劇場公開日 2024年8月9日

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夏の終わりに願うことのレビュー・感想・評価

全24件中、1~20件目を表示

2.5なかなか会わせてもらえない父

2024年10月14日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

ある夏の日、7歳の少女ソルは大好きな父トナの誕生日パーティのため、母と一緒に祖父の家を訪れた。病気のため祖父の家で療養中の父と久々に会えると喜ぶソルだったが、父になかなか会わせてもらえず、いらだちや不安を募らせていった。ようやく父との再会を果たしたソルは、それまで抱えていた思いがあふれ・・・てな話。

あそこまで父をソルに会わせない必要があったのか、そしてお金の問題は切実なんだろうな、と思った。
ただ、ちょっと冗長な印象。途中で退屈になった。
ソル役のナイマ・センティエスは可愛かった。

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りあの

誰もが辿る物語

2024年10月8日
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鑑賞方法:映画館

 病気療養の為に祖父の家で静養している父の誕生日パーティの為に、家族が久しぶりに集まり、娘のソルも久しぶりに父との対面を果たします。その1日をドキュメンタリー的に記録した物語です。

 父はかなり重篤な病で、それほど先も長くなさそうである事が暗示されます。ソル以外の大人たちは皆、その事を理解しているというコントラストが残酷に映ります。いや、ソル自身も薄々分かっているのかもしれません。大人たち一人一人にはそれぞれ生活の事情もあるのですが、なんとか明るくパーティーを盛り上げようとします。

 この歳になってこんな映画を観ると、視点は完全に父親側になります。「みんなの気持ちは嬉しいけど、もう静かに逝かせてくれ」って思うかなぁなどという思いが頭の中でグルグルしました。

 ソルのアップでフッと途切れるエンディングは、人の死の象徴なのかなぁなどと感じました。

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La Strada

3.0外国の保険制度

2024年9月18日
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鑑賞方法:映画館

医者目線で観ると、抗がん剤、医療麻薬の問題。日本ではある程度の負担で全てできるのにと思いながら観ていた。もちろん、内容も良かったです。

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hanataro2

2.5予告とチラシでだいぶミスリードされた作品

2024年9月7日
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鑑賞方法:映画館

亡くなる寸前であろうお父さん(主人公ソルの)に、家族・親族・友人たちが
いろんなメッセージを送るパーティーのシーンがクライマックスになっていて
最近母を亡くした私は、母のことを思い出しながら観ていました。

そもそも、そういう映画だと思っていなかったんですね。
主人公の女の子ソルの視点で、お父さんにお別れをしていくまでのプロセスを
描いた映画で、きっと号泣するに違いないと思っていたわけですが
全然違いましたね(笑)
家族なんですよね。家族としての視点。
視点というと、やはりそこは子ども視点なんだけれど、そこから観た
お父さんにお別れをしていくための準備と生前のお別れパーティー的な
そういう話でしたね。

これってドキュメンタリー?というくらい、その1日だけを切り取った映画なんですよね。
ストーリーがあるというより、お父さんとお別れをするためのパーティー実施の1日を描いています。
なかなかな切り口ですし、つくりあがりも素晴らしい映画だなとは思いましたが、
私としては、『コット』的な主人公の女の子視点を期待していたので、
そこはちょっと期待とは違っていましたね。
※予告とチラシを観る限りは、そういう映画だと期待してもおかしくないかと思うんですね

