「ジェノサイド」パリタクシー ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
ジェノサイド
ありがちな作品ではありましたが、マドレーヌがDV夫になかなかな復讐をしたこと、反ジェノサイドの女性活動家だったことが、意外性があり良かったです。一昔前であればこの手の作品は、夫や子供との良い思い出とか、そんな生温な感じだったと思うので、時代が変わったと思いました。また、フランス人は各自が自分勝手に自己主張して羨ましい。もうそれで良いのですよ。でも日本だと袋叩きにあいます。
ミカさん、
やはり怒りのレビューですね。
「どうしてこういう家族構成だとDVが起こりやすいのか」・・、僕は悲しくて調べてみた事があるのです。
つまり、シングルマザーと同棲・再婚する継父たちは、なにゆえ妻の連れ子を虐待して死なせるのか。そして一定の抵抗は見せつつも妻はなぜ最終的には夫のその行為を許してしまうのか、という現象についてです。
実はチンパンジーやシャチなど、脳が非常に発達し、群の中で家族社会を構成する高等哺乳類は「先代のボスの子を子殺しする」行為を往々にして見せるのです。それは新しい群の遺伝子を新規に残すためのDNAの要請であり、善でも悪でもない、止めようのない本能的行動なのだそうです。
それを止める手立ては、人間の世の中ではやはり教育しかないと僕は思っています。
男にも、そして女の側にも、動物として必ず沸き起こるであろう自らの本能の声=子殺し衝動・子殺し容認衝動=を察知し、それを必ずや克服する理性の勝利を、先手を打って学ばせなければならない。
学校で。また母子手帳の第一ページへの「警告」として、とりわけシンママの再婚と妊娠に当たっては、書いておくべきなんだと思います。
長文失礼しました。
返信はしにくいですよね、ごめんなさい。放置で大丈夫です。
きりん