だけ愛にチャンスを
なぜ愛を与えられない
だって愛は時代遅れの言葉だから
だけど愛は君に勇気を与える
夜の片隅にいる人々に想いを寄せて
愛が勇気を与え君が変えていく
お互いに思いやるように
これが最後のダンス
これが最後のダンス
これがわたしたちの姿

父カラムは鬱病をわずらっている。明白には描かれていないが社会生活ではダメな人間なのかもしれない。Paul Mescalが演じる父は懇篤だが頼れる気配がまるでない。父親の気配がなく、わずか11歳のソフィと兄妹と間違えられるシーンさえある。

すなわち大人になったソフィはトルコ旅行を回顧・俯瞰して、父の鬱と、抱えていたであろう焦燥を察して、悔恨とメランコリーに浸っている。

カラムはSomewhereのマルコ同様まるで兄か友人か、あるいは“父親役をやっている男”のような父親だった。だけど今振り返ってみると、あのぎこちなさの理由がわかる。それを思い出すとむしょうに悲しい。──という心象を切り取ってみせる。

それは普遍性があり、よくわかる。

親が自分自身の屈託に沈んでいるときがある。妻とケンカしたのかもしれない。金に困っているのかもしれない。会社でいやなことがあったのかもしれない。何かわからないが子供だったわたし/あなたがいつもの親だと思って接したら違う親だったということはあるだろう。その理由や気持ちについてずっと後年になって気づくことがあるだろう。
Aftersunは謂わばそういう映画だと思う。

とりわけ編集が斬新。諸処にPOV(演者が演者を撮影している映像)を挿入し、その粗粒な絵づらがCharlotte Wellsのノスタルジックな気分を語ってみせる。
批評家たちの絶賛がじゅうぶんにうなずける映画だった。

が、個人的には、わかりにくいというか観衆の解釈に依存しすぎるところがあるように感じた。思わせぶりすぎるところもあり、カラムが夜の海に消えていくシーンは自死したようにしか見えなかった。異才なのはわかるが2作目が見たい。

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津次郎

5.0男のいない世界を暗示していると言う事で、共感する。

2023年11月27日
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マサシ