「映画を観に行きましたが、あまりに残念な作品でガックリしました。 私...」沈黙の艦隊 トモさんの映画レビュー(感想・評価)
映画を観に行きましたが、あまりに残念な作品でガックリしました。 私...
映画を観に行きましたが、あまりに残念な作品でガックリしました。
私は原作『沈黙の艦隊』の大ファンです。何度も読みました。
待望の映画化とあって観に行きましたが、期待していたこともあり、残念すぎました。続編があっても期待が出来ず、まず観に行きません。
採点1.0の理由は、主役の大沢たかおさんは、はまり役で演技もよかったからです。
残念だった内容は以下の通りです。
・ベネット大統領がインパクトが薄く残念でした。今後のストーリーでは、ベネット大統領は主役の海江田艦長と同じぐらい重要な役で、演じる時間も長くなると思いますが、到底その役を演じられるとは思いません。薄すぎます。役者の方には申し訳ないですが。
もし、原作と違い、ベネット大統領の演じる時間が短ければ、それはそれで、大事なところが描かれないことになります。それだと沈黙の艦隊の大事なところが描かれないことになります。
・深町艦長も弱いです。玉木宏さんはいい役者だと思います。演技も素晴らしかったです。ですが、役の設定が弱いです。
海江田艦長と深町艦長は『静』と『動』だと思います。原作だと『細心』と『大胆』です。
それにしては深町艦長が思ったより激しくなく、『動』が弱いと思います。
その理由の一つに、海江田艦長に対する言動が弱く、「海江田さん」と呼んでいます。映画の過去のワンシーンで描かれているのですが、たぶん深町艦長は元海江田艦長の部下であるようです。原作では二人は同期です。なので深町艦長が激高した際は海江田艦長に対して「海江田!」や「貴様!」などと呼んでいます。
海江田艦長の静に対して、深町艦長の動、激しさがもっと描かれた方がいいと思いました。その対比が面白いのですが。中途半端な『静』と『動』でした。
・日本の首相が情けなさすぎる。笹野高史さんは素晴らしい役者だと思いますが、なぜあんなに影の権力者に媚びているような役柄設定なのでしょうか。原作とは真逆に近い設定です。こちらも今後のストーリーでは、日本の首相の芯の強さが描かれます。これも沈黙の艦隊では重要なのでが、なぜあんな情けない首相にしてしまったのでしょう。
・極めつけは、アメリカの指令室での司令官(?)が指令室内でサングラスをかけています。私もアメリカの指令室で司令官がどのようにしているかは知りませんが、サングラスなんてかけているのでしょうか?それもアメリカ軍が危機の時に。しかも演技はいまいち。そのシーンを観たとき、コントのワンシーンを観ているようでした。ガックリしました。
他にも思うところはありましたが、観に行かなくてもよかったと思うぐらい、残念な作品でした。続編があっても観に行きません。
最近このサイトを見ていなかったので、コメント遅くなりました。
そうですね、確かに中村倫也さんとの確執は、海江田艦長と深町艦長の考え方の違いを上手く出していると思います。
それ以外は……というところですね。
まあ、観る人によっていろいろな考え方があるのはいいことだと思いますし、いろいろな意見があって面白いと思います。