それにしても主人公ソルは良い味を出していました。
演じた子役、ナイマ・センティエスちゃんには今後も期待しております。

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ひでちゃぴん

3.0母娘でトーテムポールオペラ

2024年8月20日
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鑑賞方法:映画館

ソル(太陽)ちゃんがとてもかわいい美人さんなので鑑賞。お母さんはなかなか色っぽいエキゾチックな美人さん。ストリッパーかと思ったら、オペラ歌手みたい。公衆トイレで親子で長居。いつまで入ってるのよ~早く出なさいよと怒られる場面から始まる。お母さんの放尿音がこれまたすごい。お父さんの姉妹も二人いて、ソレちゃんの従姉妹と短髪のお母さんもシャワーが長い。バースデーパーティーのために白髪染め中のおばさんは台所の流しで洗浄。キッチンペパー使いすぎ。
メキシコの大家族のトイレ事情。
たぶん膵臓がん末期のお父さん。おばあちゃんは亡くなっているので、お父さんの世話を焼くあのおばちゃんは誰かと思ったら、お手伝いさん。おじいちゃんは盆栽に夢中。松じゃないヒノキみたいな針葉樹。
原題は Totem. ト
ーテムポールのトーテム。確かに一族結集するバースデーパーティーはさしずめ生前葬。カタツムリ、インコ、犬、カマキリなど動物たちがアクセント。メキシコの大家族(一族)はつよい。
ソルちゃん。
最後は大泣きかと思ったら、全然泣かない。
お父さんに似て芸術家になるんでしょうか。

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カールⅢ世

3.0長い前フリ

2024年8月18日
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鑑賞方法:映画館

115本目。
久し振りの1日2本。
人の繋がりがどうなってんのか分かるまで、時間を要した。
1日の出来事ではあるけれど、長い前フリを見せられた感はある。

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ひで

4.0願いの彼方

2024年8月17日
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「夏の終わりに願うこと」実家で療養中の末期癌の父親の誕生日パーティーに訪れた少女。単純な父娘愛の話ではなく、家族が迎える死という抗えない現実に苦悩苦闘する人たちと、父親の回復を祈りながら、その不穏な空気を観察する少女の物語。誰もが直面する普遍的な話を少女の1日として描いた秀作。

「何も起こんないじゃねーかよー」という声もあるみたいだけど、個人的には起こりまくりで疲れました。

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ピンボール

5.0 家族3人のイマジネーションあふれる時間に比べ、きょうだいらの愚か...

2024年8月16日
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 家族3人のイマジネーションあふれる時間に比べ、きょうだいらの愚かしさ、騒がしさ。父親も盆栽に引きこもる。妻はこの家族と距離をとってるのか、仕事が忙しいのか。ベロベロになってゴッホのケーキを作る姉。お祓いも愚かしい。量子療法? 彼はやっとのことなのに、このパーティは本当に彼が望むものなのか。
 娘の側の繊細な視点に自伝的要素も感じる。
 それでも彼は優しい。
 死を恐れ、動物が好きだからこその自然なのか。
 声を失っている父とカラスのエピソードもうまい。子どもはおじいちゃんの発声器もおもちゃにしてしまうのだけど、おじいちゃんはそれを許せない。

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えみり

1.0予告見なきゃ良かった。。。期待外れの映画

2024年8月14日
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父親と娘の絆の感動物語を期待してたのに、ガッカリ(^^;;

主人公の女の子は可愛いのに、逸材を生かしきれてない(^^;;

それぞれのシーンも、ブツ切れで、観てる者に、何を伝えたいのか、監督の意図がわからない???

睡魔に勝てなかった(^^;;💦つまらなかった。

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つん

2.5期待し過ぎた〜

2024年8月13日
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期待し過ぎた〜

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jung

2.0太陽の子

2024年8月12日
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悲しい

単純

幸せ

病気の為離れて実家で暮らす父親の誕生日パーティに参加する為、祖父母の家を訪れた7歳の少女の話。

母親と共に祖父母の家を訪れてたものの、母親は仕事の為にしばしお出かけとなり、伯母さんや従姉妹や祖父母や伯父さんと交流をするけれど、夜パーティに参加する為に今は寝ているという父親にはなかなか会えず…というストーリーで、一応みんなと過ごしてはいるけれど、寂しさや孤独や壁や疎外感が…という感じ?かと思ったら、なんかそういう話してもない感じ?

