「予告とチラシでだいぶミスリードされた作品」夏の終わりに願うこと ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
予告とチラシでだいぶミスリードされた作品
亡くなる寸前であろうお父さん(主人公ソルの)に、家族・親族・友人たちが
いろんなメッセージを送るパーティーのシーンがクライマックスになっていて
最近母を亡くした私は、母のことを思い出しながら観ていました。
そもそも、そういう映画だと思っていなかったんですね。
主人公の女の子ソルの視点で、お父さんにお別れをしていくまでのプロセスを
描いた映画で、きっと号泣するに違いないと思っていたわけですが
全然違いましたね(笑)
家族なんですよね。家族としての視点。
視点というと、やはりそこは子ども視点なんだけれど、そこから観た
お父さんにお別れをしていくための準備と生前のお別れパーティー的な
そういう話でしたね。
これってドキュメンタリー?というくらい、その1日だけを切り取った映画なんですよね。
ストーリーがあるというより、お父さんとお別れをするためのパーティー実施の1日を描いています。
なかなかな切り口ですし、つくりあがりも素晴らしい映画だなとは思いましたが、
私としては、『コット』的な主人公の女の子視点を期待していたので、
そこはちょっと期待とは違っていましたね。
※予告とチラシを観る限りは、そういう映画だと期待してもおかしくないかと思うんですね
それにしても主人公ソルは良い味を出していました。
演じた子役、ナイマ・センティエスちゃんには今後も期待しております。
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