「一時の幸せ」夏の終わりに願うこと MARさんの映画レビュー(感想・評価)
一時の幸せ
病気で療養中の父の誕生日パーティーに参加する為、祖父の家に訪れた少女の物語。
ポスターやタイトルの雰囲気から、勝手にこの冬に観た傑作、コット始まりの夏的な展開を予想していたのだが…。
中々に難しい作品ですね。
特に序盤は、パーティー準備までの親族の様子がドキュメンタリーチックに描かれる。
わかりやすく泣かせにきたりするわけでもなく、淡々としているようでやはりどこか日常ではない彼らの様子は、観ている側に何を伝えようとしているのだろう?
いよいよパーティーが始まりだしてからは、明るさの中にももの寂しさを感じるような。トナの笑顔が見られてよかった。
そしてラストのこの眼差しは…戦慄さえ覚える程。
この時が続けばと…そう思い固まっていたのだろうか?
そしてサソリは…?形を変えて見守ってるとか?
兎にも角にも、退屈ということは決してないが、ワタクシレベルでは、この作品のメッセージをダイレクトに感じ取ることは少し難しかった。
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