「ゲイとは」94歳のゲイ トマスØさんの映画レビュー(感想・評価)
ゲイとは
同性婚などの問題から、LGBTについてできるだけ理解し、考えなければならない時代だと感じて鑑賞。
94歳の性的マイノリティの方が歩んできた人生は、想像を絶するほど辛く、孤独で、苦しい道のりだったのだろうと思う。
辛さや生きづらさは想像できても、そこにあるのは単純な“性的指向”の問題だけではない。
好意を抱いているゲイ友達と一緒に銭湯に行く、などは感覚的に理解しようとしても、どこか一言では捉えきれない複雑さがある。
後天的でないとするなら “男性が特異な性的指向を持った” と捉えるより、「新しい性」 と捉えた方がすっと腑に落ちるのかもしれない。
単純な話ではない。
そんなことを強く実感させられる作品だった。
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