「介護職員である私が見ると、普通の人達に見えてしまった。」アダマン号に乗って ジュンヤさんの映画レビュー(感想・評価)
介護職員である私が見ると、普通の人達に見えてしまった。
この映画は、精神疾患がある人達のデイケアサービスをアダマン号という船で行っていて、そこでの利用者さん達の会話をメインにしたドキュメンタリーです。
なので、面白い面白くないは置いといて、私自身が知的障害、身体障害の方の介護を仕事にしているので、興味があって視聴しました。
美しいセーヌ川に浮かぶアダマン号で、生き生きとした利用者さんが会話をしたり、絵を描いたり、作曲していたり、みんなが自由に伸び伸びをした時間を過ごせる素晴らしい施設だと思いました。
その反面、私が普段仕事で感じている悩みなどが全く描かれていなく、そこはどうなんだろう?と思いました。
それは人によりますが、同じ話や明らか嘘を毎日のように何百回も聞かされて、真面目に聞いてるフリをする事が地味に大きなストレスになる事です。
職員はなんとか我慢しますが、利用者同士だとそのストレスに耐えきれず、喧嘩になる事がしょっちゅうあります。
映画で一回聞く分にはいいですが、エンドレスに繰り返される同じ話を想像してしまって、
あまり感動とかはなかったですね。。。
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talismanさんのコメント
2023年4月29日
そうですね。いくら押しつけない映画監督でも編集はするし、あ、この人は多分いつも同じ内容の話をスタッフや仲間に入ってるだろうなあと想像できました。だからか、ドクター始めスタッフも適宜、交代して新入りさんを入れているのかな?と思いました