やっと父親に会えて、そして母親とも合流し、まさかのそこから「夏の終わりに願うこと」?
しかもその表情?
お国柄が違うからにしても、なんかイマイチしっくりこない終わり方だし、作品自体もそれを言いたいだけ?
なんかそれまでは何だった?な、とっ散らかってしまっている印象でなんだか思った感じと違った。

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Bacchus

3.5恐れ入りました

2024年8月12日
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鑑賞方法:映画館

重病患者がパーティーの後に人知れず息を引き取る(あの風に揺れるカーテンはそれを暗示しているのだろう)という展開はプッチーニの「ボエーム」を思い出させるが,それだと冷たくなったトナを最初に見つけるのはソルなんだろうなぁ…それでも,あの蝋燭シーンを見ているとそれを受け止める準備は既に出来ているようでもある。真相を悟り決意を固め仄かに色気すら漂わせるとは,なんという演出と演技力だろう!

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ひろちゃんのカレシ

3.0夏には死の匂いがした。

2024年8月11日
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悲しい

知的

難しい

7才の少女ソルを中心に重病(ガン?)で明らかに最後の時が近いその父親、歌手の母親、叔母達、従兄弟達等の近い将来大事な一員を失うであろう家族の一日を淡々と映した映画でした。
本物の家族としか見えない役者さん達の素晴らしい演技を過不足なくとらえた監督は死の匂いの立ちこめた夏の空気をフィルムに閉じ込めたと感じました。

「ミツバチのささやき」の様な少女を主人公とした映画なのかなと何となく想像して観賞しましたが全然違いました、情け容赦なく淡々と死にゆく人とその近しい人達を描写した冷徹な映画です。

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春

2.0一時の幸せ

2024年8月11日
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悲しい

幸せ

病気で療養中の父の誕生日パーティーに参加する為、祖父の家に訪れた少女の物語。

ポスターやタイトルの雰囲気から、勝手にこの冬に観た傑作、コット始まりの夏的な展開を予想していたのだが…。

中々に難しい作品ですね。
特に序盤は、パーティー準備までの親族の様子がドキュメンタリーチックに描かれる。

わかりやすく泣かせにきたりするわけでもなく、淡々としているようでやはりどこか日常ではない彼らの様子は、観ている側に何を伝えようとしているのだろう?

いよいよパーティーが始まりだしてからは、明るさの中にももの寂しさを感じるような。トナの笑顔が見られてよかった。

そしてラストのこの眼差しは…戦慄さえ覚える程。

この時が続けばと…そう思い固まっていたのだろうか?
そしてサソリは…?形を変えて見守ってるとか?

兎にも角にも、退屈ということは決してないが、ワタクシレベルでは、この作品のメッセージをダイレクトに感じ取ることは少し難しかった。

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MAR

4.0夏の終わりの喪失の物語

2024年8月11日
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まず、これは「コット はじめての夏」のような少女の出会いと別れ、そして成長を描いた作品ではない。原題の「Totem」ではさすがに商売にならないだろうから邦題はしょうがないと思うが、少女ものであるかの如くミスリードするのはいかがなものか?あまり取っつきのよい語り口でもないので「?」ってなってしまった人多いのでは?
この作品はその7歳の少女ソルを含む家族の喪失の物語である。家族構成が全て理解できたかどうか自信はないのだが(説明的なシーンが極端に少ない映画なので)この家族は、気道切開で声を失った父親、その長女(お金の心配でいつもイライラしている)、二女(キッチンドランカーで、エステルの母親)、そして末弟のトナ(ソルの父親)で構成される。あと娘、息子の連れ合いとソルの従兄弟たち。
おそらくはこの一家の希望の星はトナだったのだろう。パーティーに呼ばれた友達の多さからいってもトナはアクティブで性格もよく、家族を金銭的、精神的に支えてきたのだと思う。
その彼ががんを患い余命は短い。家族は怪しげな治療法や除霊師に頼りつつも、実はもう駄目だと思っている。だから彼の誕生日に友達を呼び、ひょっとしたらお別れになるかもしれないパーティーをすることとした。
Totem(トーテム)はトーテムポールのそれで、氏族に宗教的に結びついた、端的にいうと祖先神である動物を指す。勢いのある氏族は強い動物をトーテムとして持っている。エンドロールで描かれているヘビやゾウやコウモリやサルなど。
一方、ソルとその家族の周りにいるのはネコやイヌ、鳥、そして昆虫たち。いかにも弱々しい。これらはトナを喪うことで家運が傾くというか、家族が内外に持つパワーが失われていることを指している。
パーティーの終わりにソルと母親はガエターナ・ドニセッテイのアリアの当て振りでオペラのシーンを輝かしく演じる。これがこの家族の「夏の終わり」。最後に望みを聞かれたトナはなにもないと答え、ソルは黙って蝋燭の火を見つめる。家族と別離する予感は限りなく悲しい。この映画の監督リラ・アビレスは若くしてパートナーを亡くしたようであるがその経験が色濃く反映されているのだろう。

