「原潜と聴衆」沈黙の艦隊 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
原潜と聴衆
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ひとつの作品としてまるで完結していない。
『海江田の目的』が一番の核であるにも関わらず、その青写真すら見せずに終わるとは…
事前に続編の告知がされていればまだしも、エンドロール後にすら何もなし。
…え…本気?
映像に関してはCG含めて力が入ってた。
演技も概ね問題ないが、水川あさみの専門用語棒読み感と、橋爪功の聞き取りづらいフガフガ喋りはマイナス。
一番よかったのは上戸彩のアナウンサー的な話し口調、次いでユースケ・サンタマリアの軽すぎない軽さ。
大沢たかおの、王騎とはまた違った真意の見えない無表情演技も素晴らしかった。
艦内のシーンが多い中、どの艦かの区別がつきやすかったのも工夫を感じた。
南波が「上昇して…浮上」と言ってから後追いで映像を出す、といった冗長な演出が散見されたのは残念。
しかし、通信が取れるにも関わらず大して交渉や目的の追求をしないのは何故なのか。
結局そこが明かされないから、70余名が命を懸けて従う真実味も、重みも、何も生まれない。
これで終わりなら、本当に何故企画したのか分からないレベルでがっかりでした。
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ゆきさんのコメント
2023年10月3日
こんばんは。
続編ありき。。にしたってアレはなかったですよね。私も知らなければがっかりしてました。
原作もかなりスローペースらしく、そこも忠実に再現したのでしょうか。壮大な予告編でした。。しかし防衛省や海上自衛隊も協力してくれたのだから、撮れる分めい一杯撮って貯めていると思います。もしや3部作とかなんでしょうかね??