「人生の最後に」パリタクシー MARさんの映画レビュー(感想・評価)
人生の最後に
無愛想でイラつきがちなタクシー運転手のシャルルが、パリの反対側の老人ホームへ92歳のマドレーヌを送り、車中の会話を通し仲を深めていくホッコリ物語。
本作、かなり評判が良いみたいなので期待を胸に鑑賞!!
ただでさえイライラする状況の中、やたらに話しかけてくる客のマドレーヌに戸惑いつつも、その話に引き込まれていき…。
終始、とにかく温かな作品でしたね。
崖っぷちのシャルルが、思いの外壮絶な人生を送ってきた様子のマドレーヌの話を聞き、共に悲しんだり勇気づけられたり…この無愛想なシャルルから共感を引き出すとはマドレーヌ恐るべし!
それだけ、彼女の話には深い物語がありましたね。まさかの13年。それがやっと終わったと思ったら…まぁマチューの立場もわかるがやるせない。。そして更に…。辛すぎる。。
そしてどうでも良いが、クリスマスと新年ってだいぶ近いですね…もう少しバラけさせてあげて。まぁ、まとまってる方が良い人もいるでしょうが。
人生は不思議なもので、どれだけ一緒にいても解り合えない人も居れば、たった1日だけで大切な人になることも。長さよりも深さとはよく言いますけどね。
ワタクシ自身も、幸せに締めくくれるような出会いがあれば良いなぁ。
そんなことを思わせてくれた作品だった。
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