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あんちゃん

4.0嫁の気持ちがギュッとくる

2024年8月11日
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予告で見ていた通りのストーリー。
でもひと夏で家族を失いそうな局面にある人々の様子をとても丁寧に、そしてリアルに描いている。

ファザコン娘としては父を失いそうな娘の気持ちに乗っかって涙するかと涙活期待したけど、さすがにソルちゃんは若過ぎた😅
むしろ旦那様を失いそうなお母さんの気持ちでウルウル💧

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らまんば

5.0前情報なく観るのがおすすめ

2024年8月11日
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今年291本目(合計1,383本目/今月(2024年8月度)16本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。

 この作品、ここでは評価割れているみたいですね…。
結局のところ、主人公の少女ソルがおじいんちゃんの家にいったら、なぜかおじいんちゃん家はおおはしゃぎ、少女の年齢からは何がどうなっているかわからず、気が付いたときには…という趣旨のストーリーです。年齢としては「ありうる体験」だろうと思うし、余韻を残すような展開も良かったです。

 一方でこの映画のマイナス点としていくつかあるのが、「登場人物の多さ」で、かなりの人数が集まる展開となるため、一度しか出てこない人物や人名がかなり多いです(あのドローンか何かをやっている少年やら、最初にルシアだったかルキアだったか呼ばれている女性など)。あわせると20人くらいいるんじゃないかと思うのですが、結局はソルとおじいちゃん視線での展開なので、それらは事実上ノイズで、そこが気になったところです(家族制度も日本のものと違うようで、誰が誰かを正確に把握しようにも限界がある)。

 総じてここでは評価は低いようですが、何らか余韻を残すタイプの映画としては良かったかなといったところです。
採点に関しては特段気になる点まで見当たらないのでフルスコアにしています。

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yukispica

0.5here

2024年8月11日
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自分史上no.1に何も起こらない映画「here」を軽く抜き去る退屈さでした。本当に映画は寝ないのですがこれは危なかったです。ドキュメンタリーみたいで役者がお芝居をしてないんだと思います。だから響かない。リアリティとお芝居は別物で有ることを知る事ができたのが収穫でした。

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michi

3.5期待していたのとは違う…

2024年8月10日
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もっと父と娘のやりとりみたいなものを期待していたのだけど、お父さんになかなか会わせてもらえない中での家族達のなんやかやを描くのが中心だった。
ただね、それに興味が無いわけじゃないけど、ずっとそればっかりで、いったい何を観てるのか、って気持ちにはなる。
撮影は良いし、主人公の娘の演技も上手いのだけどね…

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ぱんちょ

3.0何を伝えたいか分かりにくかった…

2024年8月10日
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子供が家族に会いに行く話、それだけの情報で、あらすじ読まずに観ました。

子供目線?の純粋な描写があれば、家族間の他愛ないような話が延々と続いて、

いったい何を観せられてるんだ?と思ってたら、最後は難解。

意味が分からなかったんだけど、終わってから調べてみて意味が分かりました。

ぬるく、薄く、淡々としてて、眠くなる。

ウトウトしながら観ました。

自分には響かなかったですね。

『ミツバチのささやき』や『エル・スール』のビクトル・エリセ監督っぽさを感じました。

これから観る方は、あらすじを軽く読んでおいた方が分かりやすいと思います。

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RAIN DOG