「想いと出来」沈黙の艦隊 またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
想いと出来
冷静に見て採点すると星2つ。潜水艦内外の映像は観客も洋画で十分目にしており、嘘くさければすぐ萎えるが、そこは及第点。原作同様、序盤の主役は玉木宏だ。大沢たかおとのアンサンブルは観客を引き込む。政府では最近贔屓の酒向芳が遂に後ろ髪を切った江口洋介と共に、またもいい味を出していた。
だがしかし苦言をふたつ。1つ目は、原作を読んでるこちらも最初から完走出来るとは思っていないが、たとえ連作狙いだとしても一作の中で語れる結を準備できていないこと。デューンと同じガッカリ感。
2つ目は、漫画と映像ではリアリティレベルが違うのでは?という感覚。漫画なら好きなように画角を切り取って作劇できるが、流石に米艦隊とあの距離で対峙している映像を見ると、魚雷だ急潜行だと言われても流石に無理スジに思える。原作から離れても映像ならではの山場を作れなかったものか。
ともあれ、海江田四郎の物語は続けてみていきたいもの。Amazon studioとのこと、配信シリーズ化としてでも完結まで持っていって欲しい。もちろんその際は現代の社会環境を踏まえた適切な改変が絶対条件である。
結は、せめて、原作同様に第7艦隊の原潜6隻を無力化するシーンを描き、深町艦長が米司令官の尋問に対して、「そっちの想像通り、日・・本だ! 海江田は日本と同盟を結びたがっている」と伝え、司令官が「シーバットは日本に母港が欲しい。日本は軍事戦力を欲しがっている! 第3艦隊に連絡せよ! やまとを日本に入れるな!」という会話で次回予告をする、くらいはしてほしかったです
> 星2つ
> 結を準備できていないこと。デューンと同じがっかり感。
うわあ、びっくりです。全くおんなじ様に感じました。自分も感じた通り星2つにしちゃうと次回作に悪影響かも、と考えてあえて3.5をつけているのは、デューンとこの映画だけ。それだけどちらの映画も次回作観たいがため、です!
女性登用だけアップデートされてました。女性の防衛大臣が 頼りないことこの上ない。女性の潜水艦乗りの方いらっしゃるのでしょうか❓なぜか イラっとしました。ちなみに私は 女性首相待望論者です。